劇場公開日 2010年10月16日

  • 予告編を見る

インシテミル 7日間のデス・ゲームのレビュー・感想・評価

全68件中、61~68件目を表示

3.0たとえ数億円損害が被る結末でも、人が死なない心理ゲームのほうが、やはりホットしますね。

2010年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 さすがにホラーの巨匠・中田秀夫監督だけに、登場人物と同じ目線で恐怖感を演出するところはさすがで、いつ襲われるかわからないというスリル感はたっぷり味わえました。 監督と出演者が頑張って、なんとかエンターティメントとして一定水準の作品に仕上げたものの、いかんせん原作の設定が現実離れしすぎていて、突っ込みどころ満載。
 せっかくの緊迫感溢れる演出を殺してしまっているのが残念です。

 演技面でも、10人の出場者が感情をむき出しにして、熱演しているのは伝わってきました。これまでの心理ゲーム作品と大きく異なるのは、北大路欣也の存在。重鎮の参加で、画面の重みが違うものだと感じました。
 藤原竜也も頑張っていますが、『カイジ 人生逆転ゲーム』の主人公と設定からキャラまでそっくりなんです。ヒットした『カイジ』にあやかろうとしているのでしょうか。少しは違いを持たせてあげないと、藤原竜也がワンパターンの演技しかできないような錯覚に陥りました。

 それでは、ストーリー上の疑問点を羅列していきます。
 まずは、ゲームそのものの存在理由があり得なすぎます、殺人映像をネットで公開して、課金収入を得ることが目的とされているのは全くのナンセンス!そんなことしたら、ネット上でも大騒ぎだし、警察も緊急出動してゲーム遂行を阻止するはずなのに、黙認されているのはおかしすぎます。
 次にゲームのルールが説明される段階で、まだ殺人ゲームとネタバレされていないのに、参加者が恐怖感を募らせるのは、時期尚早だと思います。何か事件が起こって、ゲーム参加者が、ゲーム内容に気付くという展開があって然るべきでしょう。ストーリーが予定調和になってしまい、強引に進んでいくのは、いただけない展開です。
 そしてゲームのメインとなる殺人の犯人捜しでは、参加者による多数決の評決は一度しか行われませんでした。後は続々と殺人が繰り返されていき、評決どころではなくなってしまうのです。多数決による評決は、結果的に冤罪を生んでしまうというところが、今の裁判員制度や検察審査会制度への皮肉に繋がっているのではないでしょうか。

 ゲームには、殺人を促すために主催する機構側が送り込んだスパイもいました。スパイが煽って殺人を唆したとしても、序盤で参加者が殺人ゲームにのめり込んでいくモチベーションが弱すぎます。もう少し決定打が欲しいところでした。
 加えて、参加者を管理し、ルール違反には容赦なく制裁を加える「ガイド」と呼ばれる警備ロボットの制裁内容に、対象によってブレがあることも気になりました。
 さらにラストに連続で用意されたドンデン返しも、返し方が強引で、何でも有りなのかと思えてしまいました。特に、北大路欣也演じる安東の死んだと思わせるところ、そして主人公結城をゲームに誘い、いい仲となる祥子のトンデモない秘密など、すっきりしないシーンが目立つのです。

 まぁそれでも、ライアーゲームみたいに、超高速な裏切りとウソの連続で頭の中がこんがらがるようなストーリーよりはわかりやすいとは言えます。
 それでも『バトルロイヤル』同様に人の命がゲームの対象となってしまうのは、後味がいいものではありません。そんなにスプラッターではないのですが、たとえ数億円損害が被る結末でも、人が死なない心理ゲームのほうが、やはりホットしますね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
流山の小地蔵

1.5なんのために作ったのかわからない

2010年10月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

ときおりどの層を狙ったのか分からない映画というのがある。これがそれ。
ミステリ、サスペンス、ホラーのどれにもなれていない。
まあ一番の笑い所はあの監視&殺人機械、あんなもん壊せよ。

見えざる手が次々と殺人を起こすというよりは自滅だし、
生き残るのが誰かも見当がついてしまうのは痛い。
この映画に北大路欣也と思いながら見てしまったが、彼の使い方はあれ以外になさそう。
一応黒幕も出てくるけどねえ、それがどうしたという感じだし、映画としては大失敗。

綾瀬はるかと武田真治はまずまず。ホリプロ50周年おめでとうございます。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ant

2.0テレビ局の映画は、なぜこうつまらないんだろう

2010年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

原作と違うからこの映画は面白くない、というのではないんです。
原作の良さが、どこにも活かせてないという意味で、金返せの類の映画でした。

タダのちょっとグロい2時間ドラマにしかなっていない。
テレビ局ではなく、誰かちゃんとした製作者に映画化して欲しかった、と思いました。

原作が面白かったのは、過去の殺人の共通点、残っている(or 死んでしまった)人の言動を観察したり思い出しすることで、想像する次の展開への興味や恐怖だと思います。さらに、このオーソドックスな謎解きからは、想像できない最後のどんでん返しによって、見てきたことや考えてきたことを一挙に揺さぶられる部分です。

そうしう、人間の面白さ・怖さがこの映画には無いです。単に、人形の不気味さとか殺人そのものの残酷さとか映像と音で作った表面的なものだけ。「あー、そーなんですね、はぁ?」みたいな感じ。原作にあった、体の芯から沸いくる感情を、映画館でも体験したかったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
nickname2010

1.0ん・・・・

2010年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

なんか物足りない。。。もう少しひねりが欲しい所です。

カップルで夜に観ると距離が縮まるかも・・・。

DVDでいいかなと言う感じです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
spas

3.0予告編では面白そうだったのに・・・

2010年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

おおよそのストーリーは、想像できる作品。

そのためか、3日目あたりまで、眠くて少しウトウトしてしまった。

作品中、どこに焦点をおくかで、見る者の気持ちも変わってくるのではないか。
残虐性に、殺し方に、個人の謎に・・・。

怪しさを感じながらも、時給の良さでアルバイトを決めてしまうという、個人の理由をもっと強調しても良かったのではないかと思う。

北大路欣也さんの存在感は、とっても良いです。

テレビで「カイジ」を見た後だったので、藤原竜也さんが、同じように見えて残念・・・。

武田真二さんも、思った通りの役柄で・・・。

う~ん。意外性が足りなかったのかな。
インディアン人形も、うまく使えば良かったのにな~、なんて思ったし。
原作にはなかったのかな、読んでないからわからないけど。
少し、不満足です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
りりー

2.5インシテミマシタ

2010年10月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

何もつけないのも何だか悪いような気がして、とりあえず知的にしてみたが、そんなに知的ではない。原作との違いを確認したいのと、暗鬼館を見たかっただけなのだが、DVDを待った方が良かったかも。平山あやが意外に良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
えいきち☆

1.0最低の映画

2010年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作が非常に面白かったため映画も期待していました。

なんですか?この映画は!
観客を馬鹿にするのもいいかげんにして欲しい。

最高のミステリーが、人が死にまくるだけの安易な殺人ショーに成り下がっていました。
謎解きもないし、暗鬼館のルールによる参加者の追い詰められ具合も表現されていない。
突っ込みどころ満載。物語の展開が速く、重要な描写がすっ飛ばされて、内容はスカスカで変な辻褄合わせが物語をズタズタにしている。

こんなダメ映画に付き合わせれた原作者、俳優さん、女優さんが可哀想で仕方がない。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
marutyan00123

3.5観た先から忘れた

2025年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

七日間を無事生きられるかという話だが、鑑賞後時間が経ち細かいところは忘れた。
そういう映画もある。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
コーヒービート
PR U-NEXTで本編を観る