インフェルノのレビュー・感想・評価
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もう謎解きよりもアクションメインの映画に…
一作目のダビンチコードがあまりにも素晴らしいのでついつい比べてしまうのは、やはりシリーズモノの性といいますか。
アクション物としては満点なのですが、反面テロリストがダンテの神曲やら持ち出してラングドン教授を巻き込むあたり、じつにこじつけのような気がしてしまうのです。
まぁ難しく考えずにヨーロッパ観光気分でお洒落に楽しむのがハリウッド大作を楽しむコツなのでありましょう。
冒頭からノンストップ、
1111映画観賞、新宿ピカデリー
『インフェルノ(字幕)』“ダ·ビンチ·コード”
シリーズ化で毎回謎解きが楽しみ。
今回は謎解きに疾走感が加わり
最後まで目が離せない展開。
ヒロインのフェリシティ·ジョーンズがミステリアス
で美しく期待通りでした。
駆け足海外パック旅行、添乗員トム・ハンクス
大いなるひとつの謎を解いていくのではなく、小ネタをトリビアで解いては、また小ネタが現れトリビアで解く、の連続で、それも悪くはないのだけれど、小ネタについて観客が考える暇を与えられないほどハイテンポで話が進んでいきます。結果、わかったようなわからないような混沌にはまったまま、味方の裏切りや敵っぽいやつが味方になったりしてびっくりし、状況が把握できた頃にはほとんど話が終わっていました。イタリアその他でのロケは素晴らしく、海外旅行をバーチャルで楽しめたような気分が味わえたのは良かった。
なんだかドタバタした映画です
映画『インフェルノ』を見てきました。行ったことのあるフィレンツェやベネチアの景色が見られてそれだけでも、満足です。
ただ原作の持っている謎解きの部分は全く消化不良ですね。結局何が何だか、よくわからない話になって終わってしまいます。
ただ、原作とは相当変更になっている点があります。映画ではまるでペストのような凶悪な病原菌をばらまくような話になっていますが。
原作では、人間の生殖能力をダメにするウイルスをばらまくという設定です。そうなるとかなり物語のイメージが違ってきますね。
なんだかドタバタだけが目立つ作品でしたね。
面白かったです
久々にトム・ハンクスがラングトン教授を演じる本作、面白かったです。
ロケ地の映像の美しさも楽みました。
フェリシティ・ジョーンズが、ラングトン教授の相棒の女性ぽくて良かったです。
前作、前々作でポール・ベタニやユアン・マクレガーが演じたような強烈な印象の男性キャラクターがいなかったのは残念。暗い神秘性と、翻弄される人間の苦悩がこれまでのシリーズの魅力だったように思っていたので。
早い段階でぐっとのめり込んでから終わるまでずっと前のめりになってみ...
早い段階でぐっとのめり込んでから終わるまでずっと前のめりになってみてしまった!体感時間が1時間くらい。いつも一息ついたりつまらなくなった時に時計を見るのだが、時計見たら終わる10分前だった。ダヴィンチコードしか観ていなかったけど、十分楽しめた。
世界の人口問題について
おなじみのトム・ハンクス演じるラングドン教授シリーズだ。ミッキーマウスの腕時計も健在。となると、困難な状況に陥った教授が、持ち前の宗教学の知識と頭の回転の速さで次々にパズルを解いていくストーリーになるのは必須だし、お約束だ。そういう意味では安心感のある映画である。
とはいえ、今回はいきなり教授が怪我をしているシーンからスタートする。いったいどういう状況なのか、教授にもわからないが、観客にもわからない。そこに危険が迫り、記憶がはっきりしないままに追われて逃げることになる。教授は超物知りというだけで、特殊な能力を何も持たない普通の人間であり、暴力には極端に弱い。しかし時には蛮勇を発揮することもある。観客は教授とともに謎解きと逃避行の旅に向かうが、誰を信用していいのかもわからず、極めて心もとない心情を共有することになる。感情移入せずにいられない展開だ。
フィレンツェから始まり、ヴェニスのサンマルコ広場、そしてイスタンブールと、誰もが行きたい観光名所が舞台であるところも感覚的になじみやすい。どこも観光客で一杯だ。みんなが見ているはずの観光地に、みんなの気づかない秘密があるところがこの映画シリーズの一番の魅力である。
映画のタイトルはダンテの「神曲」の地獄篇を意味するが、ダンテのことを知らなくても、映画は十分に楽しめるようになっている。むしろ知らない方が一層面白いかもしれない。
そもそものきっかけを作った大金持ちの男性の、人類が地球上に増えすぎているという思想は、あながち間違っているわけではない。生物兵器を用いて人類の半分を減らそうという目論見は、手段として否定されるが、ラングドン教授はその思想自体を否定してはいないのだ。
地球の人口は80億に達しようとしていて、地球温暖化その他が齎す天災地変は人口増加が原因のひとつであることは誰もが認めざるを得ないところだ。「人口論」のマルサスが警告したのは食糧危機だったが、飽食の日本では、実感に乏しい。世界各地では貧困と飢餓にあえぐ地域があるのは情報として得られるし、それらの地域ではまぎれもなく食糧危機が現実である。だがそれは地球全体の問題というよりも、格差の問題であるように思われる。飽食の地域と飢餓の地域の格差だ。むしろ人口問題は、人口の増加が格差を生み出したというところに本質があるのだ。
映画はスリリングで息もつかせぬ面白いストーリーだったが、人口問題は映画で解決されはしない。戦争で人口が減るのが人間の自然淘汰だと主張する学者がかつていたが、人類は戦争を減らす方向で努力している。戦争をしないで人口問題を解決するには、子供を産まない選択をするしかない。そして高齢化が世界で最も進んでいる日本では、すでに国民がその選択をしはじめている。少子化は政策で解決できる問題ではない。人類にとってもっと根本的な、構造的な問題だ。人口増加が格差を生み、その格差が少子化を齎しているのだ。世界の人口減少の最先端に日本がある。
世界の人口増加はいつかは止まるだろう。そして減少がはじまる。そのときにたくさんの問題が次々に湧き上り、たくさんの人々が苦痛を味わうことになる。それはまさに現実のインフェルノとなるだろう。日本ではそれがもうはじまっている。
映画的なハッピーエンディング
原作と異なるエンディングですが、「あり」だと思います。謎解きもそれなりにあったしラングドン教授らしさも出ていたと思います。WHO長官とのエピソードがもう少し欲しかったかも。誰が敵か味方かわからない展開もハラハラして面白いと思います。
是非映画館で。
途中結構寝てしまった…。面白いけど、このシリーズやっぱりそんなにハ...
途中結構寝てしまった…。面白いけど、このシリーズやっぱりそんなにハマらないんだよなー。全部観てるし本も読んでいるし好きな要素たくさん詰まってるのになぜだろう。トムハンクス出まくってますな。
今回は微妙~
公開初日『インフェルノ』レイトショーで観てきた!
前2作とは違ったアプローチで終始ラングドン教授の具合が悪く、謎解き要素は少なめ。
果たして人類滅亡の計画を阻止できるのか⁉︎謎のラブロマンスもあり色々と詰め込まれて消化不良ぎみ。
あのダンテのマスクを一緒に盗んだ人はどうなったんや!誰か説明して!笑
仕方ないのかな、と。
シリーズものはさすがに3作目ともなると、新鮮味が薄れるのは仕方ないですね。それを補うように、あのインディ・ジョーンズシリーズも『最後の聖戦』ではとっておきとも言える、ショーン・007・コネリーとの親子関係を絡めることで(そういえば、インディが蛇嫌いになるエピソードもありました)、前作までとひと味違う味わいや楽しみを与えてくれました。
本作でも、新味を出すという意味では、謎の便利屋さん?(実在するのかどうか、池上彰先生に教えて欲しいくらいです。原作では大機構って言いましたっけ)やWHOの特殊部隊⁉︎(あんな強い組織を持っていたんだ‼︎)などが活躍してましたが、いかんせん、それらに関する予備知識が無いためか、登場頻度や役どころの重要性の割には存在感とか切迫感を持てませんでした。もしかしたら、天使と悪魔に出てきたCERNとか反物質などの方が、日本人のノーベル物理学賞などの話題を通じて、比較的馴染みがあったのかもしれないですね。
本作で初めてラングドンシリーズに触れた方はとても幸せです。このレビューで期待ほどではなかったとおっしゃっている方が多いということは、第1作、第2作は本作より面白かったということですから。原作も未読だったらこの先どれだけこのシリーズの世界を楽しめることか、羨ましい限りです。
ハドソン川の奇跡のレビューでは、あれほどまでに称賛されているトム・ハンクスさんが本作レビューでは、やや痛ましく評されていることが多くて、ちょっぴり淋しさを覚えましたが、これも仕方のないことなのですね、きっと。
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