ソーシャル・ネットワークのレビュー・感想・評価
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天才を常人が理解するのは難しい
ビジネスを成功させるためには、やはり時にはシビアで冷徹な判断をくださなければならない時もありますね。
しかしマークの場合にはそれは冷徹でもなんでもなくてごくビジネスを成功させるための当たり前のことなんだと思います。
マークは本音で生きているから逆に衝突も多い。そもそも天才を常人が理解することなんてできないのかもせれません。
見応えのある映画でした。
”Facebook me!”
最低のカップルが生み出した、最高の成果
Facebookが流行するまでは、インターネットの世界では、実名を伏せて、実社会とは異なるインターネット社会を構築し、自由を満喫する世界でした。
Facebookが実名で、実社会をインターネット上に構築し、社会は広がりました。
27億人以上の人が、自ら進んで個人情報をFacebookに提供する社会になりました。
2003年から2011年にかけてのFacebookに関する物語です。
2003年は、18年前で、イラク戦争が始まった年です。
2011年は、10年前で、東日本大震災が発生し、福島第一原子力発電所事故が起きた年です。
3つのストーリーが、切り替わりながら同時に進行するので複雑です。
1つ目のストーリーは、マーク・ザッカーバーグが、Facebookが作り出し、成長させ、成功するストーリーです。
2つ目のストーリーは、ウィンクルボス兄弟が、マーク・ザッカーバーグにサイトの作成を依頼し、サイトのアイディアを盗まれたとして、訴訟を起こして、エドゥアルド・サベリンの証言もあり、和解するストーリーです。
3つ目のストーリーは、エドゥアルド・サベリンがFacebookに投資し、共同創設者として、CFOになり、追放され、訴訟を起こして、和解するストーリーです。
マーク・ザッカーバーグの早口、IT用語と思い付きで、ストーリーが展開されるので、ストーリーについていくだけでも大変で、理解するのは困難です。
ビジネスモデルが、広告ビジネスモデルからサービスを売るビジネスモデルへと切り替わっていく過程が面白いです。
マーク・ザッカーバーグは、Facebookに広告を表示したくありません。
今のたくさん広告が表示されるサービスに嫌気がさしているなら、マーク・ザッカーバーグの気持ちも理解できるでしょう。
エドゥアルド・サベリンは、Facebookに広告を表示し、利益を得ようとして、マーク・ザッカーバーグと衝突し、別れてしまいます。
今のたくさん広告が表示されるサービスを見ていると妥当な選択肢です。
ショーン・パーカーは、Facebookに広告を表示することなしに、Facebookのこれから消費者になる若いユーザー数を増やし、消費者になる若いユーザーに関するデータを売り、Facebookの資産価値を吊り上げて、株式を増やして、株式を売却することで、利益を得ようとします。
今のFacebookの資産価値が5486億ドルになっているので、ショーン・パーカーが提案し、マーク・ザッカーバーグが受け入れたビジネスモデルが結果的に一番良かったということになります。
今、世界を席巻している「GAFA」の一つがFacebookです。
Facebookを利用し、創造力を発揮せず、時間を浪費し、創造力のかけらもない日本人が、この映画を鑑賞し、想像力のあるマーク・ザッカーバーグのような人々を理解できずに、置いてきぼりにされることで、現状を再確認するためには良い映画です。
ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグについて知らない人は、この映画を観てもわからないです。
映画を鑑賞しても理解できない部分は、調べる必要があります。
偉人たちの人生から学ぶことは、多いです。
マーク・ザッカーバーグのような日本人はいないので、日本人がマーク・ザッカーバーグを理解するのは困難です。
自己啓発に興味がある人、コンピュータに興味がある人やお金持ちに興味がある人にはお勧めできる映画です。
Facebookは、何度も個人情報流出事故を起こしています。
最大の個人情報流出事故は、ガーディアンとワシントン・ポスト両紙が、2013年6月6日に、報道したアメリカ国家安全保障局等が、大量監視プログラムPRISMを使用して、Facebookに加入している人の個人情報を収集しているというエドワード・スノーデンの内部告発です。
この事件について知らない人は、映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」と映画「スノーデン」をご鑑賞してください。
マーク・ザッカーバーグは、コンピュータやプログラミングという才能に向いた教育を受けることができたというのが成功した大きな理由だと感じました。
日本のような画一的な教育の中からは、マーク・ザッカーバーグような人材は生まれないでしょう。
日本のような画一的な教育の中からは、何も理解できない政治家、政治家に従う官僚、企業家と従業員しか生まれません。
今でも学校に教育用PCが採用されていないし、コンピュータやプログラミングを教えることができる教師もいません。
PCよりもスマートフォンが普及し、スマートフォンでゲーム等を行い、限りある人生の時間を何かを学ぶことなく、浪費しています。
スピーディー
ザッカーバーグの早口についていくのがちと疲れる
双子じゃないの⁉︎
引き込まれる
Facebook社設立の背景を描くドキュメンタリー的な作品
あの巨大企業が出来上がるまでにこんなドラマがあったんだ、創立者ザッカーバーグ氏は身長171cmと米国では比較的低身長でハーバードではマイノリティのユダヤ系で運動嫌いの陰キャだったんだ、と理解が進む作品。
現在進行形の企業と人物と、そして超有名大学の閉鎖的なセレブ系ネットワークについてここまで詳しく映像化できるって、開けてるわアメリカ、凄いよハリウッド、とも思った。
天才の頭の中
何の事かまるで分からないが劇的な展開に引き込まれた!宣伝か?デイズリか?もりもりか?等身大か?
【”スーパーギフテッドの孤独” ジェシー・アイゼンバーグの”超高速モノローグ&セリフ”が、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているのではと思ってしまう作品。】
冒頭のマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)とエリカ(ルーニー・マーラ)とのバーでの何気ない会話からのマークの知性ヒケラカシとも取れる数々の言葉による破局シーン(マークはハーバード大学、エリカはボストン大学)から、一気に物語に引き込まれる。
更に憤懣募るマークが、数時間でハーバード大学の寮名鑑にハッキングして、数時間で女子学生の顔写真をコピーし、”右か左か”フェイスマッシュゲームを作り、ハーバード大学の回線が午前4時にダウンしてしまうシーンは、何度観ても痛快である。(しかも、その間に、エリカに対する嫌味な投稿もしている・・)
ーここまでで、マーク・ザッカーバーグの”スーパーギフテッド”振りと彼の性格が十二分に分かる。見事なイントロである。-
・ここからは、彼の才能に付いていけなかった人々
1.ウィンクルボス双子兄弟(アーミー・ハマー)
2.親友だったエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)
・彼の才能に気付き、影響を与えた
1.ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク:ナップ・スターを作り、音楽業界を震撼させた男を好演。)
とマークとの学生時代とマークを訴え、訴訟交渉とのシーンが重層的に描かれる。
■印象的なシーンは数々あれど、
・”ザ・フェイスブック”の共同経営者だったエドゥアルド・サベリンがマークの身勝手振りと才能に複雑な気持ちになり、銀行口座を凍結するシーン
ー器が小さい・・。-
・ウィンクルボス双子兄弟が”ハーバード・コネクション”のアイディアをマークにパクられた事をハーバード学長に親のコネを使って会い、訴えるが一蹴されるシーン。
ーそもそも、マークとのブレインレベルが違うのだよ・・。マークが訴訟交渉の場で彼らの事を”今まで、挫折をしたことがないんだよ・・”と一蹴するシーンも痛快である。-
■沁みたシーン
・訴訟交渉の後、女性2年目弁護士から”貴方は嫌な奴を振舞っているだけよ・・”と言われ、”フェイスブック”を使って、寂しそうにエリカに“友達申請”をするシーン。
ーエンドロールで流れる、”フェイスブック”の世間的信用を落とさないため”に、マークが彼らに支払った和解金(エドゥアルド・サベリンは非公開)と、現在のマーク・ザッカーバーグ及び”フェイスブック”の資産価値が示されるシーンはかなりアイロニーが効いている。-
<何度も観ていると、ジェシー・アイゼンバーグの無機質に思える高速モノローグとセリフが、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているように思えてしまう作品でもある。>
ウィンクルボス兄弟、え、え!?
全体的にフィクションと思ったほうがいいのだろうけど、とりあえずエドゥアルドが気の毒で…
経営やお金のことは分からないけど、お金出したり、フェイスブック直結ではなくともアルゴリズム教えたのも彼なのに。
会社を潰しかけたとか言うけど……(悲)
ショーンの影響か、冒頭よりますます早口になっているマークが印象的だった。
…と書いたあと、ウィンクルボス兄弟役は一人二役とか、どのシーンも何十カットと撮影していると知って、星を0.5高くし直した。唖然。
マーク・ザッカーバーグに訪れた「青春の終わり」
Facebookの誕生と、その創業者マーク・ザッカーバーグに対する訴訟を描いた作品が、事実から大幅に脚色されているとはいえ、ここまで面白くなるとは!!
アーロン・ソーキンによって緻密に組み立てられた脚本は、当然のようにアカデミー脚色賞を受賞。120分の超高速会話劇は、一切テンポを落とすことなく最後まで走り抜け、思いもしなかった切ない余韻を残してくれます。
彼の脳内は一体どうなってるんだと言いたくなるほどの完成度と切れ味。字幕で追いかけるのは結構大変なので、吹き替えでの視聴がオススメです。
また、一度では全てを把握しきれない、多層的な演出が大きな魅力なので、見返すたびに新たな発見を与えてくれると思います。
ハーバードの社交クラブには認められず、承認欲求を肥大化させていた主人公マークが自らのスキルのみで成功を果たす展開には大きなカタルシスを覚えるとともに、友情の終わり・青春の終わりを迎えざるを得なかった彼の喪失感が痛いほど伝わってきます。あの「F5キー連打」の哀しさと言ったら…
キャストは皆素晴らしいのですが、特筆すべきはショーン・パーカーを演じたジャスティン・ティンバーレイク。中盤では物語のギアを入れ直す役割を果たし、その後「ある人物」の居場所を徐々に奪っていくクソ野郎っぷりは見事なはまり役です。
「その人物」の顛末は、あれだけの天才集団ならそうなって当然だと感じる一方、最後まで友情を信じ続けた彼の独白には、彼が確固たる才能もない凡人サイドの人間だからこそ、心の底から共感してしまいました。
ショーン・パーカーの話の方が面白かった
いや、実際のところ、どうしてそんなに儲かるのか映画を観てもわからなかった。というか、フェイスブックほとんど使ってないからや~と、たまに開いてみるのが怖い。誰かが死んでたりしたら、気づきませんでしたとしか謝るほかない。
親友やウィンクルボスに訴えられても平然としているザッカーバーグ。そして時系列通りに進むサクセスストーリーが交互に描かれていて、どうして6億ドルも?!という疑問を追っていくのがメインとなる。
ジェシー・アイゼンバーグの早口と、話題をすっ飛ばしてまた戻るといった独特な会話術が面白いけど、対するガーフィールドの真面目っぷりも何とか報われないかとハラハラするばかり。普通に考えれば広告収入メインの方がまともだし・・・
個人的には同窓会目的でしか使ってないけど、匿名性のあるSNSの方が気楽でいいな。
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