劇場公開日 2010年7月3日

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「予告編は詐欺だけれど・・・」アデル ファラオと復活の秘薬 shikahikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予告編は詐欺だけれど・・・

2010年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

原作がコミックだということで、僕もそうだったのだけれど、予告編やチラシから「女性版インディー・ジョーンズ」を期待して行った人は完全に肩透かしを食らわされたようなものですね。
ハリウッド万歳!って方は、もうその段階で「金返せ!」ってことになりそうですが、しかし、フレンチ・コメディの好きな人は、そこで気を取り直して観方を変え、パロディ満載のフランス的ユーモアを存分に楽しむことのできるシャシンです。
そして、有能な女優を発掘する才能に長けたリュック・ベンソンに、今回見出された「お天気お姉さん」出身のルイーズ・ブルゴワン嬢が良いですね。破天荒な女主人公のキャラクターを嬉々として演じていました。
それから、ラムセス2世をはじめとする復活したミイラたちの思慮深く、優雅なこと!
言語を大切にするフランスにあって、エジプト古王朝時代の音声言語が不明なことから、ミイラは蘇生前も眼が見え、音が聞こえる設定で、蘇生する頃にはフランス語をマスターしちゃったことになっているのがお笑いです(^^)
続編はタイタニック号の沈没が絡んだ海洋アドベンチャーのようですよ♪
それにしても・・・ルーブル美術館の前にピラミッドを創ることを考え付いたのがラムセス2世だったとはね~♪(^o^)

shikahiko