マザーウォーターのレビュー・感想・評価
全29件中、21~29件目を表示
個人的には好きですが(笑)
個人的には好きです(DVDも買います)が、これは映画ではない、とは思います。なにごともおこらない日常を描いているというより『かもめ』出演者たちの京都らしくない京都でのイメージビデオを撮っている感じです。作中一番の展開が、もたいさんがいつものお豆腐屋さんの前を素通りしていくくらいですからね(笑)映画として評価はできません。
が、ただただこのキャストと雰囲気が大好きな私にとっては、とっても癒やされるイメージビデオでした。
「かもめ食堂」シリーズではない。
まず「かもめ食堂」の名前が出るのは宣伝の為であって、いわゆるのっかり商法と思えます。
「かもめ食堂」のシリーズと言えるのは、「かもめ食堂」「めがね」「トイレット」の3作品だけ。いずれも監督と脚本が、荻上直子さんです。いくらスタッフが同じでも、脚本と監督が違ったらもう別次元のものです。ボクも「プール」を観るまではまったく気がついていませんでした。鑑賞中に何かもやもやしたものが頭から離れず、スタッフロールで「あっ」となったわけです。
「プール」とは監督も脚本も違いますが、やっぱり本作品でも期待は裏切られたように感じられるのがボクだけじゃないのは、評価の点数をみればわかります。
「かもめ食堂」のあの雰囲気と演出の間合いは、やはり荻上監督しか出せないのです。もうシリーズと銘打って観客をだますのは止めて欲しいです。
マザーウォーター
画像と出演者がキレイという印象しか残らなかった。
精神的につかれている人にはいいのかもしれない。
会話それぞれのつながりや意味がわからなくて、私は最後まで見ることができなかった。「毎日同じことを繰り返して」というコンセプトなのかもしれないが、そうだとすればリアリティに欠けので、わかる人にしかわからない映画かもしれない。
山崎、豆腐、パン
実は別にこのシリーズのファンってわけではないが、
小泉今日子、
市川美日子、
に惹かれて観た。
京都の片隅(京都感はないほんとに片隅)で生きるそれぞれの人々。
彼、彼女らが少しずつ交わり生きる日常。
何が起きるわけでもなく、
ただ時が流れて、
自営で、カフェやバーや豆腐屋を営む人々のゆるりとした日常。
邦画らしい映画。
フランス映画みたいなまったり感。
これがある意味、邦画の最もまったりなジャンルのスタンダードな気がした。
邦画らしいPOPさ、
邦画らしいアクション、
邦画らしいミステリー、
邦画らしいダメな恋愛映画などなど、
邦画らしさは色々あるけど、
まったり邦画はこの空気感なんでしょう。
退屈な人には退屈だし、
もしかしたらDVDで観てたら最後まで観れないかもしれない。
チケット買って、映画館で集中して、
暗闇にぼんやり浮かびながら観るのが心地好い。
ゆるりと流れる世界に、
現実の慌ただしさが嘘みたいで。
シンプルに受け止め生きていこう、と元気づけられたりして。
よかった。
久々に良い映画みた感じがしたなぁ。
豆腐が食べたくなり、
山崎が飲みたくなり、
カツサンド?が食べたくなり、
だしまきたまごも食べたくなり、
コーヒーも飲みたくなり、
北欧家具に囲まれたくなる、
そんな映画。
レビューサイトでは賛否両論ですが、僕は好きですー。
食べて歩いて歩いて食べて飲んで飲んで歩いて食べて
かもめ系は一通り観ているつもりでして、何も起こらない、まったりとした、その中の会話を 高尚に楽しむ映画ということは、理解して、覚悟の上で、鑑賞に向かいました。
退屈だと感じたら、それは修行が足りないということでしょう。
が、諸先輩やごく普通の方のご意見を拝見して安心しました。
睡眠不足なら途中居眠りしても全然大丈夫なことは、一緒にいったものが証明できました。
どうせ、
食べて歩いて歩いて食べて飲んで飲んで歩いて食べて
といってましたが、まったくそのとおり
それは、かもめなんだからちっともかまわないのですが、おじさんが取っても気になったのは・・・・・
ぜ~んぜん京都じゃない。
風景も京都じゃなくても撮影できるごく普通の風景
それにはがっかり
脇役にでも、京女のひとりでも入れていればまだしも、こんな関東弁なやつばかり、おらんちゅ~ねん
あかんよこれは
大昔、数年だけ京都に住んでいたおじさんが、折角京都を感じたかったのにそれは踏みにじられました。
このプロジェクト、海外ロケのほうがよいと思います。
ちょっと国内をやるには甘すぎ
衝撃の体験!
11月1日新宿ピカデリーにて観賞。
最終回だったので客も少なかったですが、当然の事ながら女性客が多かった。
または自分のように恋人の付き添いで来ている感の男性もいました。
…この作品のゆるさについていけません。
もたいまさこが出てくる度に笑っている隣のカップルが全く理解できませんでした。
こんな映画は始めてです、これは映画と言えるのでしょうか?これをわざわざ映画にする必要があるのでしょうか?
「かもめ食堂」や「トイレット」とは似て非なるもの
まったりとして癒されるようなちょっと羨ましい生活、そこに「食」を持ち込んだスタイルで、ひとつのジャンルを築いてきたプロジェクトによる新作。
何が起こるというわけでもないお馴染みの展開だが、今作はただひたすら眠くなる。観ていて飽きる。わたしはこの手の映画を脱力系と呼んでいるが、気負わない普段の生活を送る、いわば人々の生態に興味を惹かれるから飽きないのだ。
テーマの“水”だが、ふた通りの要素が描かれる。その土地に馴染む、いわゆる[水に馴染む]と、水と生活との直接的な関わりだ。
水に馴染むという部分が人間模様を反映するわけだが、登場人物7人がまったく同じ流れになってしまっている。河にも速い流れのところと遅い流れのところがある。7人も使って、どこを見ても同じ流れでは、河を眺めていても飽きようというものだ。
水と生活の関わりにしても、水割りだのコーヒーに豆腐屋と銭湯というのは、あまりに安直すぎる。そこに水の音だけ被らせてもドラマは生まれない。水を使って分厚い鋼鉄を切断する工場でも出てくれば面白いだろうが、設定にまったく機転が利いていない。おまけにカメラは左回りにしか動かず、そのワンパターンの映像に睡魔が襲ってくる。
もうひとつのテーマ、「食」に関しては、かき揚げが見た目にも美しく、油のはぜる音が食欲をそそるが、けっきょくいちばん美味そうだったのは豆腐だったというのは物足りない。
小泉今日子と加瀬亮は演技しているというより、ほんとに自然体で、作品の小さな世界に文字通り水のように溶け込んでいた。対して小林聡美は、どこか計算した演技になって鼻につく。もたいまさこは相変わらずの珍獣ぶりで、すっかりシリーズの顔になった。
河の流れの中を、あっちにこっちに行き来して目を楽しませる小さな落ち葉の役を赤ん坊に託したのかもしれないが、川面は描けても川底の営みは伝わってこない。
「かもめ食堂」がなぜ成功したのか、小さな生活圏に人々が集まる楽しさと、人々の思惑が空気のように伝わってきたからだ。「プール」あたりから、計算が先立って、人工的な自然体になっている。「かもめ食堂」や「トイレット」とは似て非なるもの。
なんだかな~
『かもめ食堂』のシリーズです。
今度は京都が舞台。
この手の中で、アタシはドラマの『すいか』が一番好きでした。
『かもめ食堂』も良かったですが。
何気ない日常を描いています。
特段何が起こるわけでもない淡々とした、けれども穏やかな日々。
・・・と思ったのですが、観進めていくうちに・・・
何だか心地悪くなっていきました。
ヘルシンキで聞く日本語には違和感なかったのですが・・・
京都で聞く異邦人3人を含む男女の標準語はなんだか奇妙でした。
それはアタシが関西出身だからかもしれません。
京都が舞台なのに、景色はポストカードのように映し出されていますが、京都の「人」とほとんど交流が無い。
京都に何しにきたんだろう。
水が美味しいところならば、京都で無くても良かったのに。
なんだか、京都に馴染めない異邦人だけでつるんでる感じ。
あと、今回はそこまで「食」がエッセンスになっていないのも残念でした。
確かに美味しそうではあるのですが、そこに絶対必要な、匂ってくるような「食」かというとそうでもない。
ただ美味しそうなだけ。
もたいさんの住まいもなんだかな・・・な。
それこそ京都舞台なんだから町家とかだったら雰囲気でるのに。
俳優さん達は好きなんだけど・・・。
事件は起こらなくても良いし、何気ない日常を描くのも好きなのですが、
何かアタシには違和感の残る映画でした。
でも、ゆったり日々が流れる光景とかは良いですよ。
アタシと合わなかっただけだと思います。
あっ、決して睡眠不足で観てはいけません!!(* ̄m ̄)笑。
全29件中、21~29件目を表示