「ウィアァァァァァァァド。。」スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィアァァァァァァァド。。
変わってる映画です。 でも “新しい”という言葉は当てはまらない感じ… なんて言うか、カレーは ライス(ご飯)と食べるものだと思っていたのに 突然ナンが現れて 「どうなの、これ…」って躊躇したとき、みたいな(でも慣れると 悪くないね的な)。 テレビゲームを体感してる部分もあり、コメディもあり。 ちょっとラブ、ちょっとゲイ、アクションもあって 生活情報も得られますって、お得な内容。
カナダに住む売れないバンドのベーシスト:スコット・ピルグリムは、ある日不思議な女性 ラモーナに出会い、すぐさま恋に落ちる。 だが ラモーナと付き合うためには、彼女の邪悪な元彼7人と決闘をして、すべてを倒さなければならなかった……(作品情報より抜粋)。
コミック漫画を読むと 効果音を文字で表現しますが、それをそのまま 映画に生かしてるところが 変わってる。
俳優さんのセリフと共に 場所がリンクしたり、夢か現実か・現実なんだけど やってることは非現実ってところも 変わってる。
血を見ないアクション(戦い)ってところも 変わってる。
マコーレー・カルキンか?と思ったら、弟が出てるところも ウィアァァァァァァァド!!
主人公:スコット・ピルグリムを演じた マイケル・セラ。 すごく注目されてる 若手俳優、『紀元1年が、こんなんだったら!? 』に出てました。 小っちゃな顔に 入りきれてないパーツ(目や鼻が 顔の半分以上を占めてる)、ハンサムとは呼べない風貌ですが 演技は上手いと思います。 というより、最近はこうゆう ナヨ(ッとした)系がモテるのかしら。。(『ソーシャル・ネットワーク』の ジェシー・アイゼンバーグもこっち系だし)。 アクション・シーンは スタント使ってるはずだけど、彼の動きが体感できて 面白いです。
スコットと同居してるウォレスを演じた キーラン・カルキン。 マコーレー兄貴に ソックリ! 落ち着きある演技、良かったです。 よく映画ではゲイの人たちを過剰表現するけれど、きっと実際のゲイの人たちは こんな感じだろうと思わせる 自然な振る舞いが 高評価。
スコットの相手:レモナ役に メアリー・エリザベス・ウィンステッド。 『エターナル・サンシャイン』の ケイト・ウィンスレットかと思いました。 雰囲気、ソックリです。 レモーナが出てくるシーンは 背景(雪の中)も似てる部分ありました。 ミステリアスな女性:レモナを演じるにあたって、表情をあまり変えない演技に徹しているようでした。 もうちょい メリハリあったら良かったかな。
その他、五右衛門のような クリス・エバンス(『ファンタスティック・フォー』)、こっちもナヨ系 ジョニー・シモンズ(『ジェニファーズ・ボディ』で ミーガンに食われそうになる子)、よくしゃべる アナ・ケンドリック(『マイレージ・マイライフ』の オスカーノミネート女優)、いつもすっぴん? アリソン・フィル(『ミルク』で ショーン・ペンを支持してた子)、子役から成長した メイ・ホイットマン(『ある晴れた日』で ジョージ・クルーニーの娘役してた子)、主役から転落 ブランドン・ラウス(『スーパーマン・リターンズ』の スーパーマン)などなど。 あ! 日本代表の 斉藤祥太くんと慶太くんいました (でもセリフなし)。
劇中に 【ビーガン・vegan】という言葉が出てくるのですが“肉・魚だけでなく 乳製品・卵も食べない人、「ベジタリアン(vegetarian)」と言えば 普通は乳製品・卵まで食べる人たちを言うようです” だそうです。。 なるほどね。
変わってる映画、基本 コメディなので 気軽に観てみるのもいいかもです。 もし3Dがあるなら、もう一回観てもいいかも☆
P.S. 『ドラゴンボール』もこんな感じだったら、ヒットしてたと思いました・*★。