「休日に家でDVD見てマッタリするならこれでも良いかもね?」キス&キル Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
休日に家でDVD見てマッタリするならこれでも良いかもね?
白と真赤なビビットな配色のポスターがとても印象的だったこの映画見逃していたので、DVDレンタルして観ました。
ラブコメ・ドタバタ劇が好きな方には、ちょっとお薦めの作品かも知れない。
週末ののんびりとした時間に、特に何かする事が思いつかな無いと言うお二人組には、肩も凝らずに、何も難しい理屈や知識が無くても、只画面を楽しみたいと言う人にはお薦めの1本になるかもしれないね。時間の尺も丁度良い感じだね。
主演を演じているのは、「バレンタインデー」で人気を博した、アシュトン・カッチャーだ。
私は大分前の作品だけれども、彼の出ていた作品では、「バタフライ・エフェクト」が最高に面白くて大好きな作品だった。「バタアフライ・エフェクト」は「バック・トゥー・ザ・フューチャー」同様に、或る過去の出来事を変化させてしまうと、今存在している筈の現在は消滅して、その代わりに、代えてしまった過去の後の未来となった現在の状況に、どの様な影響の変化が生れるか?どう言う風な影響を受けて生活が変化してしまうか?と言う実際の、私達の実人生に於いては絶対に体験する事が出来ない現象を映像として見える形にして物語として描いて魅せてくれる作品であるだけに、映画としては面白味が増す、異次元空間にタイムスリップしてしまったようなお話で、大人のお伽話だもの、トリックなので、意味は無いと分かっていても、映像としては様々な展開を考えられるので、映画の描く世界として時間軸に縛られるルールが無い為、リアリティーのある展開を作る必要も無く、タブーも無い分面白さの世界は限りなく増大する。有る意味そうなると洗練されたセンスの良さが要求され事も有るかも知れない。
話しが逸れてしまったが、そう言う訳で、おのアシュトンはこの手のラブコメ女優のお相手役としては最高のキャラだと思う。
タレ目の好感が持てるイケメンで、その上ナイス鍛え上げた身体とくれば、ラブ・ストーリー映画ファンの女子には御機嫌の俳優さんだと思う。
そしてまたお相手役の女優さんは、キャサリン・ハイグルだもの、テンポも軽妙でナイスですよ。それに声が可愛いしね。
少しばかり退屈なお決まり型な展開で、おバカなコメディー映画でもこの2人が出演しているなら、御機嫌になれるのだ。
そして監督は、ロバート・ルケティックとくれば「キューティーブロンド」でお馴染みの今最も面白いコメディー映画を制作する映画監督だもの、娯楽としては充分楽しめるね。
そして、物語は後半少しばかり、サスペンスと言うか、スペンサーの首に賞金を懸けたその張本人とは誰か?という謎解きを推理して見る展開になるのだ。
それは映画を観てのお楽しみだけれども、仲良し町内会メンバーであった筈の御近所の住人の総てが、実はスペンサーとジェニーの暗殺者と様変わりすると言うこの辺りも、有り得ないナンセンスさがとっても楽しみな見所の一つとなっています。休日の暇潰しの映画には持ってこいのハートウォーミングな家族映画の1本です!