ウォール・ストリートのレビュー・感想・評価
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たいぎー大儀なきストーリー
Wallにぶち当たった感が否めない退屈なストーリー。
しょせんマネーゲームかといろんな意味で納得させられた。
せめて、巨額のマネーの有効活用に大儀があれば深みのある映画になったであろう。
軽いお遊びもある極上のエンターテイメント
名作「ウォール街」の続編。原題から「ウォール・ストリート」だけを取り、正確にいえば正編、続編が同じタイトルというちょっと変わったシリーズになっている。
逮捕されたゴードン・ゲッコーの手荷物から時代の変化を表しており、まるでゲッコーが時代遅れの人間のように描かれているオープニングが魅力的だ。それから、前作のチャーリー・シーンと同じようにシャイア・ラブーフが野心に燃える金融マンなのだがチャーリー・シーンほどの野心はなく少し保守的で冷静さが備わっており、攻撃的ではない。
今回はサブプライムローンなどを背景に世界的な不況と照らし合わせながら物語は展開していき、スマートフォン、ハイブリッドカー、エコ・エネルギーなど21世紀を象徴する物が続々登場し、また難しい金融用語が出てきても置いてきぼりにされないような配慮された演出も抜群だ。
所々のお遊びも今回の魅力の一つだ。画面分割のシーンでも前作と同じように監督のオリバー・ストーン本人が今回も登場し、シャイア・ラブーフの着メロは「続 夕陽のガンマン」のオープニング曲だ。これは、「続 夕陽のガンマン」で“汚い奴”を演じ、本作で金融界の大御所として出演するイーライ・ウォラックへの敬意の表れだろう。金融意外でもこういったお遊びが所々にあるので、そこも見所の一つです。
善人?になったゲッコーが本作で何をするのか?是非、観てみて下さい。
あのラストは無いだろう。
1987年の映画『ウォール街』の続編。
前作で、インサイダー取引にて収監されていたゲッコーが、刑期を終えて出所するシーンから始まります。ゲッコーが戻してもらう携帯電話が物凄く大きいのが、時代を感じさせます。しかし、ゲッコーの出所は2001年という設定なのですが、映画の舞台は2008年。空白の7年が描かれていません。物語の都合なのでしょうが、スッキリしません。
物語が進行する2008年といえば、リーマン・ショックが起きた年です。架空の物語とは言え、市場に影響をあたえることを考慮したのか、リーマン・ブラザーズとかの実在の金融機関の名称は出てきません。しかしながら、ジェイコブの勤めるケラー・ゼイベルは、潰れるという事から、何となくリーマン・ブラザーズがモデル?という気もします。他方、ブレトンの会社は、チャーチル・シュワルツと言う名前なのですが、これって、実在の投資銀行の名前に似ているんですが?
マイケル・ダグラスのゲッコーは、存在感・威圧感たっぷりですね~。ガンを患い、一時期痩せましたが、スクリーン上ではそんな感じには見えませんでした。他方、今回のゲッコーの相手方ジェイコブを演じるシャイア・ラブーフ。こう言っては失礼かもしれませんが、まだまだ若い! 加えて、ゲッコーの娘ウィニーを演じたキャリー・マリガンも若い! 二人とも、マイケル・ダグラスに圧倒されていたような気がしますね。
前作『ウォール街』で、ゲッコーと戦ったバド・フォックスも、ちょっとだけ出演します。バド曰く、上手く引退して、悠々自適の生活のようですね。
さて、先にも記したように、この作品は時代的には2008年のリーマン・ショックの辺りを描いた作品です。劇中、金融支援を議論するFRBでの議論のシーンがあるんですが、ガイトナーに似た人がいた気がしたのは気のせい? 2008年当時といえば、ガイトナーはNY連銀総裁を務めていたので、似た人を出したのでしょうか? って言うか、スタイハルトは、見た目的にはグリーンスパンを彷彿させる雰囲気なのですが、やっぱり、それを狙ったんでしょうか?
さて、虚々実々の駆け引きが行われて物語は進んでいくんですが、ラストが納得いかん!!! あんないい加減なラストではダメでしょう。そこまではいい感じだったんですけどね、ラストにがっかりです。
オリヴァー ストーン スト~ンと落ちる。
マイケル ダグラスが1988年に主演男優賞を受賞した前作から約20何年近くになって出来た続編。正直、マイケル ダグラスとキャリー マリガンがどんなの演技を魅せるのかという点以外あまり期待していませんでした。そして、私の期待通り二人はよかったのですが、それ以外はあまりパッとしない内容の作品であり、シャイア ラブーフ君のワンパターンなキャラは「インディ~」しても「トランスフォーマー」にしても本作にしても変わらないという事がよくわかりました。
しかし、オリヴァー ストーン監督も80年代後半とは別人になってしまったのも確かです。きっとこの監督からは「プラトーン」のような傑作が生まれることはまずないでしょう。本作のような演出、編集、主人公の携帯電話の着メロ、無駄なカメオ出演の仕方、経済用語が何んの説明もないままどんどん先へ進んでっていくこと等、問題点を挙げれば切りがありません。
ストーリーにしても初めの数分は面白かったのですが、徐々に右下がりに傾斜していきました。ストーリーがあるとすれば、刑務所から出てきたゴードン ゲッコーと彼の娘の婚約者となったジェイクとの不思議な関係を描いたというものでしょうか?それともジェイクに近づく奇妙な男の存在(ジョシュ ブローリン)について取り上げるべきなのでしょうか?それとも娘と父親の絆を取り戻してゆく物語と言うべきでしょうか?何だかいろんな要素がゴチャ混ぜになっていてよくわかりません。その上いろんな経済用語が出てきて頭がパンクしそうになりました。
結論としてはマイケル ダグラスにはゴードンを演じる演技力があるもののシャイア ラブーフには同じキャラを演じることしか出来ないという事とオリヴァー ストーン作品にはこれからは注意しなければならないと言う点でしょうか?皆さんもどうか気をつけてください。
つまるところ家族愛
ウオール街をふまえて、見に行きました。ゴードン役のマイケル・ダグラスの存在感のある演技、若い娘婿のウオール街での生き方と愛情。テンポのある構成で思ってより面白い映画でした。リーマン・ショックを踏まえているので、現実味あり、最後はハッピー・エンドで楽しい映画でした。
この2時間は別に財産にはならない
「この2時間はあなたの財産になる」という口車に乗せられて、公開2日目に、観に行きました。
率直な感想としては、字幕が細かいところまで訳されてなく、キャラクターの細かい心情の変化等、うまく読み取れませんでした。
それもあって、この映画は結局何がいいたいのかよくわからないままでした。
スカッとするわけでもなく、楽しい気分になるわけでもなく、なにか駆り立てられる大きなメッセージが組み込まれているわけでもなく。
映画を観るとき、感動したいとか、笑いたいとか、興奮したいとか、何か学びたい等など、そういう目的で映画を見る私には、なんかガツンとこない。
腑に落ちない、映画でした。
でも、主役の二人はめちゃめちゃかっこいいし、超セクシーでした。彼らを観るためなら、1800円惜しくない。
ゴードン・ゲッコー、華麗(加齢??)に復活!!
ゴードン・ゲッコー堂々の復活!!!!
前作で辛酸を舐めさせられたバド(チャーリー・シーン)に恨みを抱き、復讐の鬼と化すのか!?と思ってたら、そこら辺は全くのスルーw
ウォール街に再び、強かに舞い戻る!!!
ま今回の話も金融、経済にとんと詳しくない自分には難解でしたが、必死で追い付いて行きましたよw
んで、今回の主人公は、シャイア・ラブーフとキャリー・マリガンちゃんのカップルってことになるんですよね?マイケル・ダグラスじゃなくて。
そこはバカの俺にも分かるので、この若いカップルを中心に据えてストーリーは進むし、要所で芸の細かいギミックを多用する飽きのこない画作りだったし、それらに助けられて何とか理解はしましたw
ただ、その物語の狭間、結局気になるのはゴードン・ゲッコー。
直接、本筋に関わる事が少ないのに、自由自在に話に絡んでくるので非常に気になるw
全く本性を晒さない、その虎視眈々振りが不気味。
何か仕掛けてくるのか?
てか貴方は善人?悪人?
いつ黒い姿を見せるの?それとも見せないの…?そもそも黒くないの…?
そして…待ち受ける、衝撃の結末!刮目!
なんつって。
今回も、裏テーマは親子の愛ですね。
経済物というよりは、親子愛物
前作の「ウォールストリート」は観たものの、ストーリーは覚えていないが、ゲッコーという名のマイケルダグラス扮する人物だけは記憶している。ストーリー的には、リーマンショックからサブプライム危機までのプロセスをなぞった内容。グリーンスパンにそっくりの役者が同一人物に相当する役で出ていて、そっくりさん的な面白さがあった。
脚本的には、このあたりの経済に詳しい人、書籍を何冊か読んでいる人にはちょっと物足りないかもしれない。
一瞬、前作出演のチャーリーシーンが出てきて、今どうしてるんだ的な話をゲッコーと交わしたりする。
経済物というよりは、親子物のストーリーであると考えたほうが楽しめるかもしれない。
どうでもいいことだけれど、ゲッコーの娘役のCarey Mulliganが好みだったのでそれだけでも楽しめた。こういう顔でこういう髪型の女性が良いな。
全体としての印象は、普通に楽しめました。経済部分の脚本で、もうひとひねりあったほうが良かったかも。
生ぬるい・・・
ストーリー展開が安直で退屈。
全編,盛り上がりに乏しい。
和解のエンディングに拍子抜け・・・。
野心と復讐でギラつく熱さが足りない。
娘を主人公にして親子に焦点を絞るか,
強欲に突き進むゴードン・ゲッコーの
鮮やかな復活劇を描いてほしかった。
23年ぶりの続編というより蛇足でしかない後日談といった印象。
マイケル・ダグラスは楽しめるが現実の後追いと配役のまずさが問題
「ウォール街」の続編なのでゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が出所してくるところから始まる。そこは予告にもあるように大きなケータイで笑いをとる。これを傑作かと問われればノーと答えるが、面白いかと問われればイエスと答える。オリヴァー・ストーンと言えば親子関係だが、今回ゲッコーの子供は娘なのでいつもとはちょっと様子が違う。娘の恋人が出てきてゲッコーと擬似親子関係になって対立するがやはり間接的なので濃い話にならない。
今回うまくいっていないと思うのは俳優の年齢。マイケル・ダグラスより上のイーライ・ウォラッやフランク・ランジェラ、下の世代のジョシュ・ブローリンはいるのに30代の俳優は飛ばして20代のシャイア・ラブーフになってしまうのだ。それなのに娘役のキャリー・マリガンは老け顔というバランスの悪さ。ウォール街は20代のネット世代が強いからかとも思ったがそういう設定でもないらしい。
それより問題なのはサブプライムからリーマンまで現実をなぞったような話なので展開が読めるのが辛い(最後はウィキリークスを先取り?)。結局はゲッコーの飄々としたキャラクターが映画を支えている。それに最後の展開は甘いように感じる。ストーンも年を取ったということか。
ウォール街をみていないけれど。
ウォール街を見ていないけれど(別に問題なくみれた。)マイケル・ダグラスが懐かしかったので見てみた。
内容は正直ちょっとありがちで、予想のできる展開だった。
オリバー・ストーン監督のせいか、妙に古めかしいカメラワークや映像がちょこちょこでてきてちょっと違和感を感じた。
娘役のキャリー・マリガンがよかった
家族の絆を強調してもよかったのかも。
中盤まで眠気をこらえるのが大変だった。
経験者や前作を観ている人には、楽しめたのかもしれない。
父と娘、母と息子の関係が描かれている場面があったので、
家族の絆をもっと前面に出してもよかったのでは、とも思う。
おいてきぼり。
僕は、ダメでした。
ウォールストリートにある証券会社マンたちのSTORY。
証券取引で、会社が傾いたり、パニックになったりするのだけれど、
なぜそんなことが起きているのか、よくわからないまま主人公たちが追い込まれていって、
スクリーンの前で追いてきぼりをくらった気分。
わけもわからず、進んで行き、
キャラクターから出てくる台詞は説明口調なものばかりで、退屈。
勝手に話が進んで、
勝手に終わってしまった。
「ウォール街」の続編ということで、
前作は観ていない。
前作の評価は高かったから、期待していたが、
前作を観てみようとさえ思わない作品だった。
前作を観ている人には面白いのかも解らない。
少なくとも僕はダメだった。
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