劇場公開日 2011年8月27日

「よりよい未来へ」神様のカルテ いずるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5よりよい未来へ

2011年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

櫻井の黙考する姿は良いものだ。と誰かが言った気がします。
映画の雰囲気は十分あります。
すこし、現代医療機器があれだけ出ているのに、昭和の雰囲気を保ったままの
旅館に?となりましたが、そういう人が現存していることもありましょう。

より技術を高めるために(高めれば高めるだけ救える人も増えますから)
医院に行くという選択もあったでしょう。
しかし、ハートフルな終わりというものは現状維持であることが多い。
それを象徴する櫻井。

簡単に変わってしまう現代への反抗として懐古趣味が流行り、
時代の変遷は冷酷なものとして描かれる。
しかし、人生への門出を選び前へ進んだ学士どの。

現状維持と革新。
二つの違った選択を書くことで、どちらも肯定しているやさしい映画です。

いずる