借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
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絶滅危惧種大和民族の生末
続編がなければ、ただのドールハウス物語になってしまう。(様な気がするが)
絶滅する運命を嘆く少年。
その通りである。
そして、何一つ躊躇無く彼等は外の世界へ乗り出す。
原作は欧米なので、日本の事を言っている訳では無いが、正にに今の絶滅危惧種大和民族の生末語っているように思う。しかし、降って湧いたように突然何一つ躊躇無く、もう一人の同種族の男性が現れる。さて、彼女は後々彼と結ばれるのだろうが、それでも、絶滅危惧種には変わらない。少子高齢化の極端なお話。もう既にこの主人公達は終末旅行なのである。従って、中途半端に終わらせたのかもしれない。少女終末旅行でも実に中途半端に終わり、彼女達の生末を全く説明していない。しかし、展開するストーリーが実に哲学的だとほくはおもだた。だがしかし、このストーリーは、
果たして、それだけ深い意味を込めてストーリー展開しているのだろうか?何かもう一つ足らないような気がする。
僕としては実に物足りないお話に感じてしまう。
だがしかし、彼女達の世界になれば、エネルギー、食料、の必需品はさることながら、土地もわざわざ借りぐらししなくも膨大な土地を我が物顔に出来る事は言うまでもない。逆な一般の人種が滅べ!って言っているのからなぁ?
二人が出会った意味
以前、初めて見た時はすごく好き、面白いと思った記憶があるけど、今見ると何だか物足りないなと思ってしまった。
最初に見たのは多分まだ中学生くらいの時で、身近な生活雑貨が小人たちに工夫され色々な使われ方をしているのを見るのが楽しく、ピタゴラスイッチみたいでわくわくして、小さな可愛い妖精のような存在と遭遇してお話できるのもいいなぁと思ったり、ただそれだけだった。
今もミニチュアの可愛い世界にはときめくけど、それよりも、この出会いが二人にとってどういう意味があったんだろう…出会わないことでバランスを保っていたものを崩してしまったんだから、その分プラスになる面がないとマイナスでしかないよなと思ってしまった。
翔くんは「私達は絶滅しない!」と泣きながら訴えるアリエッティの姿を見て、またアリエッティ達の力になれたことで生きようとする前向きな気持ちを持てたみたいだけど
アリエッティ(と家族)は特にこの出会いで何か成長したとか絆が深まったとかはなく、ただ命の危険に晒され、絶滅への不安を拭えないままに住処を追い出されたようにしか思えずこれで終結しちゃうのかと思った。
犠牲に足るような大きな意味があれば、この先に繋がるようなアリエッティの変化が何かあればもやもやしなかったかも…
大人になるとやっぱり素直に世界観に浸りづらくなるんだなと思った。
もう私はトトロとか小さいおじさんには出会えないんだろうなぁ。
ジブリの中では好き
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「借りぐらし」の一族つまり小人は、人間の食料を「借り」て暮らして来た。
しかし人間に見つかったら終わりで、死んだり姿を消したりしていた。
主人公は両親と3人暮らしの借りぐらしのアリエッティ。
もうその3人以外に小人は残っていないのかも知れないと考えていた。
ある日、心臓病の人間の少年と出会い、少し話す。
人間に存在がバレたことで両親は引越をしようとする。
そんなある日父が外出先で怪我したところを別の小人に助けられる。
一家は、こいつの助けで引っ越すことを決める。
引越しの日、アリエッティは父に隠れて少年に別れの挨拶をしに行く。
その間、少年家の女中が小人の存在に気付き、アリエッティの母親を捕獲。
それに気付いて、少年とアリエッティは母を見つけ出して救出に成功する。
女中は小人が実際にいて捕獲したとか言うが、すでに救出済み。
他の証拠も全部少年が隠滅していたため、女中の悪巧みは崩壊した。
アリエッティらは引越先に向かうが、少年の飼い猫が教えてくれて、
少年は追いかけて見送って、ありがとうってことで終了。
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登場人物も少なく、地味な感じの映画だった。
最近のジブリ作品はつまらんのが多いが、これはシンプルで好感を持てた。
久々に主人公に同調できたのがその要因でしょう。
おそらく多くの人が心の中でツッコんだと思うけど、
「借りぐらし」じゃなくて「盗みぐらし」やんって思った。
まあ量が極小やから、おれんとこに来たら秘密厳守で物上げるけどね。
でもこの少年みたいな奴と女中みたいな奴、どんくらいの比でいるんやろ。
おれやったら100%前者やけどなあ、後者みたいな奴が多いんやろうなあ。
でも人間も善人がほとんどやのに、一部の馬鹿や悪人がいるせいで、
人を信じてはいけないみたいな風潮が広がってしまってるし、
規制ばっかりが増えて何かと過ごしにくくなってる。
そう考えると前者の奴も意外と多いのかも知れない。
途中出てきた別一族の小人は弓を持ってた。
これぞ「狩りぐらし」って思ったけど、それはそういうネタやったのか?
BGMは終始最高。 続編がありそうな終わり方だったので物足りない感...
BGMは終始最高。
続編がありそうな終わり方だったので物足りない感じがした。
小さい人と大きい人が共存していた頃があったかもしれないと思うと面白くて本作にハマってしまった。
主人公の子孫の物語を想像するのも楽しい。
インスピレーションを掻き立てる作品。
ゆっくりとした衰退と死を描くが…
テーマは死ですかね?
病気で死と隣り合わせの男の子と絶滅寸前の小人。種の死が迫ってきている薄暗さ、小人の両親は仄暗い将来に気付いているがまだ若いアリエッティは生きる希望に満ち溢れて…そこの対比は出来てました。
そしてもうすぐ死ぬかもしれない男子、小人のアリエッティが出会って………でどうなりました?
気づいたら引っ越ししましょうってなって、川下りして終わりですよ。カタルシスの雰囲気だけ。で????なに???どうなったの?????え??引っ越し?それだけ?で終わります。端的にいうと対人トラブルで引越せざるを得なくなった家族の話。とてもつまらないです。
偏見って怖い・・
「偏見」とは米林監督に対する偏見である。作品を見ることもなく世界観にも興味がないことからは鼻から駄作だと思い込んでいた。ところがどうだ・・この作品、突っ込みどころ満載でしかも粗削りではあるが可能性に満ちていて、何よりもジブリっぽいのだが過去のジブリ作品のどの作品にも見る事の出来ないロマンティシズムに満ちている。現在ジブリから独立しているというこの米林監督の他の作品を至急チェックする必要がある。ほかの作品はさておきこの作品、明らかにヒロインのキャラが魅力的である。様々なオマージュやジブリとのアイロニカルな隠喩的関連表現などについても数多く指摘されているが、それらは既にこの監督の虜になっているマニアの方々にお譲りするとして、ここではこの監督の非ジブリ的な魅力についてのアピールを優先したい。その魅力に到達する為の装置は極めてジブリ的なオープニングに仕掛けられていた。ジブリ作品を見たことがある人ならこの作品のオープニングはどこかで見たことがあるはずである。そして同時になんだ二番煎じかと言うことで取りあえず見てしまうはずだ。そしてこれこそが初めて米林監督作品へのプロムナードメカニズムであったのだ。後は作品を見たらわかるという仕組み。さぁご覧あれ・・・
うーん
宮崎駿監督ではないジブリ作品は興味なかったけど、たまたま観ました。
原作付きということで、いきなり小人がいる世界観。
人から物を借りて暮らす。
なぜかといえば、小人は人と同じ生活水準をしてるから。
キッチン使って料理してるから、ティッシュや砂糖が必要。
小人は己の力で生活するのではなく人に依存しながらその生活水準を保つ。でも人との共存は否定する。
そんななぞの生物。そもそも人と喋れるから過去には人間と共存してたのかもしれない。
でもそういった根本的なことを触れないまま話は進む。
小人とはなんなの?そこが謎でまったく入り込めない。
原作からそうだから当たり前の世界観だけかもしれないけど、宮崎駿の練り込まれた設定のファンタジーから比べるとあまりに薄っぺらい。
で、絵や演出はジブリの丁寧で高いレベルでイライラする。
そんななか、終盤に翔が小人について言った言葉、「滅びゆく種族」
種族なの?人ということ?
この言葉があまりに唐突すぎて、また、人は60億だから少ない種族は滅びるという話も強引だしキャラ変したみたいな冷徹な言葉で、翔は病で頭もイカれてしまったのかと思ったよ。
この種族の話は、制作側があまりに小人が謎のままだから、説明するための取って付けたシーンじゃないかと思ってる。
後期のジブリ作品ってこんなのばかりなのかな。
これって借りパクぐらし?
ちょっと前に映画館でジブリを観まくったので、その勢いで連休中に観ていなかったジブリ作品を観てみよう個人的キャンペーン。というわけで「借りぐらしのアリエッティ」を観ました。
ジブリ筆頭の宮崎駿が脚本に回って、まだ若い米林宏昌が監督を務めた「アリエッティ」。まぁ、最初宮崎吾朗に監督やらせようとして断られたから米林監督になったみたいなんですけど。監督なのに宮崎駿にああじゃない、こうじゃないって言われて大変だったみたいです。お話は小人の少女と人間の男の子のボーイ・ミーツ・ガールを描いている作品です。
小人の生活が人間の小さい道具を利用して暮らしてる描写が面白かったですね。ホッチキスとか、ネジとかを上手く小さな生活に取り入れていました。借りた物は使ってしまうので明らかに借りパクなのですが、こういう設定を考えるのって楽しそうですよね。想像すると夢があります。
でも、小人だとメッチャ大変そう。床下に住めそうな大きな家って最近なかなか見ないですし、道路渡るのも一苦労でしょうし、コンビニも行けない。絶対都会には住めないですね‼️
小人の家族が人間を恐がる事になるのはハルさんを見てれば良くわかります。多分ハルさん的には全然悪気ないんでしょうけど、ビンに閉じ込めたりとか小人にはメッチャ恐いでしょうね。悪気がないだけタチが悪い💦
スッゴい盛り上がるシーンがあるわけでもなくて、所謂ジブリっぽいと感じの冒険活劇でもないですけど、絵は綺麗なので何となくボーっと観れる作品でした。
ジブリ作品の中で一番好きな、小さな小さな世界
小人ってほんとにいるんだよ。
うちの家の床下にも小人の家族が住んでるよ。
だから、人間は小人たちのために今すぐ素敵なドールハウスを用意しよう。
ほら、この、キッチンも、ソファもきっと小人たちが喜んでくれる!
電気を付ければちゃんとオーブンも動くんだよ。
そうそう、これだけは言っておくけど、決して小人を捕まえてコップに入れてラップはかけないようにね。
小人たちを見かけても絶対に見なかったことにするんだよ。
そうしないと、やかんの船で旅立ってしまうよ。そしたらもう小人たちとは二度と会えなくなってしまうからね。
アリエッティ、君はいつか種族を守るために弓を持った強い男と結婚をするかもしれない。
けれども君は心臓なんだ。
翔の心臓の一部としてこれからも翔の心臓をドキドキさせて。
翔の心臓を動かし続けて!
パラサイト 半地下の家族は絶対家の下には住まわせないけどアリエッティ、君たちはいつ来てもいいからね!
登場人物もお話のスケールも小さいが、芯の強さを感じる堅実なアニメーション。
人間に見つからないよう、ひっそりと暮らしていた小人のアリエッティが、1人の少年との出会いにより経験する冒険を描くファンタジー・アニメ。
企画/脚本は『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』等で知られるアニメ界の生きる伝説、宮崎駿。
アリエッティが出会う少年、翔の声を演じるのは『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』でもジブリ作品の声優を務めた神木隆之介。
小人の少年スピラーの声優には、『DEATH NOTE』シリーズや『カイジ』シリーズの藤原竜也。
翔が滞在する家のお手伝いであるハルの声優には、『ブレイブ ストーリー』で声優経験のある、日本映画界のレジェンド樹木希林。
第34回 日本アカデミー賞において、最優秀アニメーション作品賞を受賞!
原作はメアリー・ノートンが1952年に発表した児童文学『床下の小人たち』。
元々は高畑・宮崎コンビが1970年頃にアニメ化を企画していたらしいが、諸々の事情で頓挫してしまう。
ちなみにこの時の企画は、なんやかんやあって最終的には藤子・F・不二雄の『ジャングル黒べえ』へと帰結する。
テレ朝版『ドラえもん』の企画書を書いたのは高畑勲らしいし、意外とF先生と高畑・宮崎コンビは接点があるなぁ。
話が横道に逸れてしまいましたが、宮崎駿にとって『床下の小人たち』のアニメ化は40年来の望みだったわけです。
『本へのとびら』という、宮崎駿がおすすめの岩波児童文学を50本紹介するという本の中にも、この作品が掲載されていました。思い入れの深い作品なんでしょう。
宮崎駿自らが脚本を担当していますが、監督は若いアニメーターに任せています。スタジオの後進育成を図ったのでしょう。
白羽の矢が立ったのは当時30代だった米林宏昌。通称「マロ」。
鈴木敏夫プロデューサーに、「ジブリで最もうまいアニメーター」と称された人物。
また、先輩に可愛がられ後輩には慕われるという人柄の良さも監督抜擢の理由だったようです。
ちなみに、脚本は宮崎駿/丹羽圭子となっていますが、実際の作業は宮崎駿がホワイトボードにブワァーと書いたアイデアを丹羽圭子が纏めるという感じだったようなので、絶対に丹羽さんの方が苦労している。
宮崎駿が脚本、別の人が監督というパターンでまず思い浮かぶのは近藤喜文監督の『耳をすませば』。
しかし『耳すま』は宮崎駿が絵コンテも担当しているのに対し、本作のコンテはマロ監督自身が描いている。
従って、『耳すま』には感じた宮崎駿っぽさのようなものを、この作品には感じない。
少女に対するフェティシズムが希薄で、キャラクターの持つバカみたいな活力も封印されている。そのかわり宮崎駿にはない繊細さが存在している。
その結果、上品だがどこか物足りないアニメになってしまっているのは確か。
物語は登場人物のサイズ同様非常にミニマル。上映時間も約90分と、他のジブリの長編に比べて短い。
アリエッティにとっては大きな出来事ではあるものの、非常に個人的な冒険の物語である。
こういう地味な物語だからこそ、マロ監督の繊細な資質が十分に発揮されたのだと思う。
丁寧で美しいアニメーションなので、画面を見ているだけで感動できる。
特に背景や美術のクオリティはジブリ作品の中でも最高クラスだと思う。
また、人間の家の床下に住み、「借り」をしながら生活するという小人の描写はワクワクする!
針や両面テープなどの日用品を冒険アイテムとして利用するアイデアは楽しいし、ビスケットや角砂糖のデカっ!!感はスレた大人の子供心をくすぐってくれる。
ただ、シナリオはもうちょっと面白く出来たのではないか?と首を捻ってしまう。
特に人物をうまく扱えていない様な…
捕らわれたお母さんを救い出すという最大の山場。ここに全くお父さんが関与しないのは…
あと野生児スピラーは、登場した意味あったのか?面白いキャラクターなのに、全く活きていなくて勿体ない…。
翔というキャラクターもなんか中途半端でモヤモヤする。
「君たちは滅びる種族なんだ」とか、悪役みたいなセリフを吐く。人類は60億人もいるけど、小人は何人いるの〜?的なやり取り必要あったのか?哲学的なことやろうとしてスベってる。
翔を厭世的でひねくれた少年を描くのなら、もっと嫌なガキとして登場させて、アリエッティとの出会いでだんだんと素直になるとか、そういう王道的なのが欲しかった。
あと口がアップになった時の動きがリアルすぎて怖い。
ジブリ史上最も地味かもしれない物語。
とはいえ、スタジオの若返りを狙った監督起用などのチャレンジ精神は立派だし、高畑勲・宮崎駿作品とは違った味のあるしっかりとしたアニメに仕上がっていると思う。
久しぶりに鑑賞したが、ある程度年齢を重ねてから見たほうが楽しめる作品だと思った。
無邪気だが図々しいお手伝いさんのハルの顔が宮崎駿にそっくりなのは偶然?
それとも、「カオナシってマロに似てね?」と言い放った、宮崎駿に対する復讐なのかも?
ストーリーが悪すぎ。
金曜ロードショーで見ました。わたしには合わない。これが本当にジブリ作品?
設定はすごく面白いのに、全体的に暗い雰囲気で登場人物たちに魅力を全く感じない( ;∀;)
絵と音楽が良いだけに非常に残念!!!
こないだやっていたトトロが名作だっただけに、余計にこの作品の残念さが際立ってくる。
この登場人物たちは一体、何がしたいの?
家政婦よ、小人に意地悪をしたい訳じゃなくてただ、捕まえたいだけというのが意味不明。怖すぎ。
翔も翔で、身勝手すぎ。勝手にドールハウスなんて置かれても迷惑なだけ。
しかも、このドールハウスの意味ってなに?必要?せっかく立派なドールハウスなんだから、アリエッティたちがここで楽しく暮らすところを見たかった。アリエッティたちの引っ越しの様子なんてどうでもいい…。
しかも、アリエッティと翔っていたどうして仲良くなった?心の交流なんてあったのか?
翔の「君たちは滅びゆく種族なんだよ」このセリフも不自然すぎ。
暖かくて優しい人々。アリエッティのつつましくも幸せな毎日、家族との心の交流、楽しい日常が描かれていれば、この翔のセリフが際立ってくるのだろうけど、いかんせん、最初から最後まで暗すぎて、あんたに言われなくてもみんなわかるわ!アリエッティたちも、むしろ明日には滅びそうな顔して生活してんじゃん。
翔も翔で病んでいるね。
身体だけじゃなくて心も。
アリエッティの家族もなんだか、魅力が全くない。ヒステリックで精神的に脆い母親(しかも物欲がかなり強い)と、感情の起伏が全くなく愛情をあまり感じられない父親。
ただ、滅びゆく種族であるアリエッティたちがその運命を嘆き悲しみ、人間を恐れ時には憎みただただ暗く暮らしている。そこに翔の余計な行いが入り、そして、引っ越していく。それだけの話。
小人に憧れているおばさんだけ唯一、魅力を感じられるが、おばさんは小人に会えないまま。
この作品はなにが言いたいの?
ストーリー展開を変えてほしい。
アリエッティの家族をもう少し魅力的に描いてほしかったし、幸せそうに描いて欲しかった。翔との心の交流も、もっとちゃんと描いて欲しかった。ただただ淡々と進んでいくだけ。もっとユーモアがあってもよかったのに。
暗い気分になるだけだった。
あーー見なきゃよかった(TT)
どうせなら宮崎監督に撮って欲しかった…。
脚本も描き直してほしい。
あと、やはり、声優が声を当てないのは、不自然さが際立って、それも含めてストーリーに余計に入り込めない。ストーリが良ければあんまり、気にならないんだけどなあ。何から何まで残念!!
当時、映画館で見なくて本当に良かった。
愛情と多様性
"金曜ロードSHOW!" で3回目の鑑賞。
原作は未読。
世界にはいろいろな人たちがいます。陽気な人。陰気な人。強欲な人。無欲な人。健康な人。病弱な人。エトセトラエトセトラ。あるいは人だけじゃなく、猫もいるしカラスもいる。
多種多様な存在が溢れているからこそ、諍いが起きることもしばしばです。例えば本作で云うところの、お手伝いのおばさんがアリエッティたちを排斥しようとしたみたいに。
では、価値観の異なる者同士は分かり合えないのかと云うと、決してそうではないのだと思いました。アリエッティと翔の間に芽生えた愛情がその証明。つまり、愛は世界を救う。
広い心を持って、相手と向き合うことが肝心。アリエッティたちは借り暮らしをして生きている。しかしそれは、私たちからすれば単に泥棒でしかない。けれど譲り合う心を持てば、少しだったら分けることだって出来るはずではないか。
小人たちが借りるものは、私たちが失ったことに気づかないようなものばかり。お手伝いのおばさんの心には余裕が無かった、と云うことかと。相容れないからと言って拒否してしまえば、思わぬしっぺ返しを食らうのが世の常。広い心を持つことが、世界を変えることに繋がっていくのかもしれません。
※修正(2024/05/21)
怖すぎる
当時は映画館で観たが、子供を持ち再び鑑賞。
やはり怖い。
最初のアリエッティと翔との出会い、翔の
「怖がらないで」。いや、怖すぎるだろう!
お別れを言いにきたアリエッティに、
「見てもいい?」と聞く翔にも、なんだか無駄に羞恥心を煽られる。
極め付けはハルさんの、
「みーつけた」。そりゃ怯えるわ。
人間の中には小人を脅かさない翔の一族のような者もいれば、執拗に小人を追い詰めるハルさんのような者もいる。
思春期のアリエッティが、両親の安全第一で「絶対に人間に見られるな」という教えに反して1人で外に出たり人間と交流したり、悪い人間だけではないという真実に出会い憧れるのもわからなくはないのだが、、何度も何度も危険をおかし、父親に母親についているよう頼まれている間もなお、翔に会いにいく。やめなさいって!
その翔すら、アリエッティの同意なく勝手にアリエッティの家の台所を外して取り替えたりと、小人達が人間を恐れるのは当たり前だわ!と納得の展開。
軽はずみな行動を繰り返し、母親がハルさんに捕われ瓶に入れられたりと家族を危険な目にも遭わせてしまったアリエッティが、最後に家族に「私の身勝手でごめんなさい」と謝るところで成長を感じろという事なのか?
父親が、アリエッティの奔放な言動を、認識し注意しつつも、見守り許し、生活力の自立、精神的な思慮深さの成長を促していく関わり方が素晴らしい。
本当にそこしか共感できなかった。
俳優陣が声を変えずに演じているから、俳優さんの顔がよぎりながらのキャラクター達。神木隆之介演じる翔だけが違和感がなかった。
ただし、小人との繋がりからいきいきした気持ちや生きる希望を見つけた翔の心臓の手術は是非ともうまくいってほしい。
そして、トトロのカンタのようなポジションでアリエッティを気にかけてくれるスピラー。この先成就する事を祈るばかり。
ストーリー以外は良し。
アリエッティのような小人が、実はお家の床下に住んでいて、少しだけ品物を拝借、生活している。そして、小人は決して人間に姿を見られてはいけない。という設定。
しかし予想通り、姿を見られてしまったことで色々な出来事が起きてしまう、というような感じですが、事件というほど大きなものではありません。
いわゆる小人目線で人間の家を見るため、新鮮というか、再発見があります。キャラクターも割と可愛らしくて、水滴とか細かな描写や綺麗な庭、素敵なドールハウス?もあったりと丁寧に描かれています。本当に素晴らしいです。
ただ、何というかストーリー的には、結局何が伝えたかったんだろう?という感想です。
この物語の最大のミスは、大筋のストーリーがイマイチだったということです。
借りぐらしのアリエッティは、姿を見られてしまったが故に、お家を引っ越さなくてはならず、現実に引っ越していきました、というストーリーだからです。
また、個人的に違和感を感じていたのは、借りぐらしと言いつつも、必要な品物をただでもらっているだけなんじゃない?というところでした。このような物語では、物を頂いた代わりに何か役に立っています、だからここにいて構わないという、いわゆるウィンウィンの関係が必要だと思うのですが。
これでは、一見悪役の掃除のおばちゃんが、実は正しかった、という展開になるのでは、ないでしょうか?
音楽やキャラや絵はいいので、ごまかされがちなのですが、ストーリーは再考の余地ありです。
良くも悪くも凡作でした
良くも悪くも凡作でした。
前半の屋敷内の冒険は 面白かったです。 が、 後半の冗長さとストーリーの不自然さに興ざめ しました。 家政婦に捕獲された小人を救出する話も理解できませんでした。 家政婦は普通の せいかくの人なので、 話せば説得できる相手です。 少年が [小人とは友だちなので返してほしい] といえば応じてくれたはずです。 ばれないように取り返す必然性が理解できませんでした。
なぜ名前が アリエッティなのか? と思ったら、 原作が外国の作品 (The Borrowers) だからでした。 日本風に アレンジメントするのなら、 主人公もアリエッティから日本風の名前に変更するべきです。 花子などに。 といっても、 原作通り外国を舞台にしたほうが、 遥かに面白かったとは おもいますが。
そもそも、 他人からものを盗むことを [借りる] と主張することは明らかに犯罪です。 私は主人公たちの思想には全く理解できませんでした。
私は最近のジブリ作品を嫌いです。 昔のジブリ作品には、 人生、 覚悟、 努力、 慈しみ、 などが詰まっていました。 だから、 みていて楽しかったし、 共感もできました。 しかし、 最近のジブリ作品には、 そういった要素が欠落しています。 だから薄っぺらく、 共感できません。 この作品も その内の 一つです。
音に注目してほしい
音の描写がとってもすてきでした。
見慣れた日常であるはずの人間の世界が
アリエッティの視線から見ることでとても新鮮に感じられたし、
草木がたくさん出てきて、とても優しい印象がありました。
というかあの家、
私の大好きな小説【西の魔女が死んだ】のおばあちゃんちみたい・・・
っと想いながら見てたら、パンフレットに作者のコメントがあった!
まだきちんと読んでないからわからんけど、
なんか関係があるんかなー・・?
ナウシカやラピュタ、魔女やハウルみたいに
展開に大きな流れがないけれど、
本当に人間と小人が出会ったらこんな風になるんじゃないかな?
っと想える、リアリティがあったように思います。
好きな設定!好きな話!
最近金曜ロードショーでやったので久々に観ましたがやっぱり面白かった!
小人が好きなのもあるけどストーリーも好きです!
心臓病で生を諦めていた男の子が、
自分よりも小さな女の子が一生懸命生きてる姿を見て自分も頑張ろう!
ってなる話だった!
なんか周りにはこの話好きじゃない、意味わからんって言ってる人もいたけど個人的には好き!
アリエッティ視点でみれば、家追い出されるし、最後お別れもするしで散々だし、
特にエンターテインメントらしい盛り上がりとか派手さもないし終わりかたが落ち着いてて物足りなさを感じる人もいるかもしんない。
でもやっぱり、小人の暮らしとか人間の物をいろいろ工夫して暮らしてる感じとか楽しすぎる!
二人がいつか再会できるといいな…!
ワクワクしそうな設定なのに
他の人も書いてますが、もっとワクワクさせてほしかったです。
小人たちが人間の家に忍び込んでという、面白そうな設定なんですが、宮崎監督がそこは重要視していないようで。
あと、なぜ少年が手術を決心したのかワケが分かりませんでした。
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