借りぐらしのアリエッティのレビュー・感想・評価
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消えゆく存在同士が巡り会い、生きる意志を強固にする物語。
以下twitter(@skydog_gang)への投稿よりコピぺ――
最近のジブリ作品に比べると極端にストレートかつシンプルなストーリー。
カタストロフィや悪役が不在でも物語は成立するということを証明してみせた、優しくて少し寂しい良作。冒険のワクワク感や情景描写はさすがジブリ。
小人世界を緑基調、人間世界を茶色基調でまとめた色彩設計や、巨大感を画以上に語る音作りも良い。
巨大感で言えば小人と水滴の表現も秀逸。
消えゆく存在同士が巡り会い、生きる意志を強固にする物語は素直に気持ちがいい。
サントラに惚れた♪
映像は「さすがジブリ!」ってくらい良い出来で、マイノリティーの苦悩も描いていて、『もののけ姫』に一脈通づるところもあって、それはそれで頷けるのだけれど、及第点でありながら・・・う~む・・・ってのが、解ったような解らないような僕の感想です。
ただ、映画を観始めてすぐに感じたのは、「観終わったらすぐに売店へ行こう!」ってこと。
そして買ったのが、この映画のサントラ盤であるセシル・コルベルのイメージ歌集アルバムの「借りぐらし」です。フランスのブルターニュ地方に生まれた歌手でハープ奏者の彼女。思春期にケルト音楽に傾倒して、地元の音楽学校でハープを習い、その後ハープの弾き語りを始めたとのことで、ヨーロッパの古典的な音色と思想を今に伝えるような彼女の音楽の魅力に、僕はもう、完全にハマってしまいました(♡v♡)
だからサントラ効果で+1(^^;
小さい世界
絵はきれいだが、何が主題かよくわからなかった
残念
事件はどこだ?
CMでも流れた「君たちは滅びゆく種族なんだ」がテーマなのか。
何かの呪縛に身動きできず、物語に広がりがない。映画にする意義を感じられなかった。
珍生物の小人がいました。それ以外に何もない。
最悪だったのは、無理やりに悪役をつくったところ。悪役になる理由も曖昧で、悪く描かれるのが可哀そう。いじめだ。理由なく馬鹿にされて、何故、このキャラクターが一人負けさせられなくてはならないのか。理解不能だ。
原作に思い入れがあったのなら、もっと考えることができただろうに。事件なしに出会いと別れは演出できる。言葉に出さなくても、滅びゆく種族の悲哀は表現できる。子供向けのアニメではなく、語り口が稚拙なだけだ。子供の方が、面白いか、面白くないか、ダイレクトに反応する。それだけに危険な作品である。大丈夫か、後継者不足。果たして、後継者不足が原因なのか。大丈夫なのか、ジブリ。本当に大丈夫なのか。
『ゲド戦記』を試写会で鑑賞した。アンケートで我慢できず、作り直しを提案した。今回はまだ、作画に助けられた。小人の家や自然の描写はお手の物。そこだけが見どころ。スコアは激甘にしておいた。ファンの気分からこれ以下を付けるのは辛すぎて。
次回以降、また、がんばれ。演出、外部から人を入れた方がいいのではないか。出来ないのなら。
脚本が駄目
えっ!もう終わり??
ジブリの呪縛
なによりビックリしたのは、
私の前に書かれているレビュー件数の内、
なんと「ジブリ」という言葉が挿入されているものが7割近いこと。
中でも過去のジブリ作品と比べている人がとても多く、
具体的に作品名を挙げてあるものが4分の1にものぼっていた。
(ナナメ読みにてザッパにカウント)
「ジブリらしい」「さすがジブリ」「ジブリ作品なのに」。
こんな現象は他の映画ではないことだ。
もちろん、人気のあるブランドでファンも多いからであろうが、
それゆえ絶対評価ではなく相対評価になりがちということなのか。
全てを切り離した単体としてこの映画を観た場合は、
みなさんの評価は少し変わっていたのかなぁ、と思う。
それが幸か不幸かはわからないけれど・・・。
そんなこんなでほぼ先入観の無い私の感想はまず声に違和感ありまくり。
お母さんが容姿のわりに声が若すぎる。(しのぶ云々以前に)
役づくりと言われればそれまでだがお父さんが抑揚なさすぎ。
翔がネチっこくていくら病気設定でも暗い。
(予告の「怖がらないで〜」では、
「その言い方が怖いっちゅうねん!」と思わずツッコんだ)
樹木希林本人のキャラに頼ったようなハルさん込みで、
もう少しなんとかならないものかと思った。
気になって話に入り込むことさえ難しい。
お話の印象は「ほえ?いろいろと”簡単”すぎじゃね?」。
テテテテテッテ〜と話が進んでいく。
お前の感覚がニブイだけ、と言われてしまったらそれまでだが、
深さを感じる隙を与えてくれない映画でした。
ジブリは芸術
レビューを拝見し、全く期待せず観に行ったのですが、予想より良かったと思います。
最近は3DやCGのアニメーションが多い中、この作品は元祖ジブリという様な芸術的な美しい絵に感動しました。(←トトロ的な)
声優さん達に違和感は特に感じませんでした。
アリエッティは、魔女宅の『キキ』に喋り方、性格や雰囲気も似てるかな…?
ジブリ作品にしては登場人物が少なかったと思います。
確かに良いお話なのですが、ラストの結末には、又、借り暮らし生活を元のお家で送れるようになる等、めでたしめでたしと、一転欲しかったかなぁと感じました…。
全体的にマッタリ系で、得にド派手な演出は無いものの、繊細な部分まで描く芸術的な作品として観れば楽しめるかと思います。
ジブリ作品は、個人の好みが分かれるかと思われますが、初期のトトロや魔女宅が好きな方には、懐かしい元祖ジブリ作品の雰囲気で観てみて楽しいかもと感じました。
因みに、私はリアルタイムのトトロ&魔女宅世代(小学校低学年時)なので、この2作品はジブリの中でも大好きです。
アリエッティを当時の年齢で観たとしたら、また違った見方や感じ方が出来たかもしれません。
きらいじゃない
床下に小人が住んでいることに何の違和感も感じない。
人間を中心に据えて物事を考えれば,見逃しているものがたくさんあるのは当たり前のことかもしれない。
知らない,わからないうちに互いを傷つけあったり,支えあったりしていることもあるだろう。
結局は人間のエゴか。
花壇の花を育てるために雑草を抜くのと同じこと。花壇に咲くきれいな花と雑草に何の違いがあるのか。
アリエッティを発見したらどうだろう。ほしくならないか?自分のものにしたくないか?
相手がどう思おうと,素敵な台所セットを無理やりあげたくなるだろう。
アリエッティの母親がつかまったとき,ガラスコップの中に入れてトイレはどうするんだと思ったのは私だけか。
最後の別れの場面で髪飾りのクリップ(洗濯バサミにしては小さいよね)を少年に渡すとき
「これあげる」ではなく
「これ返す」と言わなければいけないのではと思ったのは私だけか
これでいいのか?
93分を飽きさせずに見させる演出の腕は確かです。
相変わらず作画のクオリティーも高い。
しかし問題は企画そのもの。
中身が薄すぎる!
まずアリエッティの母親、家政婦のキャラクター設定が中途半端。
母親はストーリーにほとんど関わってこないただいるだけの存在だし、家政婦も何がしたいのかが画面ではまるで見えてこずただバタバタ動き回るだけ。
大竹しのぶ、樹木希林もキャラクターが固まっていいないから十分に芝居ができていない。
その他アリエッティと猫、スピラーなど、キャラクターが唐突に主人公一家の絡んできて、しかしそこを深く掘り下げず、画面は流れて行く。
ストーリーを気にしなければBGVのような心地よい映像が続く奇妙な映画。
やはりジブリの弱点は脚本であることをあらためて痛感させられた。
何エッティー?
もっと面白くするなら・・・
観終わった後、感動も満足感もありませんでした。
(私が冷めているのかもしれませんが・・・)
でも、ほんわかしたストーリーの中で唯一浮いていたあの家政婦は単純に面白いと思います。小人を捕まえてどうしたかったのでしょうか?
(ペットとして飼うのか?それとも誰かに売るのか?)
もう少し家政婦VSアリエッティ家族を観たかったです。全面戦争的な感じでも良かった気がしますが・・・
そうなると題名も「借りぐらしのアリエッティ」ではなく・・・
「家政婦は見た!!~床下で暮らす小人たち退去せよ~」
もうジブリ映画ではなくなりますね・・・(笑)
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