世界侵略 ロサンゼルス決戦のレビュー・感想・評価
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バトルムービーファンには、お勧めですが・・・
確かな記憶では無いが、この映画のファーストシーンで事件が勃発する様を、ニュースが捉える場面がある。
それが丁度私がこの映画を見た日と同日だった様に思うが、こうした近未来を描いた、パニック映画や、戦争映画は、妙に現実に自分が生活している時間や、環境が似通っていると、もの凄く身近恐怖を覚えるのだ。この事件が実際に起きてしまったならば、自分はどう行動をするのだろう?と嫌でも、頭が勝手に、自分の意思をおいてけぼりにして、思考を開始する。帰宅して、TVのスイッチを入れたらいきなり、こんな映像が目に飛び込んで来たら自分はどうするだろう?これ「今日の出来事」でやっていたら、と言う恐怖に飲み込まれる。
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』名前が示すように、約2時間、全編戦闘、戦闘、戦闘とよくも懲りずに此処まで戦闘シーンばかりの連続が出来ると感心する程の戦闘の連続だ。正に連続活劇と言う奴ですね。引退前の老兵が大活躍すると言うのも、お決まりの筋書きだ。ヒーローの所属する部隊の、チームの絆や、苦難を全員で克服して前進するシーンは定番中の定番であるが、映画の中の例えにJWの例えが出て来るが、正にアメリカ人に
とっては、J・ウエインこそは、永遠にアメリカ男の理想のヒーローの原型なのかも知れないと改めてこれを見て感じた。そして、残念な事ではあるのだが、この地球のあちらこちらで、今現在も現実の世界では、リアルに戦闘が日々繰り返し行われ続けている。しかも、相手は同じこの惑星の住人である、地球人なのだ。
これだけ戦争を続けている人類史の中で、またも映画で戦闘を繰り返すのだから、「どれだけ人類は争いを続けたら終わりにするの?」と空恐ろしくなるのだ。映画が異星人を敵視して戦う位、現実世界に比べたら、ちょろい可愛い妄想でしかないのかも知れない。
『2012』『アルマゲドン』など特定の思想、ある考え方では、人類の終焉が近いと信じている思想の人達がこの世にはいる。そんな考えは映画の恰好の題材となるのだが、『マーズアタック』からようやく『第9地区』、のように宇宙戦争映画界でも、エイリャンも敵では無く、心が通い合う、生命体であると言う可能性を秘めた映画が出来て、「やれやれ少しは、平和になるのか?」と胸を撫で下ろす閑も無く、また争いの世界にはまり込んでしまったこの映画。単に特撮映画の見せ場を沢山盛り込むジャンルとして戦争映画が最適な理由で、戦闘映画が出来たのなら良いのです。
映画は時代の思想を反映しているものだから、2012年を通過するまでの、近未来SF映画の題材としてのこの手の話がもてはやされているだけならよいのですが、これからの私達の住む現実の世界での戦争が激化するのか、行方は一体どうなるのでしょうか?
この映画の戦士達の中には、黒人と女性空軍士官も登場する。それだけ現実のアメリカ社会の中でも女性と黒人の存在が、社会的地位を得たと言うバロメーターの証なのだろうか?すると、その戦士が死守しようとする5人の一般人の構成が、男女の子供と東洋系の市民を含んでいると言う事は、アメリカ社会にアジア系アメリカ人の存在が根を下ろし始めていると捉えて良いのだろうか?それともこの映画の監督自身が南アフリカ出身で、アメリカ社会で成功した監督故の理由であるのか?いずれの理由であっても、国籍及び性別を超えて、一人一人の人権が大切にされる事を願って止まない、そんな人類の皆平等なる権利について考えさせられる作品でした。
ザッツハリウッド!
第9地区の逆襲?
1942年、米ロサンゼルス上空に未確認飛行物体(UFO)の編隊が出現し、空軍が対空砲火を行うも撃墜は失敗。 それ以降、世界各国で不気味な円盤の目撃情報が相次ぐ。 そして2011年、ついに宇宙からの地球侵略が開始される。 人類最後の砦(とりで)となったロサンゼルスを舞台に、エイリアンの侵略に立ち向かう米海兵隊員たちの戦いを描くSFアクション(作品情報より抜粋)
前半は「海兵隊の 士気向上のための映画?」と、やけにマニアックさが目に付きました (好きな人は かなりハマると思います)。 地球(LA)侵略が始まる部分では 「第9地区の逆襲?」と、何の映画を観ているのか 途中ちょっと混乱。。 後半も“海兵隊 リクルート・ムービー”のようで、見る人によっては オフェンシブ(無礼・不快)に感じるかもしれません。。 なので今ある(海兵隊についての)予備知識などを外して 「国を・国民を守る人たち」という名目の下、彼らの活躍を見るのがいいかと。。
主人公・スタッフ・サージェント ナンツを演じた アーロン・エッカート。 彼がよかった! 本当は隊員になった方がよかったのでは?と思うほど、似合っていたし 迫真の演技でした。 実際に 現役の人たちのトレーニングに参加したり、撮影中に足を骨折するなど 本番さながらの戦いをしたようです。 ヘタな恋愛映画(『Love Happens』)なんかに出るより、隊員役が ずっといいです。
テック(テクニカル)サージェント サントスを演じた ミッシェル・ロドリゲス。 ユニフォーム、似合いますねぇ☆ 『アバター』の時よりは ちょっと控え目、でも仲間を支える兵士として 活躍。 ちなみに彼女は 海兵隊員ではなく、空軍の兵士です。
エンドロールまで気づかなかった! コーポラル ハリスを演じていたのはNE-YOでした。 セリフも結構多かったのに、あのメガネが似合いすぎて ワカラナカッタ。。(笑) 演技、よかったです。
冒頭でも書いたように、海兵隊に詳しい・興味のある方、戦争(戦闘・攻撃)映画が好きな方には最高の一本です。SF作品、エイリアン侵略と“未知の世界表現”などを期待すると「ちょっと違うなぁ」と感じるかも。なので、わたしは中間をとって ☆3つにしました。
P.S. 常に 空気が張り詰めた状態のシーンばかりで、かなり疲れるし 長く感じると思います。 体調を整えてから見ると グーだと思います。
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