「困った時はフークア作!」クロッシング 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
困った時はフークア作!
何を見ようか迷った時はフークア作を観ればまず間違いない。
リチャードギアか…あまり期待しないでおこう、と思って観たらめちゃくちゃ面白い!
映像が重くてヒリヒリしてるし、展開力と場面転換が秀逸で一気に引き込まれた。
イーサン・ホークのダメな感じは相変わらず悲哀に満ちて素晴らしいし、ドンチードルもさすが、リチャードギアもやさぐれ感と良い親父具合が素晴らしかった。
登場人物がすれ違う度に「おう!」と鳥肌が立った。
お互いの人生に関与はしてないが、同じように人生の転機があって、勝負の時がやってくる。というのは、映画的であるけど現実味もあって、この手法はメモしとかないと!と思った。
汚職警官がいなくならないのもイーサン・ホークを見てるだけで分かってしまうような、金と家族のために自分が汚れる事を良しとするというのは気持ちは分かってしまう。
欲を言えば、あのラストの後も観たかった。
イーサン・ホークの同僚はイーサン・ホークの家族に金を渡しててほしいなぁ…なんて想像してしまう。
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