「永遠と切り札」仮面ライダーW(ダブル) FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ k elow2@アカウント作り直しましたさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠と切り札
仮面ライダー史上、最高かつ最凶の映画。
これまでの敵ライダーは大体、サブライダーや主役の基本フォームあたりを圧倒して強さを見せるが、エターナルは初戦でWの現状最強戦力であるエクストリームを圧倒し、変身不能にまで追い込んでおり、格別に強いことがわかる。エクストリームと言えば相手を分析に弱点、隙をみつけ、的確な攻撃を繰り出す最強フォームだが、エターナルは軍人の為、弱点や隙をみつけていたとしても圧倒的戦力差で手も足も出ないという。強い。
過去最強に強いライダーなのかもしれない。
敵がダブルのメモリを使うというライダーの力の元は怪人というコンセプトを上手くつかった展開。
さらに時系列では前話のオールド回やビースト回で翔太郎では最強のWになれないと散々言われていた翔太郎が逆転の鍵となる切り札を引き寄せるという火傷しそうなほどアツすぎる展開。今ライダーになれるのは翔太郎1人しか、頼れるのは翔太郎しかいないという最強にアツい展開。メモリの相性もありスペックは低いが感情にシンクロしジョーカーメモリが本来以上の能力を発揮するというのも面白い設定だ。
ちなみに照井の変身はこれが一番かっこいい。
ラストのWの変身シーンは桐山蓮案の最強にアツイ肩ポン変身。
CJGXもメモリの相性によるもので、風を吸収し強化するサイクロンと感情にシンクロするジョーカー、取り込んだメモリの能力を極限まで高めるエクストリームの力で能力が大爆発した究極フォームという上手すぎる展開。過去の依頼人たちが起こした風都の風もアツイ。
Wの基本フォームがサイクロンジョーカーであったからこその逆転という展開。
たしかにサイクロンアクセルエクストリームなら対テラー、対ミュージアムには最適だったかもしれないが、エターナルは間違えなく翔太郎とのWでなければ勝てなかったという、どう考えればこんなにも上手い展開の脚本がかけるのかという関心しかない。三条さん凄い。
最後のシーン。
ウルトラマンはデカイから、街のみんなに見守られながら戦うが、仮面ライダーは普段人知れず戦っている。
それが今作のラストは風都の全員がWの戦いを見守っているという仮面ライダーには珍しいシーンで、普段それがないから故のアツさがある。
過去最強の敵ライダーをあのWが、あの2人が倒したっての、エモくない?