「谷村美月」おにいちゃんのハナビ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
谷村美月
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400年の伝統とギネスにも認定された世界一の花火を誇る新潟県小千谷市片貝町の片貝まつり!三尺玉、世界一の五尺玉が運ばれる。それよりも驚かされたのが谷村美月の坊主頭だ。お父さんは大杉連。個人タクシーの運転手という設定なのだが、須藤一家は5年前に片貝に引っ越してきたんだから、個人タクシーの資格は取れないと思われる。そして担任教師は佐藤隆太。『ルーキーズ』の雰囲気そのままだとかなりやばい・・・それにしても宮崎美子のお母さん役はハマってる!
中三のときに引っ越してきて友だちもできず、高校卒業と同時に引きこもった太郎。妹の華は兄を外出させるために火事が起こすという作戦に出た。地元花火の成人会にも参加させようとするがそれは失敗。女装させたり、新聞配達のバイトに引っ張り出したり、病弱とは思えないくらい常に明るく兄を想う。
新聞配達もやめずに頑張っていたが、そんな折、華が倒れて再入院。それを機に太郎は自分の意志で成人会である翆樟会に入会する。中ではアツシ(尾上寛之)と衝突はあるものの、ヨソモノの地位から徐々に打ち解けていく。しかし、華は様態急変・・・死。
何も手につかなくなり、また引きこもるのか??と思いきや、華からの日付指定の動画メールが届き、自分の力で花火を上げることを思い立つ太郎。成人会も辞め、働いた金をすべて花火に使い、自ら花火を作り上げてゆく・・・
実話を基にしただけあって、展開は予測もつくけどやはり泣ける。これから想い出を作っていけばよいんだ。まだまだ二十歳。人生は長いよ・・・ほんと。
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