「替え歌が巧い。」ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
替え歌が巧い。
大ヒットした前作に気をよくしてか、続編がずいぶん早い公開に^^;
舞台がベガスからバンコクに代わっただけで、ほぼ内容は同じ…と
いうわけで、前作がとっても楽しめた人には同じような感覚かと。。
まぁ相変らず、エロいわ、下品だわ、下らないわ、オチが単純だわ、
さらに今回はグロい痛さも加わって…皆さん頑張ってますわねぇ^^;
大いに好き嫌いが分かれそうな本作、
私は前作に大きな期待をかけて観たものの、今ひとつノレず、何が
そんなに面白いんだ?と思ったクチなんだけど、今回はどうなるか
ほぼ分かっていて観たこともあり、けっこう楽しめた。
前作の設定を辿るようなことをやってみたり、まぁどうってことない
展開といえば展開なんだけど、どうなるんだ?的な場面展開の運び、
繋がりが順を追って観ていくと面白い。あーなるほどね、というオチ、
そもそも記憶を失くしたのは、酒のせいじゃないだろ!?今回も!
っていうまたしてもあのデブ(前回ニガテだと書いた)が余計なことを
しでかすのは目に見えていたが、何と今回は奴がイイとこを見せる。
幾分おとなしくなった?デブ^^;の代わりに新郎(…って二回目じゃん)
がサービス演技を全開。この人は何度オンナをとっ替えているわけ?
冒頭、窮地に陥った3人のSOSシーンから遡るところも同じ、過去を
辿ってやっとそこまで映像が繋がったところまではいいのだが、
後半は…かなりいい加減な急展開を見せる。時間が無くなったのか?
あぁ~ひょっとしてあのヒトをまた出したから予算が無くなったとか?^^;
今や大物と化した暴れん坊、こういうのには一回出ればいいんでは?
それにしても義弟のテディ、ミュージシャンの清水翔太かと思ったわ。
ニヤけた顔して真面目な秀才、だからあのデブに虐められるのよ~。
最後どうなるかと思ったけど、う~ん…^^;どうなんだ、あれは痛すぎ。
あまりにサラリと流すのでビックリした。
この作品の恐ろしいところは、BGMの良さとネタにこだわらない楽観性。
しょせんここはバンコクなんだから、何でもアリ!と流してしまう狂気^^;
いきなり纏まるラストも(それまでを思えば)おかしなもんだが、
このシリーズはこう終わるんです、の定番が出来たような感じで落ち着く。
あと結婚してないのってデブだけ…?なのが怖い、もう続編はないよね?
(ラストもお約束のオンパレード。あれ見て喜べるのはオトコならではか)