「国を挙げての 「軍神ご っこ」を痛烈に描ききった究極の反戦映画」キャタピラー Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
国を挙げての 「軍神ご っこ」を痛烈に描ききった究極の反戦映画
戦争中に大陸(満州あたり)で女性に乱暴し殺した若い日本兵の久蔵には、帰りを待つ妻のシゲ子がいた。
狂った戦場の実態。
戦争することが立派という価値観と同調圧力、命令した者も従った者達も狂っていた。
久蔵は四肢と声帯と聴力を失って帰還する。
藁葺き屋根の家に住む夫婦(久蔵とシゲ子)にとっては、長く苦しい試練の日々が始まるのであった。
終戦(昭和20年8月)までの夫婦の性事情に焦点が絞られている。
シゲ子に扮する寺島さんはノーメイクで出演、ヌードも披露する。
エンディングテーマ『死んだ女の子』(元ちとせ)が戦争の歌なのでマッチする。
低予算で僅か12日間で撮影した伝説の若松孝二監督オリジナル作品。
他作へのいいねありがとうございました。見つかりません❗️
本作は エロ目的でDVD📀購入したのですが、モンペののせいもあり全然エロではなく
迂回表現ながら 戦争を皮肉った 反戦映画でした。
奇妙に 昭和20年代がリアルでした。戦争の後の虚無感 反戦映画の名作でした。
ありがとうございました。失礼します。
閉店してしまった近所のTSUTAYAさん。
そこの店長と立ち話をするのが楽しみでしたね。
猛烈な勢いで本部から新作DVDが届き、コンビニの商品の入れ替え以上のスピードで、週替りで棚の在庫が駆逐されて行きます。
棚のキャパシティ上、それは仕方ないことだとは判っているのですけどね。
でも「あまり借り出されないのにレンタルの棚に残してある作品」がある事に僕はふと気付いて
「店長さんの思いが判るのでそこが面白いです、店長さんからの手紙のような棚です」と伝えました。
ニッコリされました。
本作品はその中の1本でした。背表紙はすっかり日焼けして、読めないほど薄くなっていましたけれど。