キック・アスのレビュー・感想・評価
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ただの子供だましと思って観たら痛い目にあう
まず、子供騙しのコミックものだと思って観たら痛い目に遭うので気をつけた方がいい。
たしかに善玉と悪玉がいて、勧善懲悪のヒーローものの皮を被ってはいるが、その中身は「力ある者が勝つ」という善者ぶらないメッセージだ。R15+指定でありながら、作品の中では11歳ほどの少女がヴァイオレンスを繰り広げ、悪に勝つのは正義ではなく力であるという表現には容赦がない。
ところが、この作品を「Vフォー・ヴェンテッダ」のようなヴァイオレンスものと判断するのは早計だ。
まず明るいのだ。主人公の高校生デイヴは彼女もできないごく普通の男の子で、そのダメぶりと思春期を描く青春ドラマの側面を持つ。
“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)と“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)の父娘にしても、親子の情愛と信頼がよく伝わってくる。
むしろ過激な描写は、製作者に名を連ねるブラッド・ピッド特有の狂気が織りなすテイストが強く反映されたととれる。
13歳のクロエ・グレース・モレッツがいい。動きにキレがあり、将来が楽しみだ。銃を撃つときの唇の動きはスタローン並みだし、小さな身体でも銃器がよく似合う。ぜひアンジーとの競演を見てみたいものだ。
*これにて2010年の映画の見納めとなりました。
娘に銃口を向ける父親のやさしい配慮にも泣いてしまった。
米で大ヒットし、日本でも単館上映だったのが立ち見も出るほどの盛況で拡大上映された。よかった。
コミックオタクの平凡な高校生デイヴが緑と黄色のダサいコスチュームを着て、街の悪人たちの前に立ちふさがる。
「スパイダーマン」のオマージュのようだが、デイヴには特殊能力も格闘技術もない。
あるのは、打たれ強さだけ。
でも、ギャングたちを前に、正義の主張をする勇気は、かっこいい。
一方で、「バットマンとロビン」のオマージュでもある中年男と11歳の少女の父娘。
「子連れ狼」で拝一刀が大五郎に手鞠と日本刀どちらかを選ばせるシーンが頭に浮かんだが、少女は父を喜ばせるため、お人形よりもバタフライナイフを選ぶ。
娘に銃口を向ける父親のやさしい配慮にも泣いてしまった。
B級テイストだけど、アクションシーンも安っぽさは全く感じない。
場面場面で流れる選曲もいい。
最後に゛切り札゛も現れて、続編も期待できる。
この映画、甘くみてはイケナイヨw
なぜって、11歳の少女が過激に華麗に殺戮しまくり。
人が爆発したり潰れたり色々、だからなのかなんなのか、
なぜか前売りもなく、上映館も少ないというこの作品
どうやら大手映画会社の配給がつかなかったのが原因?
監督自らが資金繰りをしインディーズ映画となったみたい。
(ブラピがプロデュースでもダメなんですかねー)
何しろこの映画で活躍するヒロイン“ヒット・ガール”
演じる(クロエ・モレッツ)ちゃん。
殺し屋ロリータとして、キュートな見かけでカッコ良すぎw
今年の「ゾンビランド」なんかともタイプが似てると
思ったのが、イケてない草食系ヲタク男子“デイヴ”
(アーロン・ジョンソン)主役でありながらちっとも
強くないけど、、、無力なヒーロー“キック・アス”として
がんばるメゲナイ精神や等身大の素直さが何ともチャーミング♪
一方で昔の因縁で犯罪組織を本気でつぶそうと日夜訓練し
たくらむのが”ビック・ダディ”(ニコラス・ケイジ)と
クロエちゃん親子。こちらは本気で強いとこが見所☆
登場シーンがインパクトありすぎて笑いましたw
(キャッチボールでもするかのようなノリで、
娘に防弾チョッキ着せて、その娘に銃をぶっ放すパパ)
でもって、まさかクロエちゃんがあそこまで
バッサバッサと切りこむとは思わなかったのでビックリ。
少女にそんな下品なセリフを、、、そんな殺人を、、、
なんて気にする間もないくらいの軽快な勢いですw
その他、こまか〜い部分でヒーローヲタクの愛や
歴代有名ヒーローへの賛辞を感じる憎い演出もあったり
あと主役のヘナチョコヒーローのラストの見せ場が
純粋に素敵だったりで◎
大手が作るアクションヒーローものに飽きてる人なんか
どストライクなはず。
昔と違って少し不健全にリアルに偏ってないと
物語に入り込めない、これも時代のニーズなんだぁね〜w
観て損はないと思います(子供にはオススメしないけど)
キック・アス改めヒット・ガール
最初に断っておきます。
私はロリコンではありません。
もう一度云います。
私はロリコンではありません。
念を押してもう一回。
私はロリコンではありません。
さて、お分かりになりましたね?
この映画最大の魅力は主人公デイヴが変身した『キック・アス』ではありません。
そう…真の主人公は若干11歳のジェノサイド少女ミンディの変身した『ヒット・ガール』なのです!
『ヒット・ガール』!!!!!いぇあ!!!!!
ヒット・ガールはカワイイだけじゃないのです!それだけならただのコスプレ少女!
殺人スキルが兎に角、凄まじい!悪党に容赦のない一撃を喰らわす迷いの無いエクスターミネートに次ぐエクスターミネート!銃や刃物で軽々とマフィアを蹴散らす!凄い!たまらない!そして、好きだ!
物語のここがこうだ!あそこがあれだ!とか語る気にならんのですよ!
ヒット・ガールの存在の前では全てが霞む!
ああ~、夢の様な時間だったなぁ…。
キック・アス?誰それ?知らんなあ…
目に写ったのは、ヒット・ガールだけですね。
劇場で至福の映画体験を!
クロエちゃんで胸がいっぱい
「親子で鑑賞」
2010年、最後の最後にとんでもない映画がやってきた
「素晴らしい」の一言です。
平凡な青年がヒーローに、という設定はよくありますが、このキック・アスはヒーローになっても平凡です。とある彼の長所の理由についても「若干」のリアリティによって説明されており、その配慮に心地よさを感じます。
映画の目玉としては、何といってもクロエ・モレッツ演じるヒットガールでしょう。「彼女が主役だ」と言わせんばかりの大きな魅力があり、「怖~い大人たち」相手に「正真正銘の新世代」として、大立ち回りを繰り広げる、危険さ、美しさを含んだその狂気的な勇姿にただ圧倒され、本格バトルはカタルシスを増幅してくれます。
シークエンス毎の演出も見事で、単なるギャグ映画だと思って観に行くと、良い意味で完全に裏切られます。骨太の人間ドラマが用意されています。笑いとシリアスのさじ加減は絶妙で、加えてBGMの選曲と使い方がこれまたセンス溢れるもので、内容への没入度を高めてくれます。グロテスクな表現が一部にありますが、これも度を過ぎる事はありませんので、嫌悪感は生まれないはずです。さじ加減を心得ている映画です。「このシーン、まだ終わらないでほしい!」そんな気持ちにさせられるまことに貴重な映画です。公開が小規模であるのが大変もったいない。資金調達関連の話などをみるに製作に苦労したのでしょう、しかし製作陣の魂が込められている。それこそが今年のベストを争える大傑作映画であると思います。
敢えて原作やアメコミのパロディなどに触れませんでしたが、「知らなくても楽しい」ということです。むしろアメコミを知らない人でも知っているような有名作品の引用(『バットマン』『スーパーマン』ネタ等)もあるので、「あ、もしかして!」「このネタは知ってる!」その点でも楽しめるかもしれません。もちろん熟練のアメコミファンも楽しめるのは言うまでもないでしょう。
2010年、最後の最後に、とんでもない映画がやってきた、という衝撃を受けました。
これぞ映画!この映画の名は『キック・アス』
この映画、オススメです。
2010年を代表する大傑作!
This movie is just AWESOME!!!
4月に全世界で公開されて大絶賛を受けた映画です。米国でリリースされたブルーレイを購入して見ました。感想は一言AWESOME!!
最高でした。ジャンルはコメディかと思いきや、シリアスな青春もの、バイオレンス、ヒーローものと一言で言えない映画です。子供たちが登場するヒーローもののため、子供OKかと思いきやかなりバイオレンス描写(あまりにグロくて笑っちゃいますが)が激しく米国ではR指定です。我が家でも小学生の子供には見せられませんでした。
あらすじは「主人公はAaron Johnsonが演じる目立たない高校生デイヴ。彼がコスチュームを着てKick-Assという名のヒーローを演じるうちにふとしたことで有名になってしまい・・・。」といったところです。実は主人公の成長がメインではありますが、それと並行してHit-GirlやBig-Daddy(ニコラス・ケイジ)という個性的な少女とおじさんが登場し、彼らにも大きな秘密が隠されております。こちらの2人のからみがこの映画をさらにユニークなものにしています。Hit-Girlがとにかく元気で最高なんですが、これを演じるのがChloe Moretz。彼女は「500日のサマー」で主人公にアドバイスするこましゃくれた少女を演じていましたね。主人公のAaron Johnsonは"Illusionist"でエドワード・ノートンの若いころを演じていました。近日公開予定の"Nowhere boy"で若きジョンレノンを演じます。将来楽しみな若年俳優です。
クライマックスのHit-girlのアクション・シーンは最高です。何度も見てしまいました。
アメリカの人気コミックが原作の本作品。パート2の製作も決定しています。2010年もっとも笑って、楽しんだ娯楽映画です。12月にやっと世界最遅で日本公開になるようですが、日本語字幕なくても十分楽しめますので、米国ブルーレイもおすすめです。円高ですし。ヒーローものやSFファンには15000円出しても惜しくないくらいの映画です。是非、見てください!!
まさにKick-Ass
the best of this year
Simply great! all thumbs up!!!
You will regret if you do not watch.
Good Job
始まってすぐ また役に立たない超能力もったヒーロー者なのかなと 思いつつ
B級臭さ 臭いつつ とりあえず見てやるべと 半分あきらめつつ観てました
主人公がウェンツに見えつつコメディなんだぁと思いつつ アメリカンギャグ連発w
と思いつつ そして あの11歳?のヒットガールが出てから映画は一気に盛り上がっちゃいます 言動行動が全て子供ではないw 映像的にキルビルにも似た雰囲気もあり この子供なんじゃぁ~スゲェーーwとまじ関心 この動きあり得ないっしょwと思っててもカワイサ込みで 引き込まれる引き込まれる
ソルトでのアンジーのアクションがクソに思えた(俺もひでぇこと言うなぁwユルシテw)
ロリの殺し屋なんか日本じゃまじウケルね 完全なるジャパニーズ萌えだ 監督よくぞ撮ってくれた コレは みんな得w と心の中でひっそり思い
続編あれば 彼女の学園での大騒動なんか最高にうけそうだ 彼女達が成長するまえに作ってほしいと
心の中でひっそり思った
以上!!!!!! この映画2回は最低観たくなるぜ!!
1日でも早い公開を!!
『キル・ビル』系、圧倒されます。
コミック原作のこの映画、一癖も二癖もあって きっと賛否両論になるかと思いますが“エンターテイメント重視”なら完全に アリです☆☆☆
ただただ面白いだけじゃなく、アクションも ストーリーの流れも個性的。 身近に感じる出来事から アメコミ・ヲタ君が立ち上がった! (なんちゃって)ヒーロー誕生。 事件に巻き込まれ、そこへ現れたのは 敵?ではなく別の(胡散臭い)ヒーロー、またヒーロー。 事件現場も かなり近所(庶民的)。 で、事がどんどん大きくなっちゃって、どーしようもなくなって… どーする?!というお話。
激しいアクションゆえに、血も見ます。 残虐です。 グロいです。 でも、観てしまいます。。。 ちょっと中毒?(笑) 出演者同士の会話が笑えます。 小さな女の子が出てくるのですが、彼女のセリフが(到底 こどもが言わないセリフで)また笑えます。
まずは主人公、デイブ。彼が キック・アァスに衣装替え、じゃない変身します。 貧弱レスラーみたいな風貌で、いろいろやってくれます。 主演のアーロン・ジョンソン、何気にイケメン☆ 若干20歳で子持ちの彼、フィアンセ(もう奥さまかしら?)は43歳だそう。。 ass kickin`
ここにも出てましたねぇ、マフィアがお似合い マーク・ストロング。 今回はハゲに加えて お顔にも傷を作って登場。 コミカルな作品なので、マーク独特の凄みを効かした演技は オマケ程度。 いつもは静々と歩いて「殺(や)れ」と指示するタイプなのが、意外とどうして アクションもこなしてましたよ。
そしてこの子が凄かった!! ミンディ役のクロエ・モレッツちゃん。 セリフも表情(演技)も、大人顔負け。 アクションはスタントを使ってるにしても、素晴らしい動きです。 そう、まさに『キル・ビル』系。 前半は、“子供にこんなことさせるなんて…”と一般常識がちらつきましたが 途中からそんなの小島よしお。ヒット・ガールもっとやれー!行けー!って 手ぇ叩いてました。 『アイ○ンマン2』の○カジョより 数段うえ行ってます。 ちなみに ミンディ変身コスチュームのベルトのHGは “ヒット・ガール”です、お間違えなく。
ミンディの父ちゃん役が ニコラス・ケイジです。 娘の鍛え方がハンパない親父。 やってることがサターン並みなのに、どこか憎めない。 今回は控えめ二コちゃん。 若作りしてないところが 好印象。
とにかく観てもらって、いろんな人の感想を聞いてみたいです。 ツボにハマったアナタは かなりマニアックぅ!(笑)
P.S. ブラッド・ピットが製作に関わってる映画だとは 知りませんでした。 彼、センスあるね!
素晴らしい!!!
これほどの映画体験は、そうそうあることではない。最高のアメコミ映画であるだけでなく、最高の映画の一つと言ってよい。これをスルーする日本の映画配給会社の目は一体どれだけ節穴なのか。見る映画を決めるのは我々観客であって配給会社ではない。そして「キック・アス」は絶対に劇場で見るべき傑作だ。
主人公のアメコミファン高校生が、スーパーヒーローにあこがれてコスチュームに身を包み、悪者退治をするコメディー、…では終わらないのである。確かに学園青春コメディーとしても上出来なのだが、その中身は、「キル・ビル」のような激しいバイオレンス・アクションの復讐劇なのだ。「キル・ビル」との大きな違いは、ザ・ブライドには大して感情移入できないが、本作の登場人物は観客の心をつかんで放さないという点だ。ヒット・ガールことミンディーは、映画史上、最もかっこいい女の子であるのは間違いない。父親の特訓を受ける冒頭場面の可愛らしさから、終盤の恐るべき戦いぶりまで、片時も目を離せない。演技だけでなくほとんどのスタントもこなしたクロエ・モレッツの将来が約束された作品だろう。
脚本も非常によく出来ている。青春コメディーと復讐劇の組み合わせ、またコスチュームヒーローが四人いるという設定にもかかわらず、全ての登場人物の全ての話に意味がある、密度の高い物語になっている。前半のペースが遅めなのは計算ずくであり、後半で収束してクライマックスに突入する加速感が素晴らしい。音楽とのシンクロも完璧だ。
これが本当はどんな映画なのかを知らずに、見ない人がいるかもしれないが、それは映画ファンとしてはあまりに大きな損失である。しかし私のように、コメディーと思って見に行くのも良いかもしれない。常に観客を裏切ってテンションが上がっていく、非常に貴重な経験をするだろうから。
本当に震えるほど面白かった!
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