ヒア アフターのレビュー・感想・評価
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流れるような曲にうっとり
まずは友に感謝します。
全般に流れるBGMが心地よく作品を邪魔せず一層引き立たせる、そんな見方がある出来たのはイーストウッド監督作品はBGMが素晴らしいと友が言っていたので
今の今までBGMも楽しみながら映画を見る見方をしていなかったのでとてももったいなかったな。
ありがとう、また映画を楽しむ世界が広がりましたよ。
この世とは違う世界
目に見え手に触れることが出来る世界だけが存在するのではない
現実を作り出したのは人間なのだと思う、なぜ自分はここに居るのかとか死んだらどうなるとかも人が思う気持ち
化学じゃ証明できないと言うけれど化学も人の創造物なのかも、まだまだ知らないことだらけ
全てを知るには人類はまだまだ未熟なのかもしれませんね。
僕には何の能力もなくただ毎日生きている、動物とはそんなものなのかな
もしも向こうと繋がることが出来たなら願いはいくつかあります、母のために祖母と繋がりたい
火葬場で見た母、あれほど悲しみに打ちひしがれた姿は今まで見たことがない、どうやって立ち直ったのだろうか
なぜそこまで悲しんだのだろうか
多分あちらは素晴らしいところなのでしょう、こちらで辛かったり苦しかったりが多いでしょうから
たまにほんの少しだけいいことがあるとそれだけで幸せになれるのにそれに築かないと辛いことだらけだものね。
匠
強烈な印象を与える出来事を組み合わせて、見事なフィクションに仕立て上げていると感じた。
終幕に向かって集約していく様は、何となく予想がついても、見ているこちらの快感を誘う。まさにマスターというべき技を見た。
あくまでもイメージとしてではあるけれど、全体に漂う寂しさはクリント・イーストウッドらしさと言えばそうかもしれないが、内容や結末に関しては全くらしくない作品だと感じた。個人的にかえってそれが良かったように思った。こんな作品も作ってしまうなんて、流石ハリウッド映画の巨匠。
前半、もっと短くていい。
クリントイーストウッド、マット・デイモンで期待したのですが、残念でした。3人のストーリーが別々で展開していくのだけど、なかなか交わらない。交わったと思ったら、なんの驚きのない展開のまま終わります。津波のシーンもあんなに丁寧に流す必要ないし、死後の世界があっていいと思うし、見える人に何かいうつもりもないけど、映画としてはもったいない。待ってましたと思っていた、3人の展開だけど、双子の兄貴も大したこと言わないし、最後のキスシーンはいきなり始まって、全然感情移入できない。傷の舐め合いじゃないけど、社会に認めてもらえてない。
ちょっと残念な映画。
申し訳ないが、ウッドくんの作品であればグラントリノの方が圧倒的にい...
申し訳ないが、ウッドくんの作品であればグラントリノの方が圧倒的にいい。
霊能者・双子の片方を亡くした少年・津波で瀕死の体験をしたジャーナリストが最後に本屋さんでニアミスする。
霊能者があまりに非現実すぎて、あまりにそれに頼っているストーリー展開は冷め冷めで見てしまう。
それに至った子どもの時の体験。それをもう少し丁寧に描かないと、単なる商業ベースで乗せるのを拒んでいる弟、としか思えない。
それによって心底安心していく人もいるだろう。
怪しい霊媒師が出てくる。
本物を見極めるという眼を養っていく必要があるんだろうなぁ。
見る人のこころが現れる映画
すぐ、この映画は何を言いたいのかという自分の価値観を前面に押し出す人がいますが、映画ってそういうものではない気がします。
こういう映画って見る人の気持ちが現れる映画だと思いました。
愛おしい大切な人に逢いたいという気持ちはこころが張り裂けるほどわかります。
死生観
キリスト教ではエデンだったり、仏教では三途の川だったりと、死後の体験はその人の宗教観が表れる話が多い。
きっと完全な死後ではなく、あくまでも臨死であって脳みそが見せている世界なのかな?って思いもある。
でも僕は死後の世界や生まれ変わりを信じているのでとても優しい気持ちで観ることができた。
津波の描写が話題になり映画館で観た後の数年後、こうしてDVDで再び観ても津波のシーンよりもそのあとの静かな進行がとても心地良く観れました。
その後
なかなか面白い映画でした( ´ ▽ ` )ノ
テーマは、「死後の世界はあるのか?」についてなんだけど、アメリカ製作の映画で、このテーマをこういうふうに描くのは珍しい。
中盤で、「死後の世界は宗教が作りだした考え。」みたいな表現が出てくる。これは宗教を否定するもので、キリスト教信者が大半を占めるアメリカでこのような表現が、出てくるとは、なんだか新鮮に感じた。
結局は、死後の世界は存在するような話だったけど、キリスト教的な表現は全然なくって。なんか、新鮮に感じた。
でも、この映画で一番気になったのは、別のところ。
それは、オープニングの津波のシーン。3.11以降、津波表現に対して敏感に反応してしまうんだよね。
3.11以前であれば、津波のシーンを見て、「すげー、リアル!」だとか、「CGショボい(笑)」とか言ってたんだろうけど、今となっては見方が全然変わってしまった。
まずは、津波のシーンを観た瞬間、「震源地はどこ?マグニチュードは?」って、反応してしまった。映画の中でそれが明かされない事を不満に思ったり。
そして、津波が押し寄せてくるシーンでは、「水がキレイ過ぎる」とか、「津波の中では、そんなに泳げないよ」とか思ってしまう。そんなところばかりが気になって、全然映画を楽しめないんでやんの〜ヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノ
とは言え、この津波のシーンは、なかなか上手くできている。かなりリアルだし。映画史上、最も良くできた津波シーンだったんじゃないだろうか?
良くも悪くも、『津波がリアルだけど、本物には似ていない』のは、良かったような気がします。
って、そこをフィーチャーするような映画じゃないんだけどね。社会派って程じゃないけど、興味深いテーマの映画でした。
オススメ(σ≧∀≦)σ☆
希望と再生。
空気が重いため、途中長く感じることはあった。少しの変化と希望の予感。
「希望と再生」のテーマに違わない。無理矢理な展開もなく、すごく劇的なラストでもない。祈るように安堵して、じんわり優しい気持ちになれる。良作。
帽子を脱いで前を向け!
噂には聞いていたものの、やはり冒頭の津波の映像は凄かった。
CGを使用しているのは重々承知した上でスクリーンを見つめてはいた。
元々CGがあまり好きでは無いだけに。普段ならばどんなに凄い映像であっても、ちょっとした違和感を直ぐに感じてしまうのだが…。
でもこの作品に関しては、一体どうやって繋ぎ合わせているのか?は、所詮俺みたいな素人の眼には全く解らない。
本当に「凄い!」と言う言葉しか出て来なかった。
単なる思いつきなので、作品の内容とは直接関係無いのだが。この冒頭のスベクタクルシーンを観ながら、ハリウッド映画に登場する。主人公が時折《見えてしまう》映画を、この時は考えながら観ていた。
《死》に取り憑かれてしまう。又は、《死》に関する真相を何とかして知りたいと、思い悩む主人公…として考えて。
1『フラットライナーズ』
2『アンフオゲタブル』
3『フィアレス』の3本を思い出した。
1は。若い研修医達が、神聖な患者の命を預かる身としては…と。死後の世界にのめり込んでしまうホラー映画。
2は。殺人事件の真相を探る為に…と。被害者の記憶を司る海馬の脳髄液を、自らに注射し。被害者の最期の瞬間の記憶映像を、何とか確かめたいと躍起になる刑事サスペンス。
3は。大事故に遭遇しながらも生き残ってしまった男の苦悩。
多少なりとも。ハリウッド映画には、娯楽映画としての側面が否めないので。それぞれの作品が、《死》とゆう事象に対して神聖に取り組んでいたか…とは決して言えないのですが。
その中では地味な作品ながらも『フィアレス』に描かれる男の苦悩が、比較的本作品に近い位置に有ると言えるのだろうか。
それぞれ主人公に当たる3人は、《死》に対し人一倍の辛い気持ちを抱いている。
見え無くても良い事まで“見えてしまう”為に、辛い人生を送って来た霊能者の男。
自ら体感した事で人生観が変わり、《死》に対して真剣に取り組みだす女性キャスター。しかし彼女は、周りからの反応の悪さに苦悩する。
少年は双子の兄の《死》に対して、全ての責任を背負い込んでしまっていた。
しかしそれだけでは無く、イーストウッドの凄いのは、この3人を取り囲む枝葉の人間達にまでも、《死》に対する苦悩のエピソードを盛り込んでは、優しい目線を観客に投げ掛けているところ。
余命いくばくも無い妻との“対話”によって、看護士との関係の悩みを、胸に抱え続けてた男の苦悩。
作品中には詳しく説明はされないが、自らの自堕落な生活が大事な息子の間接的な《死》の原因に感じている母親の苦悩。
台詞によって、死んだ父親との間に起きた関係を語り出す女性。彼女は人生のリセットを強く望んでいたエピソード等々。
『チェンジリング』では2つの物語を平行して描き、終盤で一気に物語を収束させる演出力を、世界に見せつけたイーストウッド。本作品では、3人による三人三様の《死》に取り憑かれた物語を平行して描き。やはり今回も終盤で一気に収束させる。その手腕の見事さには魂が震える程でした
本編終盤にて少年に向かって兄は「帽子は脱げ!」と語り掛ける。
ただ過去に対してクヨクヨしているだけでは、いつまで経っても前に向かって行く事は出来ない。
「前に進め!」とばかりに諭す。
霊能者の男と女性キャスターは、お互いの悩みを理解し合えるかも知れない異性との出現を感じ始める。
実はこの場面に於いて、突然の恋愛模様へと作品が変化する為に多少の違和感は拭えない。
しかし、この作品には全くと言って良い位に《死》を軽々しく扱う場面等は、微塵にも感じられない。
この作品のファーストシーンはリゾートホテルから海水浴場を見下ろしている。
この時の構図が『硫黄島からの手紙』のラストシーンと完全に重なっている。
祖国を、家族を、愛する人を想いながらも散っていった英霊達を敬う様に。
思い返して考えて見ると、最近のイーストウッドは。『ミリオンダラー・ベイビー』に代表される様に、人間の《死》に対する“尊厳”を描いて来た様に感じる。
『グラントリノ』にてイーストウッド御大が、自ら演じた頑固者。
それまで“過去を想い”生きて来た男は。自らの肉体を通して“未来”に生きる若者達の為に指標となるべく行動に出る。
やっと前を向いて歩き始める主人公達。
帽子を脱いだご褒美は、母親との面会を。過去との決別を決意した彼には、未来を見通せる能力をそれぞれ神様から授かるのだ。
実は昨年から数える程度しか映画館へは行ってはいない。
お金が無いのも有るが、やはり昨年の震災が個人的には大きい。何となく「映画観てる場合じゃ無いだろう?』…と。
でもこの作品を観て胸の中のつかえがかなり取れた思いだった
。
映画って本当に良いなあ。
ありがとうイーストウッド。本当に素晴らしい映画を観せてくれて。
(2012年5月26日 下高井戸シネマ)
ゆっくり
作品の雰囲気や
登場人物の精神描写、変化などは好きです。
ただ展開は遅く、最後に頑張ってくっ付けた…というような…
3人の視点で
動いてたので、どこかで繋がるとは思いましたが
なかなかそういう展開にならず…
前置きに比重を置きすぎてしまったかなと。
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