ウォール・ストリートのレビュー・感想・評価
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「ウォール街」の続編。前作の転落から再生へ。 経済においては時代も...
「ウォール街」の続編。前作の転落から再生へ。
経済においては時代も現代へと前作よりもさらにスピード感のあるつくり。
マイケル・ダグラスの娘との関わりが多いが、金融への執念も見物。
欲は人間を破壊する。しっかりと見ること。教訓になります。
金か?家族か?
前作『ウォール街』よりも私は今作の方が観やすかったです。チャーリーシーンの登場も嬉しいサプライズでした。マイケルダグラスも前作以上に魅力的でした。前作では冷徹で強欲な金の亡者でしたが、今回はそこに父親の顔や、刑務所上がりの孤独な男の顔がプラスされ、人間的な魅力が増していると思いました。汚い手を使ったかもしれませんが、何も無い状態からお金も仕事もそして家族も取り戻したゲッコー。尊敬はできませんが、計り知れない底力を感じました。
前作から通して観て感じた事は‘情報’が一番大事という事です。‘交渉力’、‘判断力’、‘人脈’・・・世の中上手く渡り歩いていく為にはどれも重要ですが、その土台には‘情報’があります。‘情報’をいち早く掴み、利用できた者だけがゲッコーのようにのし上がっていけるのだと思いました。ゲッコーのようになりたいとは思いませんが、そこは勉強になりました。
趣味がモーターサイクルなのがイケている!
主人公のジェイコブの通勤がドゥカティ・ストリートファイターなのが素敵すぎる。ファッションは今一つだけど…。社長のブレトンとツーリングで、ワインディングロードをドゥカティ・デスモセディチRRでレースさながらにカッ飛ぶシーンは迫力ある。
趣味をバイクに設定するのは、ジム・ ロジャーズを意識してのことかもしれない。
人生の師を事実上殺した者への復讐と父娘の確執の和解がテーマ。 結論...
人生の師を事実上殺した者への復讐と父娘の確執の和解がテーマ。
結論を言えばどちらも中途半端。
悪い噂をネットに流して社会的に抹殺するというのは現代的ではあるが、そんなにうまく行くものではない。
下手したら名誉棄損で訴えられて終わりだ。
また、自分を何度も裏切った父親を許せるのか。
特に最後の裏切りは決定的だと思ったが、簡単に許してしまって、のけ反ってしまった。
それにしてもヒロインの女性は30歳くらいだと思っていたのに未成年と聞いて驚いた。
前作とは、比較にも、ならず。
もしも入試の問題で、
「この映画のストーリーを15文字にまとめなさい」
と出題されたら、
「勝つ側に賭けた人が幸せになった」
と解答すると満点がもらえるのかも。
しかし、映画を観ている側としては、「なぜ、勝つ側に正しく賭けることができたの?」という部分こそ楽しみたいはずなので、映画のプロットとしては落第です。
これは20年以上前に出た、邦題「ウォール街」の続編なんですが、前作は、「なぜ勝つ側に賭けられたのか」という疑問について、「それはインサイダー取引をこんなふうにやっているからなんだよ」と、観客を圧倒的な説得力で納得させてくれるストーリーだったのですけどね。
だから、シナリオのレベルとして見ると、前作とは比較にならない愚作です。
☆☆☆★★ ※ 鑑賞直後のメモから これオリバー・ストーンの中では...
☆☆☆★★
※ 鑑賞直後のメモから
これオリバー・ストーンの中では好きかも…って、元々オリバー・ストーンがあまり好きではないのが理由の1っではありますが(笑)
ストーリーは予告編を観れば丸分かり(笑)
復讐劇と復活劇。それに親子確執の3っのドラマが同時進行します。
…と言えば、かなり混み入っていて分かりづらいと思われがちですが。そんな事はなくとても分かり易い作品になっています。
《善と悪》《権力と欲望》を意識させる〝◯◯の定義〟や、冒頭のラップ野郎に比べて寂し過ぎる出所。
娘との再会の際に、以前知った人との会話と相手の対応具合。
それに娘と交わす「過去は…未来は…」との会話等が違和感なく溶け込んでいます。
娘のブログが今風なだけに、最後の展開はバレバレだったりしますが。それもまた時代に則した流れな訳で…(笑)
音楽ネタとして、ディビット・バーンの曲がアルバム「HOME」から4曲。トーキングヘッズ時代の曲を併せると計7曲だったかな?
決してタップリと聴ける訳ではないですが、ファンとしては嬉しいところ。
映画の最後も一筋縄とは行かずに、二転三転する辺りもなかなか楽しかったですね。
ちょっと気になったところとして、因みに字幕はナッチでした。
特に目くじら立てる程でも無いのですが。確かシャイヤ君は復讐してやろう…と思いを巡らしている時に、マイケル・ダグラスは「イージー・トリガー」と言ったと思うのだけど。
おそらく「焦るな」とか、「まだ早い」「時期尚早」と言った意味合いだと思うのですが。ナッチの字幕は全然違っていた(ㆀ˘・з・˘)
まあ何分にも英語が分からないので強気には言えないのですが…。
2011年2月4日 TOHOシネマズ錦糸町/スクリーン1
うまくいかなかった半沢直樹
男人気欲しいな~よし!経済!
女にも見せたいな~よし!恋愛!
映画通にも誉められたいな~よし!綿密な心理描写
あとは人気映画にあるカーチェイス!師弟の愛!家族!!
全てを二時間でやろうとした結果、金持ちが騙されて自転車乗るだけの映画になりました
歴史に残る大ヒット作を作ろうとした感はひしひしと感じます。
何一つ特化してる物がなく誰が見ても面白くないという、なんといか海水に砂糖を入れたら真水ができたみたいな不必要な奇跡を起こした無味無臭の映画です。
私と仲の悪い知り合いがこの映画を見ようとしているなら強くおすすめします。
全然わかりません。
取ってつけたようなラストシーンで
は?
ってなった。
安直にファミリードラマで話をまとめすぎ。どいつもこいつもライター全員ファミリードラマに頼りすぎ。ファミリーださずに話をまとめろや。うぜぇんだよ。毎回毎回ファミリーばっか見せんなっての。
ゴードンはどうやって金を増やしたとか、どうやってだまし取ったとか、わかんねぇとしっくりこないんだよ。ブレトンのどこが悪いやつなんだ?なにしちゃいけなくて、なにならセーフなんだ?オリバーストーンでてこいや。リーマンショックで巨大資金手に入れて何がしたいんだ?証券マンは何がしたくて働いてんだ?あ?
人にとってなにが本当に大切なものかなぁと思った その世界にいると麻...
人にとってなにが本当に大切なものかなぁと思った
その世界にいると麻痺をしてしまうこともあり
大切なものを見失うこともある
芯をしっかりと
自分の人生を満足行くように生きていきたいなぁ
中途半端な恋愛、ヒューマンドラマだった。
もっと経済寄りの、業界内での人間関係を描く映画だと思ってた。
違った。
中途半端な恋愛、ヒューマンドラマだった。
つまんない映画。
お金を通じて、人の心を浮き上がらせる
お金を通した、
人間ドラマかな。
オリバー・ストーン監督、
作風変わりましたかね??
『キャピタリズム』(09)
こちらはアメリカ資本(お金)を
描いたドキュメンタリー作品になります。
上記作品に、
人間ドラマを加えて、
違った角度から切り取ると、
今作が出来上がるのかな、とも感じました。
“作風が変わったかな?”
そのように感じたのは、褒め言葉なのですが、
作品の内容がわかりやすく、心に届きやすかったから
(反面、心から抜けやすくもなってしまっているのですが)。
ストーリー展開に、
緊張はするのですが、
なんとなく先が読めてしまう。
株、ファンドの取引の
先が読めない高まる緊張感の描き方も
『ハゲタカ』(09)のほうが、私は好きです。
エンディングは、
洒落っ気もあって、
にやっと笑みを浮かべてしまいました。
“お金では買えないもの”
あのシーンこそ、
それに辿りついた瞬間だったのかもしれません。
やっぱり、
“青い鳥”は
すぐ近くにいるものなんですね(笑顔)
☆彡 ☆彡
楽しみにしていた
キャリー・マリガン。
もう少し薄化粧のほうがかわいいです。
まぁ、今回は、役柄上、仕方がなかったかな♪
若いカップルが目立った館内でしたが、
デートムービーには相応しいと思います。
金融知識が皆無でも全然OKですし、今作を
見終わったあとに、間違っても「株をやろう!」
なんて言い出さないと思いますから(苦笑)
楽しませていただきましたが、
一般料金1,800円は微妙な気が
しましたので、評価は3とさせてもらいます。
鑑賞前の期待こそがバブルだったかな・・・・・・(苦笑)
う〜ん…
23年振りの続編。
変わらずオリヴァー・ストーン監督×マイケル・ダグラス主演なので、やはり気になり、オリジナルも鑑賞し、観に行ったのだが…。
金融業界が舞台なので、少々分かりにくかったのは事実。
何も描き方が悪いのではなく、ただ自分がこういう業界に疎いだけで…。
前作は本格的な金融界の映画だった。
その後、「金融腐蝕列島・呪縛」「ハゲタカ」など作られたが、やはり前作は斬新な映画だった。
が、今回は、分散とした感じを受けた。
果たしてオリヴァー・ストーンは、リーマン・ショック後の現在のウォール街を描きたかったのか、ゲッコーの後日談を描きたかったのか(家族関係も含め)、それとも全く新しいウォール街を描きたかったのか。
無理に続編を作らなくても…と、つい思ってしまった。
豪華なゲスト出演は楽しませて貰った。
ジョシュ・ブローリン、イーライ・ウォーラック、スーザン・サランドン、そしてバド=チャーリー・シーン!
ゲッコーの娘がストーン監督の娼婦みたい
2010年アメリカ映画。133分。2011年5本目の作品。前作「ウォール街」から20年後、リーマンショック後に作られた作品だけになかなかタイムリーな作品。本作でゲッコーがどんな弁舌をふるうかが1つの楽しみだった。
内容は;
1,インサイダー取引の罪を問われ刑務所にいたゲッコーがようやく釈放される。
2,今ではすっかり大人になった彼の娘の婚約者は何の因果か金融マン。
3,婚約者の実父であり金融のカリスマであるゲッコーに、男は引力のように引き寄せられていく。
昨今の時代背景もあり、本作は見所満載の作品になるはずだった。確かにゲッコーの描き方は相変わらず凄みがあり、本作での金融の世界に魂を売った姿をみるとほとんどモンスター。「空売り」の攻防の描写なんかは、金融について詳しくない人からすると勉強になるし、スリリング。
それでも明らかに前作とは違う。それは結局、本作がありがちなメロドラマだったことであり、特に娘の描き方が不自然というか、ストーリーの展開を都合良くするために操り人形のよう。特にエンディングなんかはスクリーンにむかってトイレットペーパーロールを投げつけたくなるくらい腹立たしい。
オリバー・ストーン監督のここ数作を観てるとすっかり落ち目になっているのは承知していたが、今作ではかつての威勢の良さも消え失せ、ひたすら観客に媚びる描写ばかり。
マネーとは一体何なのかという1つの回答も、ダーウィンの進化論にかけあわせて提示されていた。しかし本作の問題のエンディングを観ると、人間は退化しているとしか思えませんでした。
期待していただけにガッカリ度底なしでした。
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