マネーボールのレビュー・感想・評価
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先駆者は血を流すもの
ブラッドピット扮する選手出身アスレチックスGMのビリービーンは、ワールドシリーズに負けた後オーナーと話したが、主力が抜けた後の補填が出来るとは思えなかった。ビリーは、他球団と交渉している時、独特のデータ理論を持つジョナヒル扮するピーターブランドと出会いスカウトした。ビリーは、ピーターの理論に基づきスカウト連に話をしたが、ビリーの発表したリストについてブーイングだった。果たしてピーターの理論にかけたビリーは本望を果たせるのか? 既存の理論と違う事を始めるのは勇気のいる事だ。なおかつ新しい考え方と実績とのバランスで人は評価されるが、新しい考え方に協力を得られないとこれもだめだ。先駆者は血を流すものであり新しい考え方を実行するには権限と人間力が必要だ。
何故勝てるようになったのかがもっと観たかった
ビジネスの参考になる映画
弱小貧乏チームが頭脳を使って強くてお金持ってるチームを負かしていく...
夢があるね
野球の話ですが野球がメインじゃないのが良かった!!
これね、
凄く良かったです🤔!!
野球が好きでは無い人にも
楽しめるし、
見て欲しい作品だなって感じましたね🧐!!
⚪良かった点⚪
①意外な面白さがある!!
選手がメインじゃなく、
チームを構成するマネージャーが
メインとなるSTORYに面白さを感じましたね〜(☞ ͡° ͜ʖ ͡°)☞!!
めちゃくちゃ貧乏球団で、
優秀な選手は金持ち球団にどんどん
買収されちゃう中、
従来の"人を見る"戦略じゃなく、
統計データを用いた"数字を見る"戦略を重視したコスパ主義の運営をしていくのがブラピです⟵(๑¯◡¯๑)!!
選手やチーム構成、
契約から解雇までの流れを
リアルに見れるのは熱かったです!!
②統計データ理論が素晴らしい訳では無い!!
統計データによりチームが強くなり、
快進撃を見せる話では無かったです!!
今まで誰もやらなかった戦略を
取り入れた事で凄い批判に合いながらも
勝利を信じてもがく主人公に
胸が熱くなりました🔥!!
ブラピが十分に目立っていて
カッコ良かったです💪✨
統計データ理論も面白かったけど、
勝つために手段を選ばず、
新しいチャレンジをして
もがき続ける男の話が最高に
良かったです👏✨
③ラストに描く作品のメッセージ!!
好きで始めた事でも、
勝利にこだわり、
負けないために手段を選ばず、
頑張っていると
ふとね‥‥.
なんの為に頑張っているんだろ‥‥.
って思うことは、
誰にでも経験があるじゃないかって思います🤔‼️
趣味でも仕事の場面にも!!
ラストには、
主人公の娘さんから歌のメッセージが
流れる場面があるんですが、
凄くね、
感動して胸に響きました🙆!!
結果を求めて結果にこだわるのも
大事な事だけど、
その過程を楽しむ事も同じくらいに
大事だよって言われたようで
無駄な力が抜けたような気分に
なりましたー(⊙_◎)!!
⚪まとめ⚪
選手よりもチーム構成のマネジメントを担う方にフォーカスを当てた斬新なSTORYで面白かったです👏✨
失敗から学び新しい道を切り開こうとする姿勢には熱くなるし、
刺激になりました‼️
また、何事も結果だけを見ず、
中身を楽しむ事も忘れずに
取り組んでいたらってより結果に
結びつくのかもしれないなって
感じました😎‼️
仕事頑張りたくなる作品です😙!!
ビジネスにも共通点のある映画
ビジネスマネージャーにとってのケースブック
映画の内容自体よくできているので、それだけでも十分に楽しめる。メジャーリーグ好きだったり、ブラピ好きならなおさらだ。
しかし、この作品はビジネスパーソンにとってビジネスケースとして観られてこその価値がある。ヘタなMBA本より、よっぽど学ぶべき点がある。
1)ファイナンス
選手のvaluationは、今までの実績(今でもベテラン選手ほど高額年俸の傾向は変わらず)ではなく、これからどれだけアウトプットを出せるかで算出されるべき。スカウトやトレードも、企業のM&Aと同じで、「安く買って、高値で売る」原則を外してはいけない。もちろん、選手を買うときは、valuationだけではなく、組織の戦術に合致しているか、シナジーを生み出せそうか、を検証する必要がある。
2)管理会計
選手を評価する指標は、選手だけではコントロールできない「結果指標(KGI)」で縛るのではなく、選手個人でコントロール(目標管理)できる「プロセス指標(KPI)」で評価すべきである。
そのKPI設定は、組織のミッションやKGIを達成するための、公平で具体的かつプロセスが可視化できる指標設定を行う。
3)有事の組織マネジメント
組織のミッションを達成するためには「誰をバスに乗せるか」を問い続けなくてはいけない。必要に応じて非情な意思決定をおこなわなくてはいけない。
リーダー自身と組織の人間が、各人の進退と組織の存続をかけてどこまで本気になれるか、を共有するためのコミュニケーションも大事。
業績が順調でリソース(財務面、人材面)が潤沢な組織においては、そこまで厳格な運用は必要ないかもしれない。
しかし弱小組織は、リスク(不確実性)をとらなければ、常勝軍団には永遠に勝てない。
徹底して課題を掘り起こし(What’s the problem ?)、業界の常識を疑い、競合とは違う戦略を実行できるか、本作には制約下でたたかうヒントがつまっている。
データ信奉者のBillyが、非科学的なジンクスを信じていて、自身のvaluationには興味を持っていないのが御愛敬。
もしも★6個を付けられるなら★6個
もしも★6個を付けられるなら★6個。今年最高の収穫だと思います。
観る人それぞれがみんな違う教訓を読み取るでしょう。
クリーブランド・アスレチックスを蘇らせた男のドラマ。
事実を基にしたドラマです。
お笑いは、ありません。
だから笑いを求めてこの映画を観るのは筋違い。
すべてを数字と金とが支配する野球ビジネスの世界。
その世界において、深く深く感動できるのは、数字を支配するのも、金を支配するのも、結局は人間であるからなのですね。
ブラッド・ピットの演技も素晴らしかった。
しかし、本当はこのドラマの元となってアスレチックスの感動劇を演出した本物のGM、ビリー・ビーンが素晴らしいのだと思います。
最後のロールアップには、これはあくまで現実を素材としたフィクションである旨の断り書きがあります。
現実も素晴らしい。
ドラマも素晴らしい。
素材が良くて料理人が良い映画だから、観る価値があると思うのでした。
公開初日の朝一番に観にいきましたが、それだけの価値はありました。
貧乏球団を強豪へ
大人の孤愁が漂うブラッド・ピットに惚れ直した
貧乏野球チームのGMが、セオリー無視の理論を採用して下剋上を狙う、という物語。
野球の事はてんでわからないが(すいません!)、主人公が、業界全体や自分のチームすらも抵抗する中で自分の信念を貫いていく様は素直にカッコいいと思えた。
本作が素敵なのは、主人公の苦悩の描き方。
何かに溺れるでもなく、ヤケになるでもなく、静かに逆境に耐える姿と、全く上手く行かない現実が淡々と提示されるのには、妙なリアリティがあって、自分を省みてしまう(笑)
もちろん、映画的な「逆転大勝利!」は待っているのだが、その「噛みしめ方」が、ブラッド・ピットの好演とあいまって、また良い。華やかではないのが素晴らしいのだ。
それにしても『リバー・ランズ・スルー・イット』のブラッド・ピットから「ここで辞めたらオレは中卒の四十代ってだけだ」(意訳)って台詞を聞くとは思いもしなかった(笑)
(役者とはいえ年齢を重ねるのは当たり前の事ではあるのだけれど。)
思わず画面を見直すと、普通に渋くカッコいいブラッド・ピットが!
…いやぁ、良い年の取り方をしてる役者ってのはいいもんですなぁ。
自分の考えを貫く。 上手くいかない時に感情を爆発させても、決して途...
A'sと出塁率
野球好きはみるべし!
徳が高く見えるより、実際そうであるほうが重要なのだ
ビーンは、引退の決断を下した。退団を迫られたわけではなかった。自ら引退を決め、オークランド・アスレチックスの球団スタッフとなったのだ。この決断とその後に起きたことは、野球界のほとんどの人にとっては予想外の出来事だった。野球では見かけは成功を推測する良い指標にはならないという自らの経験に基づき、ビーンは、スカウトの際の採用決定プロセスに革命を起こしたのである。(中略) ビーンが探していたのは「今までの野球人生で、注釈付きでしか理解してもらえなかった選手だ。注釈には "この人物はメジャーリーガーには見えないので、たいした活躍はできない" と書かれている」。だが、そうした選手は活躍して成功した。なぜならビーンは見かけを超えた真実を見抜くことができたからだ。彼は「ユニフォームが似合うかどうかという最初のテストに失敗した若者」、つまり過小評価されていた若者を探していた。これこそ、ビーンをゼネラル・マネージャーとして大成させた理由だった。ビーンは、裕福なチームよりずっと少ない予算で偉大なチームを作り上げることができたのだった。───(みすず書房『第一印象の科学――なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか?』)
あなたが生まれた日に、神様がコインを投げて賭けをしたとしよう。表が出たら、あなたは生涯究極の正直者を通すが、あらゆる人々からならず者だと思われる人になる。裏なら、常習的なうそつきなのに、模範的な人物と見なされる。さああなたは、どちらの人生を選ぶだろうか? 西洋哲学史で、人類にもっとも大きな影響を与えてきた書物の一つ、プラトンの『国家』は、表を選ぶべきだとする議論を長々と展開している。彼によれば、徳が高く見えるより、実際そうであるほうが重要なのだ。───(紀伊國屋書店『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』)
将棋に「成る」というルールがあります。上級者は、あえて「成らず」という手も使います。成らないことで、香車や桂馬や銀は、金よりは、動きが制限されますが、その駒独自の動きを、生かすことができるのです。成金になれる時でも、あえて「成らず」を選べば、人生の有段者。───(ソーテック社『目力の鍛え方』)
格好良すぎる
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