劇場公開日 2011年8月27日

「登場人物すべて愛すべき人でした。」神様のカルテ 未散さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5登場人物すべて愛すべき人でした。

2011年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

萌える

原作の2巻読んでいるので、配役が原作のイメージと違うなと思いながら出かけました。でも映画としては素晴らしい映画でした。医者として不眠不休の仕事をしながら、先進医療の大学か地域医療か悩みながら、一人の人間として、周りのの人間にささえられながら、成長していくイチを演じる櫻井君。抑えて演技しているのがわかります。それの良き理解者ハルとのコンビは理想の夫婦だと思いました。アパートの住人が夢破れて、故郷に帰るときイチが言った言葉に涙ぐみました。アパートの住民も、本荘病院の人達も心が繋がっていると思いました。癌患者としても、そこまでくるまで、心身ともに相当苦しい思いしているので、お医者さんのちょっとしたやさしさに心すくわれると思います。松本の美しい景色と辻井さんの音楽も素敵でした。

未散