劇場公開日 2011年2月19日

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ヒア アフターのレビュー・感想・評価

全139件中、101~120件目を表示

3.0人は生と死の狭間で継続してゆくもの

2011年3月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

サンフランシスコ、パリ、ロンドン。死者と繋がる力を持つ男、生死を彷徨い生還した女、最愛の兄を突然亡くした男の子。生と死の狭間で苦悶する三人の人生が、静かに、同時並行で綴られていく。

それぞれの孤独な戦いが、しだいにお互いを必要とするかのように、引き寄せられ、そして結ばれることで、新しいステップを踏み出す力を与えられてゆくプロセスを描いたストーリー。

人との出会いは、目に見えない世界の力と意志によって、導かれてゆくものなのかもしれない。

観終わった直後から、作者が表現したかったことが、それぞれの生活の中へそのまま浸透し、継続していくような、自然で、優しく、柔らかな仕上がりの作品である。

生を継続するということ。生と死の境界を埋めることで無限に拡がる人間の心や意思。生と死のつながりによる新たな生の継続。これがこの映画の伝えたかったことなのではないだろうか。

映像と音楽のバランスも良い。

クリントイーストウッドの人柄が伝わってくるような心温かな秀作である。

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k.mori

5.0クリント・イーストウッドのCGは衝撃だった

2011年3月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

ヒアアフター冒頭でのシーンのCG。観たひとすべてが映像美を感じたと思う。
アバター始め、どっかのエスぴ--とかいうアメリカかぶれも始めとした映像のメインが完全に役者ではなくCGという悲しい映像から、CGを手段【小道具大道具など】として使ったところに少し感動した。物語もクリントらしい最後まで綺麗でかっこいい映画だった。

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takekk

2.0長い・・・

2011年3月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

寝られる

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ピンハネ

4.0死と向き合わざるを得なくなったら。

2011年3月7日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

死者と交信できるがために、金儲けに利用される霊能者。
臨死体験をし、それを伝えようとして、胡散臭くみられるジャーナリスト。
突然死んでしまった双子の兄にもう一度会いたいがために、霊能者を探す少年。

クリント・イーストウッド監督は、微妙なテーマに挑戦したんだな~と思った。

でも、孤独な3人が、そうなるべくして出会う。
目に見えないものに導かれて。
そう、目に見えないものを信じることで、今の状況を変えることのできる希望がある。
そんなことを、言いたかったのかな。

ラストは、それぞれ意見があることでしょう。
不況で就職難、無差別殺人、政治家は頼りない。
私は、このラストで満足です。

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りりー

4.0わりとよかった

2011年3月7日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

見心地のよい映画でした
サイキック(霊能者)の話と聞いていたので
胡散臭いものを予想していたのだが
個人的にはすんなりと楽しめた
わりとお薦め
他に観るものがない人はこちらへどうぞ

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pikopikoman

4.0おだやかな感動

2011年3月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

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★なっち★

4.0後味はいいよ

2011年3月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

本当は、「英国王のスピーチ」を観るつもりだったのですが、まさかの販売終了(売り切れ)

次の回がお昼時の中途半端な時間だったので、代わりに、といってはなんだが、次に観たかった「ヒアアフター」を観たのです。

クリント・イーストウッドとスティーブン・スピルバーグの巨匠コンビが作った映画。

ありきたりで重い話なようで、作りこまれていて、ユーモアがあって、後味がいい。そんな印象でした。

実際に大切な人の死を経験した人には、もっと深い意味をもつ映画なんじゃないかな。

死者の声を聴くジョージ。

死後の世界を垣間見たマリー。

双子の兄を失ったマーカス。

サンフランシスコ、パリ、ロンドンと離れた場所にいた三人の運命が重なり合う物語は、すごく良いと思った。

そして、この映画を見て私なりに感じたことは、

「死」によって人生は変わり、何かを失い、しかし何かを得て、人は生きていく。

死から目を背けてはいけないけれど、とらわれてもいけない。ということ。

御年80歳を超えて現役のクリント・イーストウッド監督が作るからこそ、説得力のある映画だと感じました。

序盤の津波のシーンはCGと実写をうまく組み合わせていて、迫力があって映画に引き込ませられました。

ここは、エンターテイメントの巨匠、スティーブン・スピルバーグの持ち味が生かされていたと思う。

全体的に死後の世界の描写はあいまいで、あくまでも生きている人に焦点を当てた映画です。

宗教的要素もとくにないので、日本人無信仰の私でも違和感なく楽しむことができました。

穏やかな気持ちになりたい方におすすめな映画です。

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清水

2.0イントロだけ?

2011年2月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

話の進み方も面白く時間が経つのを忘れて見ましたが ようやくイントロが終わってこれから本題に入るのかな だとするとずいぶん長い映画だとか 思っているとエンディングが流れ始めました
えー 終わり?? という感じですが こういうテーマだとここまでしかやれないのかも知れませんが だとしたら前宣伝や予告編は言いすぎでしょう。よい映画かも知れませんが 予告編のあおりとはあまりに乖離がひどいので思わず文句を言いました。

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yamaoyapi

3.5未来のお話

2011年2月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

大好きなマット・デイモン様の映画観てきちゃいました!
生と死を見た三人のお話が交差するお話だったんですが、
ハッキリ言って、最初から最後まで上がり下がりがない。
でも、最後ホロリと涙してしまった。

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ラブコメ娘

4.5まだまだ現世で映画作りを。

2011年2月27日
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悲しい

興奮

幸せ

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ハチコ

5.0「死」に向かい合った孤独な3人の「再生」の物語

2011年2月27日
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泣ける

幸せ

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LOU REED

4.5涙がとめどなく溢れました。

2011年2月27日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

クリント、イーストウッド監督の素晴らしさ。
涙が自然に溢れてきました。

私的にはジャーナリストのマリーの書いた本の内容を
もう少し知らせて欲しかった!と思っていたのに、
そんな事はお構いなしに、涙が出て止まりませんでした。

それぞれの苦悩を抱えたまま、凄く自然に導かれるままに
3人が出会う。その無理のなさ。監督の才能に脱帽。
音楽まで手掛けるクリント、イーストウッドに乾杯!
そして、最後に...
マット、デイモン大好き!!!

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ucchi-

5.0新作にしてすでに古典

2011年2月26日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

大津波をきっかけにパリ、ロンドン、サンフランシスコで同時展開するストーリーは、それぞれのグラーデーションを醸し出しながら、ときに激しく、ときにゆっくりと振れながらも、一点に向かって集約していく。
ラスト5%で一気にストーリーが集約していく手法は「グラントリノ」に共通しているが、より味わい深い。
筋書きを知っている古典落語を聴くような安心感と、それだけでは終わらないと予感させる精緻な演出。観客は淡々と展開するストーリーに集中したご褒美に、ラストで強烈な感動を得ることになる。
いわゆるスピリチュアルな題材を取り上げながら、胡散臭さや生温い印象は全く感じさせず、むしろ見えない世界をまっすぐクリアに表現していることにも好感が持てる。
映像にイーストウッドの姿はない。しかし観る人はこの映画の随所で彼の姿や人間性を見いだすことだろう。
エンドロールでカイルのクレジットを探したが、あったのは見つけたのはクリント・イーストウッド本人のそれだった。最後の最後にもう一度脱帽。
新作にしてすでに古典。絶対観たい、観せたい映画の一つ。

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soramori

4.5静かに沁みます。

2011年2月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

3人のクロスしながらの話を、飽きさせることなくラストまでもって行く所流石です!!!

ラストは賛否でしょうが、私も「う~~ん↓↓」と思う気持ちもありながら、
「まあ、ありかな」と救いの部分に納得すること不満なしで帰れました。

硫黄島でガッカリしたので、イーストウッドにまた裏切られるのか~~?と
思っている方ぜひ観て欲しいです。

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たむさん

4.0いい映画でした

2011年2月24日
フィーチャーフォンから投稿
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泣ける

悲しい

幸せ

衝撃的に始まり、最後は静かな穏やかな余韻でした。

受け入れ難さや恐怖感を感じなかったのは、特別視せず、それが"在る"ものとして淡々と描いている事と、それに向き合う3人が誠実だからなのでしょう。
日常生活を積み上げて見せるジョージの慎ましい誠実な人柄は素敵で、彼の能力が邪悪なものではないと信じさせてくれます。

マーカス少年の閉じた心が痛々しく、でも包むような誰かの気配。
ジョージとの会話を聞きながら、お兄ちゃんてどんな風に笑ったっけと思ったら、急に胸がしめつけられるようでした。ひどく悲しいような、とても温かいような。
やられました、さすがです。

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グッドラック

3.0生きてるのが辛いなら無理やりでも行動!

2011年2月24日
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鑑賞方法:映画館

難しい

テーマと、ネタバレしない程度で言うと
死と生を背負った異なる国の3人が最後に重なっていく 最近よくある手法の映画って感じ?w
ハッピーになるかハッピーにならないか どちらでも ないのか
どんな映画なんやーと言われても それも答えにくい映画なんです その答えが物語の大筋だからなのです

観終わったあと、何を伝えたかったのか何を言いたかったのか 個人個人で捕らえ方違うと思いますけど  心に深い傷おってイツマデモ自分を癒せぬなら、英語でも話せるようになって もっと色々な人と出会えってことかな(考え浅いなw)
 この映画では死後の世界とか出てくるけど あれは単に物語を分かりやすくしてるだけと思う 本当に言いたかったのは 生きていくのが辛い毎日で、それが試練に思えたとしても 内にこもらず行動すれば必ず人は救われるってことかな 単純だが案外そうだったりしてw

ちょうどNG地震ってので世の中ヒドイ事になってますが、被害に遭われた方の家族や恋人を この主人公達に置き換えるとしたらすごく複雑な気持ちになります

監督はこう思ってると思います。 (心)癒したり救われる方法なんて正直わかんないが、こういう事もあるんだよ だから立ち直る可能性もあるはずだ
頑張ろうぜ!と

今回の災害で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

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ヘイポー

4.0大胆な、自問自答

2011年2月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「硫黄島からの手紙」「父親達の星条旗」などで知られるクリント・イーストウッド監督が、「インビクタス」に続いてマット・デイモンを主演に迎えて描き出す、重厚な人間ドラマ。

生と、死。この誰しもが避けて通れない生きていく上での難問に真っ向から挑み、人間の弱さ、苦しみ、そして救いを丁寧に追いかけていく。世界的に高い評価を受ける作品を近年連発してきたリズムを崩さず、今のタイミングでまた新しい物語を届けてくれた。

だが、本作はこれまでのイーストウッド作品とは趣が異なる。戦争の悲劇、人種と偏見、そしてマカロニ・ウェスタンから描く男の格好良さ。明確なメッセージと声高な主張を真っ直ぐに叫んできた過去の作品群と比較すると、明らかにテーマが曖昧である。珍しく、観客の理解を無視した世界を作り上げている。

これは、どういうことなのか。本作を貫くのは「これで、いいのか?」という疑問と、「こうするしかないよね」という諦めの繰り返しである。映画という大衆的な芸術を用いて、イーストウッド監督は堂々と自問自答の物語を提示する。

本、チャールズ・ディケンズという極めて謎多き作家、そして変化し続けるメディアの内側、そして、死。徹底して掴み切れないテーマを物語の中に投げ込み、観客の理解をやんわりと否定する。というよりも、作っている監督自身、敢えて理解できない要素を持ち込んで世界をかき回している印象が強い。ここに立ち現れるのは、自己主張の名の元に、力強く観客を説き伏せてきた芸術家としての自分を改めて見直す視点ではなかったのか。「これで、良かったのか?」「でも、こんな考えだってあるけどね」と。

極めつけは、終盤、主人公の一人である少年が名のある霊能力者を訪ねてまわる場面である。それらしい言葉や道具を用いて、嘘を誤魔化している霊能力者たちはそのまま、手を変え品を買え観客を驚かせてきた映画監督としての姿に重なる。「これで、良かったのか?」立ち止まり、これまでの自分を振り返るイーストウッド監督の姿が垣間見えてくる。

主張を抑え、大仰な音楽を抑え、生と死の物語にくるんで自分自身の内的葛藤を開けっぴろげにした本作。マカロニから始まった映画監督としてのキャリアを汚す事無く、このようなプライベートな色を強く放つ作品を自信を持って発表できる監督は、非常に稀である。

「これで、いいんだ」観客は作品を真摯に鑑賞することで、作り手の背中を力強く押すことが出来る。本作をもって、イーストウッド監督の更なる映画への意欲と、挑戦が促されることを心から、願う。

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ダックス奮闘{ふんとう}

4.0死後の世界はあるんでしょう。きっと。

2011年2月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

うーむ。
イーストウッド。
アプローチをちょいと変化させただけで、スポットを当てるのは、やはり“人間”なんですね。
普通にヒューマン・ドラマしてました。

と云うかですね。

鑑賞前は何と云うか、所謂、心霊死後の世界輪廻転生霊能力の類を、イーストウッド流解釈で描く『オカルト映画』だと思ってたんですよね。
いや、勿論“それ”が中心であるのは間違いないし、“それ”で話は動くんですけど。
何だろう。だからと云って“それ”在りきではないというか。
キッカケ、発端というか。
人間同士の結びつきというか。

三つのエピソードに三人の主人公で話が進行するし、それぞれの描き方が丁寧なんです。
一見、無駄に思えるシークエンスも無駄なまま入れる。その分キャラの掘り下げが深く感じるし、人となりが分かる。
その証拠に、思った程にVFXが盛り込まれてなかったですし。

まあね、只、あのラストです。
「え?そっちに行くの?」という唐突感に賛否は分かれるんでしょうけどもねw

でも、ま自分は割りと好きな映画でした。

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ロロ・トマシ

3.5音楽で泣く

2011年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

監督は涙を瞳までもってくるが涙の滴をおとさせるのは音楽だ。
スピルバーグの言葉だったと思うが、そんなフレーズを思い出す作品だ。
むりむり泣かせるストーリーではないが、随所に流れる音楽でうるうるする。
さすがイーストウッド、センスがいい。
エンドロールの音楽に身をゆだねて、心地よく小屋を出ることができた。

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ace

4.5今までのイーストウッド作品と違って観る人を選ぶ作品

2011年2月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

私は死後の世界というのは存在しないと考えています。
「死」とは何かと問われたら

「電源のスイッチが切れて、はいおしまい」

だと考えていますし、他人にそう応えていました。
そういう考えの方も多いと思います。でも本当にそうなのかな?
というのが言うのがこの作品を観た感想です。

いえ、私は今でも「スイッチ切れておしまい」という考えは変わっていません。
んーっと、説明するのが難しいのですが・・・

これからどう生きていくのか?

という事を考えるとき、「死」のこと「死後」のことを考えるのは重要なことだと思います。

私は昨年兄と父を同時に亡くしました。結婚にも失敗しました。
幼少時に母を亡くしています。

このような人間は、この作品に感情移入しやすいと思いますが、今現在とても幸せな人や、希望に満ち溢れた若い人にとっては意味不明の作品に思えるでしょう。

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hartland