アンストッパブル(2010)のレビュー・感想・評価
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犠牲者がいないのが良い
公開当時の好評は聞いていたので期待して鑑賞。その好評も頷ける娯楽作品。
暴走のキッカケは、ホントにそれで動いちゃうのか?と訝しんだが、社会見学の児童の列車の件あたりからもうそんな事は忘れて、ベタですがハラハラドキドキ。
しかし、100km以上の速度であんなに長い距離無人で走るとか、脱線させる機械とか、アメリカならではの話ばかりで、日本では出来ないだろうな。そもそも、冒頭の整備不良を見過ごすあたり、アメリカ人ならではのアバウトさ。
一件落着するんだろうなとは思いながら、暴走列車に追いついた所からも、ウィル死ぬのか?と思ってこちらも痛みを感じながら観てたが、結果犠牲者出す事なくハッピーエンド。ラストの会見の「どちらから先にキスしたらいいの?」で涙腺崩壊。
欲を言えば、会社上層部をもっと悪者に描いても良かったかもしれないが、良い作品を観られて爽快でした。
タイトルなし(ネタバレ)
デューイ(イーサン・サプリー)が操車場のポイント切り替え付近で777号の機関室から飛び降りたことが発端。ブレーキシステムも繋がれていないという不運も重なり、事態は最悪な方向へと進んでいく。
最初、指令室のコニー(ドーソン)は777号が加速していることに気付かず、時速16キロくらいだと思っていたが、ニュースになる頃には時速100キロを超えていた。途中、ヘリからの飛び乗りや、進行方向と同じ機関車が列車に追突させるように連結を試みるが失敗して、脱線したため尊い命が奪われることに。
やがて対向する1206号がこのままでは正面衝突!という緊迫感の中、フランク(ワシントン)がベテランらしく側線にと移動し、被害を最小にとどめる。この緊迫も新人ウィル(パイン)が貨車を5両余計に繋いだためだ。
強制リストラが決まっていたフランクはウィルに対しても嫌悪感はあったが、このまま777号が市街地へと入ると莫大な被害が生まれることを危惧して、自らの機関車を後ろから777号に追いかけるように繋げてブレーキを掛けるという、大胆な行動に出る。突然の英雄的行為に対して「クビだ」と言われようが、もう関係ない。スピードは出ないが何とか追いつくという算段だった。
追いかける中、ウィルも離婚問題で悩んでいることをフランクに打ち明ける。一世一代の大博打に出る中、フランクは二人の娘に「愛してる」と告げ、ウィルも妻に電話をかけまくる。大曲という脱線必至のコーナーに到着するまでにスピードを落とさねばならないという場面で、フランクは貨車1つ1つの手動ブレーキを掛ける。大曲での脱線は回避できたものの、スピードが落ちないのだ。
終盤、鉄道会社のネッドがRV車で追いつき、ウィルに飛び乗らせ、先頭の機関車まで乗せてまた飛び移らせる。ようやく止まった暴走機関車。ホッとすると同時に、それぞれの家族もかけつけ、コニーもフランクにキスをする。この後二人はどうなったのかな・・・
映画館で観たかったな~とも思うが、自宅5.1サラウンドのおかげで楽しめた。
暴走列車を止めろ!
ほぼ傑作。ほぼ黒澤明。
なんといってもネタがいいですね。黒澤明の暴走機関車にインスパイヤーされたのでしょうか?夢中になって見れました。
というか、これはほぼほぼ黒澤明の脚本。「暴走機関車」です。黒澤明はハリウッド第一作として1965年ごろ、この脚本も書きました。私はそれを図書館で読みました。乗ってる人の人格や状況、環境が違うだけで、機関車自体がどういう危ない目にあって、どうそれを回避するかというところらへんは、黒澤明と菊島隆三が書いた脚本とほとんど同じです。機関車が暴走して危ないことがあったという事実がなかったのなら、これは黒沢明原作ということになっていたでしょう。黒澤明のその脚本は?・・機関車にの取り残された2人がとっても典型的なベタなギャングって感じで。ま、素人が読んでもすぐ直さなきゃいけないと分かる部分です。それで、ハリウッドのスタッフたちが描き直した脚本を黒澤明のところに持ってきたのですね。これでお願いしますといったんですけどね。黒澤明はそれを頑なに断ったそうです。それで、こんな難しい人は仕事ができないということで。黒澤明、ハリウッドでこけちゃったんですね。ということで、私はこのunstoppableの脚本はそのときハリウッドのスタッフが持ってきた脚本ではないか?とさえ思ったりします。とにかく。機関車が暴走したというネタから映画が作れるという発想をしたところがすごいですね。
トニースコットの間違いのない演出。デンゼルワシントンともう一人のバックグラウンド物語がちょうどこの暴走機関車というネタにぴったりで。2人にとっても代表作の一つになっていると思います。
私は黒沢明のファンなので、これを見て面白いと思った方はもう一本、黒沢明監督を観ていただき、一つでも傑作を発見していただけたら嬉しいなぁと思います。
ハラハラした。
「アンストッパブル」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。
*概要*
大量の科学薬品を搭載された列車が整備ミスによって暴走。ベテラン機関士と若手車掌の二人が停止させる為、奮闘する。
*主演*
デンゼル・ワシントン、クリス・パイン
*感想*
今日は暇だったので、Amazonプライムで何か映画ないかなと色々と見ていたら、この映画を見つけました。主演が豪華だったので、鑑賞しました。(^^)
全体的に地味で、アクションシーンがほぼなく、終始ピリピリした雰囲気でちょっとシリアス。でも、話のテンポが良かったし、デンゼル・ワシントンとクリス・パインがとにかくカッコ良かったな~最初はケンカばかりしてるんだけど、最後は協力して電車を停める所も良かったw あと、BGMもドキドキするし、カメラワークも抜群だった。普通に面白かったです!
実際に起きた事故だったとは、、知らなかったw
これよこれ。こういうスカッとするのが見たかった。 暴走列車を止める...
細かい矛盾
発見した小さな矛盾。
物語の冒頭にフランクの仲間がコルソンの話をしているとき、「ヤツの2人のおじは管理職、兄貴は『溶接主任』だ。」と言っています。しかし、ネッド・オールダムも保安官に自分は『溶接主任』と言っている。主任が2人もいるでしょうか?また電車を止めたあと、ネッドはコルソンに自分の名前を言って自己紹介していることから、コルソンの兄=ネッドとは考えにくいでしょう。
あと777の壊れたヘッドライトが途中から左右反対になっています。
勇気をもって地道に解決していく
総合75点 ( ストーリー:75点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
実際の事故の話は少しだけ聞いたことがあったので、それを基に作られた作品ということで興味があった。だから変に非現実的な超人的なことが出来るわけではなく、時速100キロ超で動く列車の屋根の上を渡りきれなかったりする場面も出てきたりして、とにかく普通の人間が出来ることを勇気をもって地道に行うという現実的な演出が気に入った。何も最新兵器で武装したテロリストが出てくるような派手すぎる演出をしなくても、十分に緊張感がある作品に仕上がっていた。
だが物語は暴走列車にばかり焦点が当たって、会社の責任や経営などについての言及がなかったのがあっさりとしすぎている。
● 迫力満点 ●
実話を元にした作品です。
その為、こうなるだろうとかの予想が付くんですが、その予想を上回る迫力満点な映像に圧倒されます。
数々の子供騙しの様な作戦には、半ば呆れましたが、当の本人達は真剣なんですよね。
ぎこちないデンゼルとクリスが、列車を追いながら、少しずつ誤解が解けて親交を深めていく所が良いです。
今回は肌を全く露出しないロザリオ・ドーソンに残念(笑)
良い体してますよね〜。
最後まで手に汗握る映像とストーリーで、何度見ても飽きません。
終わった後の安堵感ったらないです。
ただ、暴走の原因を作った本人が、ファーストフード店(違ったかな?)の店長になったっていうのは要らなかったのでは?
クビになって、その後って事なんだろうけど、彼のせいで1人亡くなったわけだしね…
なんだかおかしい。ふにおちない。
結局、車から飛び乗ってブレーキをかけるの?
今までの試みはなんだったの。。
ヘリまで使ったのに。パトカー何台も使って壊したのに。
結局、ふつうの車!!?
あのコーヒーの男があそこに居たのが奇跡なの!!?
あ、これクライマックスで私が思ったことです。
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