アデル ファラオと復活の秘薬のレビュー・感想・評価
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予告編は詐欺だけれど・・・
原作がコミックだということで、僕もそうだったのだけれど、予告編やチラシから「女性版インディー・ジョーンズ」を期待して行った人は完全に肩透かしを食らわされたようなものですね。 ハリウッド万歳!って方は、もうその段階で「金返せ!」ってことになりそうですが、しかし、フレンチ・コメディの好きな人は、そこで気を取り直して観方を変え、パロディ満載のフランス的ユーモアを存分に楽しむことのできるシャシンです。 そして、有能な女優を発掘する才能に長けたリュック・ベンソンに、今回見出された「お天気お姉さん」出身のルイーズ・ブルゴワン嬢が良いですね。破天荒な女主人公のキャラクターを嬉々として演じていました。 それから、ラムセス2世をはじめとする復活したミイラたちの思慮深く、優雅なこと! 言語を大切にするフランスにあって、エジプト古王朝時代の音声言語が不明なことから、ミイラは蘇生前も眼が見え、音が聞こえる設定で、蘇生する頃にはフランス語をマスターしちゃったことになっているのがお笑いです(^^) 続編はタイタニック号の沈没が絡んだ海洋アドベンチャーのようですよ♪ それにしても・・・ルーブル美術館の前にピラミッドを創ることを考え付いたのがラムセス2世だったとはね~♪(^o^)
イライラしてしまいましたよ
やっぱり僕はベッソン監督と相性が悪いらしい。あんまり……というか107分のうち7分間くらいしか楽しめなかった。 他の方のレビューでもさんざん言われている事だが、フランス版『インディ・ジョーンズ』を連想させる予告編は忘れるべし。あれは……ええ、誇大広告です。 フランス版『ナイトミュージアム』みたいな、アドベンチャー要素ありのヌルめのコメディくらいに思えば良いかと。 とはいえコメディとして観ても、僕個人の笑いのツボとは合わず。 何て言うかな、真剣にならなきゃいけない状況でも冗談ばかり飛ばしてる人間っていますよね。 そういう人間と対面した時のイライラみたいなものを感じてしまうんですわ、この映画からは。 まあ『この位でイライラするなんて心が狭いね』と言われてしまえばそれまでなんですが、言わせてくださいな。 翼竜の出現にあたふたする人々をのほほんと映すばかりで物語は遅々として進まず、登場人物も『おばか』を通り越して『おろか』に思えてくる。 凄腕ハンターとかいう男は場を掻き乱すだけの不愉快野郎だし、研究員の兄ちゃんは一番大事な時に役に立たないし、最も悪党っぽいデュールヴーとかいう博士は結局本筋には殆んど絡んでこないし(よくこんな役引き受けたな、アマルリックは)、とにかくイライラする連中のオンパレード。 だいたいね、妹があんな状態になった原因ももう馬鹿馬鹿しすぎてですね。1時間以上引っ張ってそれかよ!と。 笑えばいいのか? 悲しめばいいのか? いっそ怒っていいですか!? ああ、いかん。熱くなりすぎた。 救いは主演のルイーズ・ブルゴワンだ。本業はお天気キャスターとの事で、毎日のTV出演で肝が座っているのか、映画初出演というのが嘘のように生き生きとしている。 竹を割ったような性格の超アクティブ娘を嬉々として演じている感じがステキ。 脱獄のくだりでの七変化や復活した〇〇〇を顎で使ってみせる様子は特に楽しい。 あとはアデルに顎で使われる〇〇〇も良いキャラしてます。見た目に反してジェントルマンだ! 怖いはずの翼竜も、なんだか可愛いくていい。 けれど……それだけじゃキツいっすよ、107分間は。 フランスじゃヒットしたらしいし、続編出るのかなぁ。劇中でも露骨に『次回に続く』な終わり方だったし。 続編を出すなら、ベッソン監督、次は製作に回ってください。監督はピエール・モレルで!……なんてあんまりか。 <2010/7/10鑑賞>
期待はずれ
予告から女版インディージョンズを期待した。それがいけなかったなー。 女版ナイトミュージアムと言ったほうが近い。 フレンチコメディ好きだからそれはそれで楽しかったです。 予告を鵜呑みに期待するな!って感じ。
つまらん!
エジプトを舞台にした壮大なアドベンチャーかと思える様な予告&宣伝ですが、内容は稚拙なフレンチコメディーです。 千数百円支払って見る価値はないと思います。私なら100円程度の価値と評価します。
なんてことだ
予告編見た感じ、すごいアドベンチャーで面白そうなのに、本編は最悪です。 何も面白くありません。つまらなくて無駄な登場人物が多すぎる。 見たら絶対後悔します。こんな映画絶対見たくありませんでした。 お金の無駄でした。
記憶に残るスーパー・ヒロイン
拙ブログより抜粋で。 -- 予告編を見る限りでは女性版インディー・ジョーンズを思わせる本作だが、本編を観るとかなり趣が違う。 舞台もほとんどがパリ市内でこぢんまりまとまってて、アドベンチャー巨編を臭わせるエジプトなんて、実際は最初のちょっとしか出てませんもの。 どちらかというとアクション・アドベンチャーというより、おバカなオカルト・ギャグ映画、もとい、小粋なフレンチ・ファンタジー・コメディなのよ。 ストーリーも破天荒を通り越して支離滅裂。なんとなく話が進むドタバタ劇にごまかされてしまうのだけど、よくよく考えたらわからないことも多い。 アデル自身の設定からして、物書きらしいことはわかったんだけど、ジャーナリストらしさはまるで見あたらない。 冒頭でアデルの邪魔をしていた男がマッドサイエンティストだなんて、パンフレットを読んで初めて気づいたぐらい。そもそも因縁があるっぽいのに、ほとんど出番がない。終わってみたら、「なんだったんだあの男?」状態。 そんな行き当たりばったりな展開ばかりのゆるいお話なんだけど、でもこれが案外楽しめた。 なぜなら主人公のアデルがやけに魅力的なのよ。演じるルイーズ・ブルゴワンは美人だし、男勝りなんだけど華があって好き。 この一点突破で他愛もないおバカ映画は記憶に残るスーパー・ヒロイン映画になった。 ルイーズ・ブルゴワンの熱演ぶりに、こちらも世紀の怪作『僕の彼女はサイボーグ』(2008年、監督:クァク・ジェヨン)の綾瀬はるかを思い出しました。 とにかく妹を救うことだけを行動原理に一直線に突っ走るアデルが無鉄砲ながらも、ほんと凛々しくて素敵。 そのキャラクターにブレがないから、どんなにバカバカしくて脱線だらけのお話でも、なんだか好感が持てる。 コントにしか見えない七変化の変装をしちゃったりしてんだけど、そんな姿も妙に健気で笑みがこぼれてしまう。 おまけにそこまでする必要もないだろうと思えるシーンで、おっぱいポロリのサービスカット付き。その真面目に取り組む大胆さに益々好感度アップ。 いや、別にイヤらしい意味じゃないですから。日本の予告編ではご丁寧にカットされているけど、本国フランスの予告編ではチラッと映ってるし。フランスじゃこの程度の露出は普通なのかね。
切れはいまいちの「アデル」男性陣のメイクが汚すぎる
リュック・ベッソン脚本監督。 ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、 ジャッキー・ネルセシアン。 ** 登場人物を整理しておこう。 自分自身が死にそうなジジイの科学者で死者を蘇らせる研究に熱心な エスペランデュー教授(ジャッキー・ネルセシアン)、 冒険作家で実際に現地取材も欠かさないアデル・ブランセック(ルイーズ・ブルゴワン)、 博物館の助手でアデルにあこがれているアンドレ・ズボロウスキー(ニコラ・ジロー)、 アデルの妹、アガサ(ロール・ド・クレモン=トネール)、 アデルを目の仇にしている冒険家のデュールボー(マチュー・アマルリック)、 パリ警察の敏腕?警部、カポーニ(ジル・ルルーシュ) こんなところでいいかな。 原作はどうも漫画らしい。 みんな特殊メイクなのか実年齢や他の映画の出演時と大きく風貌が違うので、 えっ、あの人?って感じです。 ** お気楽、ご都合映画ではあるけど、いまいちキレがなかったように思う。 リュック・ベッソンにしてはセリフが多い。 フランス語は「私はフランス語が喋れません」と「たばこは吸わないでください」 「これは何ですか」くらいしか喋れないので、あんなに早口でまくしたてられたら 面白いんだか何だかよくわからない。 ラストに「あれ」を持ってきて、続編なんか考えているんだろうか。 それとも別の意図があるのか。 * アデルはフランスTVのお天気お姉さんで、コスプレで有名な人らしい。 エスペランデュー教授救出作戦はそのパロディというか、オマージュというか、その類? 男性キャストのほとんどは汚いメイク、老けメイクだった。 エスペランデュー教授は見た感じ90歳でも100歳でもおかしくなく、 演技中にほんとに死ぬんじゃないかと心配したが、 実際には、キャストのジャッキー・ネルセシアンは、1950/11生まれ、まだ59歳だ。 また、敵役(かたきやく)のデュールボーはとても汚く、 「007慰めの報酬」のグリーンと同一人物とはとても思えなかった。
モダンなアクション喜劇といった趣だが・・・
やっと発見したお宝を横取りされそうになるオープニングは、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」のパロディだ。オマージュではなくパロディ。つまり、この作品に「ハムナプトラ」のような冒険活劇を期待して観ると肩すかしをくらう。完全にフランス風ドタバタ喜劇だ。もちろん連続活劇の要素はあるが、観ていて連想するのはインディ・ジョーンズではなく、むしろ60年代のフランス映画『怪盗ファントマ』シリーズの方だ。モダンなアクション喜劇といった趣だ。 リュック・ベッソンらしく、主人公の女性を引き立てる演出も巧いが、ストーリーは散漫で緻密さに欠ける。面白いのだが、観終わってスカッとするものがない。 また、入浴シーンでのアデルのセミ・ヌードはまったく不要、意味不明 (←これ見て観に行く人が出たりして・・・) 。リュック・ベッソンのサービス精神も度が過ぎたかたちだ。 蘇った古代エジプトのミイラたちが夜のエトワールを、まさしく凱旋するように闊歩する姿は可愛く微笑ましい。 もう少し芯が通った作品になるよう、続編に期待しよう。
アドベンチャーはほんの少しだけ
リュック・ベッソン監督のアドベンチャー映画というフレコミだったので、見に行ったのに、違うやん。。。 アドベンチャーシーンもあるけど、これは、フランス版ゆる~いコメディだよね。 期待して見に行くと、怒りを覚える人もいるかも。 私は、アドベンチャーもどきには、がっかりしたけど、面白かった部分もあった。 ルイーズ・ブルゴワンさんは、いろんな表情を見せてくれ、コスプレあり、お色気あり、度胸ありで、楽しませてくれた。 ルーブル美術館で、ミイラ達とのシーンは、とても微笑ましく、愛僑ありで、一番楽しめたところ。 エンドロール途中に、映像あり。これは是非見て。
思わぬ拾い物!
予告を見て「女版インディージョーンズ?」みたいな印象のまま、 正直あまり期待しないで劇場へ。 しかし、これが思わぬ拾い物! 何よりも主人公のアデルがなんとも魅力的! ここまでワガママで勝手なのにチャーミングなヒロインがいただろうか? というぐらい素敵でした。さすがベッソンです。 ストーリーはハリウッド的なアドベンチャー映画を茶化したような展開ですから、 それを期待した人は残念に思えるかもしれませんが、僕にとってはむしろ痛快でした。 そこ、そうなるか?ふつう みたいな。。。後半は特に笑えます。 思わせぶりなラストシーンといい、早く続編がみたい! またアデルの活躍が見たい!と思わせる内容でした。 気軽に楽しみたい人にはオススメです!
(いかりや風に)ダメだこりゃ!
久しぶりに『金返せ!』との結論に至った。 うたい文句に“ヒロイン×アクション超大作”とあったが、どう考えても看板に偽りありまくり!アクションもヒロインもファラオも秘薬もストーリーもCGも、何もかも中途半端でただのコメディに過ぎない・・・というと、真面目にコメディを創っている人に失礼なので、ただの駄作に過ぎない。 館内POPに<ユナイテッド・シネマこの夏イチオシ>とあったから前売り券を購入して観たのだが、このPOPを考案したユナイテッド・シネマ関係者には猛省を求めたい!! ・・・にしても、フランス人はこんなの観て喜んでいるのだろうか・・・
この映画のコアは?
みなさん、こんにちは(いま7月5日pm5:00頃です) ストーリーのおもしろさ。 映像の斬新さ。 役者の魅力。 どれをとっても、とても及第点はいかない。 ひとことで言ってヌルいのだ。 こうやって文章に書いているうちに、ますますそう思ってくる。 ストーリーは「失われたアーク」のインディ・ジョーンズだったり、恐竜が突然よみ がえる「ナイトミュージアム」だったりするのだが、脈略がないので、なんでそうなるの というものが見えない。もしパロディなら、もっとそれらしく作ってほしい。 ストーリーを映画的に表現する映像も“いいとこどり”しているようで中途半端。 アデルを演じる若い女優も、美人は美人なんだが、思い入れが入りにくい。 というわけで、久しぶりに酷評になってしまった。 評価C ところで監督のリュック・ベンソン。 名前は通っているが、意識してみたことはなかった。 『レオン』のナタリー・ポートマンや『ジャンヌ・ダルク』の ミラ・ジョボビッチなんていう新人女優を発掘しているのだが、 彼女たちにはそれなりパッションがあったように思う。 でも、今回のルイーズ・ブルワゴンにはそういった引っ掛かりがなかった。 まあ、美人なので頑張ってほしいとは思うが・・・。
けっこう楽しめた!
リュック・ベッソン監督だから!という構えで観たら 笑えるシーンが沢山あって、楽しめました。 入浴シーンは、監督好み?な作りですね! サングラスの俳優さんは、007慰めの報酬の悪役の俳優さんだったとは ビックリしました! 唯一イケメン俳優は、教授の助手、96時間の悪役だったカレぐらいかな? たくさんの名脇役陣の起用で、ヒロインが栄える! 音楽もエジプトシーンでは、ハムナプトラか?と思うほどの良い感じ~のMUSIC♪ ハムナプトラと比べたらストーリーは全く違い、別な意味で全体的によかったです。 特にMUMMYたちのシーンはセリフと言い、お芝居もgood! 音声フランス語で日本語字幕で、こんなに笑えるのは、やはりTAXI以来かな・・・!
本作をアドベンチャー映画だと思っている人は、大間違い。
本作をアドベンチャー映画だと思っている人は、大間違い。 不慮の事故で、植物人間状態となった妹を救おうと、ジャーナリストのアデルがピラミッドを探検して、ファラオの棺を発見。復活の秘薬を手に入れようとするまでのアドベンチャーなシーンは、見応えタップのスリリングさで、その後の展開を期待させて充分でした。 しかし本国に戻ってから、ドタバタ気味なギャグ映画となっていきます。もとより軽い笑いを狙った作品だったのでした。 政府の依頼で復活した翼竜を追うハンターたちのお馬鹿さ加減は呆れるばかり。翼竜を復活させたエスペランデュー教授は、よく分からない罪で投獄。そこにアデルが復活の秘法を求めていとも簡単に何度も変装で刑務所に出入りしてしまったり、教授の判決が即刻ギロチン台で断首刑になるなどむちゃくちゃな展開。アデルの妹の不慮の事故も、あり得ない原因によるアクシデントでした。 そしてファラオとその近習たちが次々復活していった後のくだりは、なんだか『ナイトミュージアム』そっくりなんですね。 冒頭のアドベンチャーとしてのシーンが良かっただけに、女インディジョーンズとしてアクションにこだわって描いて欲しかったです。リュック・ベッソン作品なんですから。 余りに予告編がスタイリッシュに決まっていて、本作がコメディ映画とは気付きにくい編集となっているところが、宣伝会社の罪作りなんですよ。 それでも女優を発掘する監督の眼力はさすがです。新しいミューズとして、画面のなかのルイーズ・ブルゴワンは、魅力たっぷりでした。単なる美人女優としてでなく、アドベンチャーにつきもののアクションや苦手なは虫類への対応など、体当たりで演じていたのです。 ピラミッドで発掘を競い合った宿敵テュールヴーが最後にどうなったかがエンドロールで出てきますので最後まで席を立たないでください。
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