劇場公開日 2010年10月30日

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「山崎、豆腐、パン」マザーウォーター TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5山崎、豆腐、パン

2010年11月7日
PCから投稿

楽しい

幸せ

実は別にこのシリーズのファンってわけではないが、
小泉今日子、
市川美日子、
に惹かれて観た。

京都の片隅(京都感はないほんとに片隅)で生きるそれぞれの人々。

彼、彼女らが少しずつ交わり生きる日常。

何が起きるわけでもなく、
ただ時が流れて、
自営で、カフェやバーや豆腐屋を営む人々のゆるりとした日常。

邦画らしい映画。
フランス映画みたいなまったり感。
これがある意味、邦画の最もまったりなジャンルのスタンダードな気がした。

邦画らしいPOPさ、
邦画らしいアクション、
邦画らしいミステリー、
邦画らしいダメな恋愛映画などなど、
邦画らしさは色々あるけど、

まったり邦画はこの空気感なんでしょう。

退屈な人には退屈だし、
もしかしたらDVDで観てたら最後まで観れないかもしれない。

チケット買って、映画館で集中して、
暗闇にぼんやり浮かびながら観るのが心地好い。

ゆるりと流れる世界に、
現実の慌ただしさが嘘みたいで。

シンプルに受け止め生きていこう、と元気づけられたりして。

よかった。
久々に良い映画みた感じがしたなぁ。

豆腐が食べたくなり、
山崎が飲みたくなり、
カツサンド?が食べたくなり、
だしまきたまごも食べたくなり、
コーヒーも飲みたくなり、
北欧家具に囲まれたくなる、

そんな映画。

レビューサイトでは賛否両論ですが、僕は好きですー。

TOKUSHI