雷桜のレビュー・感想・評価
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『もののけ姫』の実写版かと思ってしまったオープニング
瀬田山で生まれ育った雷(蒼井優)は、父・理右衛門(時任三郎)と二人きりで自由奔放に暮らしていた。実は赤ん坊の頃誘拐されて山奥の炭焼き小屋で育っていたのだ。将軍家の若殿(岡田)は瀬田村出身の庄屋の息子助次郎(小出)の「瀬田山には天狗がいる」という話に興味を持ち一人で山へ向かうのだ。互いに警戒心を持ち、斬り合う寸前のところ、殿は病で気を失う。理右衛門は小屋に火をつけ姿を消したため、雷は里へ下りてきた。助次郎の妹でもある彼女は本来の名前“遊”として生きることになった。
仲良くしていた殿と遊だったが、紀州藩への婿入りの話が持ち上がった・・・12代将軍徳川家慶の異母弟である徳川斉順をモデルとした若殿の斉道。“はっかん”という心の病があるそうだが、とにかく何かにつけて刀を抜いてしまう。こう頻繁に乱心しても後でケロッとしている。やっぱりそんな病気なんだろうな。
ストーリーはパッとしない。そりゃ天狗とまで噂された山少女が殿様に恋をするんだから、無理な設定なだけにおかしい場面があちこちに。
見どころは蒼井優のセミヌードしかない!ついにここまでやったか。それ以前に蒼井優の演技だけは光るものがあるなぁ。いつもとは違う性格の役柄だし、発声の仕方すら違う。
可もなく不可もなく
大橋好規さんが担当した映画でAmazon primeの対象から外れると言うことで急遽観賞。
本当にありそうなストーリーで、終わった後の印象がなさすぎる。
音楽も全体的には好きだったのですが、祭りのシーンでの英語風の歌はイメージが違うかな?と言う感じでした。
配役がみんな豪華で、演技力等は申し分なく、勿体ないと言う気持ちになりました。
まぁ、ひっつきそうでひっつかないのは女子が好きそうなネタではありますが、ここではそそられなかったです。。。
葛藤過ぎて…
あまりに葛藤が凄すぎて観てて苦しかった…。
殿様が好きになったのは、山で暮らす女性。
家来のため、家のため、山で暮らす女性のため。殿様は山で暮らす女性を諦める決意を固めたのに、山で暮らす女性は諦めようとしなくて…。
あー苦しかった…。
観てらんなかったよ。
蒼井優の叫び声が耳障りだった…。
東雲駆ける
蒼井優さんファンのため正当な評価はできません。
もちろん、ヒットさせてナンボということが分かるからしようがないですが
ラブストーリーを全面に出さなくても。。。
原作とおりで脚本していただきたかったです。
それでも凛として運命を受け入れる二人の姿に共感する人は多いはず。
変なプロモーションやTBSの番宣、若者うけ狙いのPRが残念。
榎戸さんへの”あの”演出は無い。がっかりです。
とにかくキャストのみなさんは素敵でした。
乗馬お疲れさまでした。
公開前、何度も何度も流れる予告編に…実はやや^^;
うんざりしていたのは事実である。
時代劇にメロドラマを持ち込むのかい?とその時は、
また現代っ子を使いそぐわない時代劇が展開される
のか、、と危惧していた。
原作はまったく知らないので比べようがないが、
いやはや恐れ入る二人の演技力というかその佇まい
に於いて、なかなか惹かれるものを感じて良かった。
身分違いの恋。という意味では悲恋モノなのだろうが、
私は二人が置かれた過酷な運命と境遇に惹かれた。
実親の愛を知らずに育てられた者同士。
もしも普通に育てられて両親のもとで成長したならば、
この二人は出逢っていたんだろうか。出逢ったとしても、
果たして惹かれあっただろうか。まったく別のところで
互いに抱えているトラウマや世間への恐れが、身分を
越えてさらけ出すことで、歓びの解放感へと変わった。
ある意味での呪縛のようなものが解け、やっと本来の
自分と向き合えるようになったということは誰にとっても
この上なく嬉しいことなんじゃないだろうか。
そしてそんな自分をひき出してくれた相手にだからこそ、
安心して身を委ねられるんだと私は思う。
なのでこの物語は、特に時代劇こだわる必要はなく^^;
(こーゆうこと言っちゃ、身も蓋もありませんが)
心に病を抱えたお坊っちゃまと、天真爛漫な野生児の
よくある恋愛物語をベースにしているような気がする。
更にロミオとジュリエットばりの身分違いの恋。という
(ここで時代劇!)設定が、またしてもひと山越えた二人
を阻む…という二重展開。だからまったく目が離せない。
更には育ての親、実の親、家臣、兄妹…など家族を
中心に描かれた話は、こんな事態になってしまったのを
嘆くと同時に、人間はその環境の下でたくましく生きる
ことができるという訓示にもなっている。
主演の二人は若いながら、心の葛藤とゆれ動く思いを
見事に体現していたと思う。とくに岡田将生は生白い顔
(ゴメンね)が映えて、無情な行動に出る恐ろしさが巧く、
蒼井優の猛々しさともベストマッチv小出君もいつも通り、
柄本明はさすがの説得力で最期を飾る。時任も頑張った。
残念なのは、やはり現代風というか台詞がその時代を
無視した言い回しになっているのと、間延びしてしまった
後半の長さ、、、かなぁ。あの後半をもっとタイトに纏め、
ラストの感動にスパッと繋げてほしかった。やや無念…。
(殿もひとりのオトコだったのね。ラブシーン、長かったし^^;)
雷桜
「light Edo story」
〈チラ裏〉
現代の恋愛ものと時代劇の融合といいますか…
サクッとしています
こういう感じの作品はこれからちょこちょこ出てきそう
柄本さんの腹切りごめんと池畑真之介さんの切られっぷりの演技は
ずば抜けてた あっぱれ
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