ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコルのレビュー・感想・評価
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面白い映画だ、楽しめるのは保証できる 素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
シリーズ第4作
前作の監督J・J・エイブラムスは製作に回った
「スパイ大作戦」に立ち戻った彼の手腕をトム・クルーズが大変に高く評価したということに他ならない
本当は本作も引き続き監督での続投を願ったのかも知れない
しかしJ・J・エイブラムスが固辞したのではないだろうか?
自分は製作に回って全体をコントロールしたいと、監督にはブラッド・バードを推薦したように思える
前作で大抜擢してもらって名前が世界に売れたのだから、また次作の監督をありがたく務めても良さそうなものだが、このシリーズの監督に何年も縛り付けられて、それだけの監督で終わりたく無かったのだと思う
せっかく売れた名前で、もっと沢山の仕事をやりたいということだろう
内容は素晴らしい
前作を踏まえて、「スパイ大作戦」とは、チームワークとスパイ道具の面白さだとキチンと押さえてある
その上でコミカル風味を加味して来ているのが本作の特徴
それ故にアニメ出身監督が起用されたのだと思う
さらに、前作では端役だったベンジー・ダンを大きく取り上げ現場工作員としてイーサンのチームメンバーにしているのもその方針に沿った対応だ
第1作からの主要メンバーのルーサー・スティッケルは、彼のキャラクターの存在自体がシリアスな空気になるので、ラストシーンにゲスト扱いで登場するのみ
前作で強烈な印象を残したのにマギー・Qが演じたアジア系女工作員のゼーン・リーは今作には登場しない
本作では女工作員はジェーン・カーターがその座を占めている
演じたポーラ・パットンも確かに美しいが、今ひとつ不満だ
キャラが立っていない、ありきたりの女工作員だ
アクションは更にスケールが大きくなった
前作の上海での超高層ビルでのアクションは夜であったが、本作ではドバイの世界一の超高層ビルを真っ昼間のアラビアの強烈な明るさの中での空中アクションだ
しかもIMAX の明るく広いレンズとフィルムで撮っている
そのカメラがまた室内からだけでなく、ヘリからのものなのだ
CG合成なしの、生身のアクションは壮絶だ
トムがスタントマンを使わずに144階の外壁から吊り下げられてアクションをしてみせるのは仰天
クライマックスの機械式立体駐車場内部での、3次元アクションも過去に観たことのないものだった
それぞれに大いに満足した
世界一のアクションシーンを撮るという目標だったと思うがそれは十分に達成されてんいると思う
スタントチームは世界最高の仕事をしたと思う
しかし星が5つにできなかった
何かが不満だ
なにかギクシャクしている
構成が悪いように感じる
どう考えてもドバイシークエンスが最終決戦のクライマックスにこそ相応しい
インドのムンバイシークエンスと立体駐車場は中盤にふさわしい
バランスがおかしいのだ
新キャラのウィリアム・ブラントの登場の意味は、シリーズをこれからも長く続けていくためではあるのは分かる
49歳と年齢があがってきたトムを、40歳のジェレミー・レナーで補強すると同時に、後継主役の準備しておくことなのだろうが、キャラ造形がどうにもブレブレでひどいのだ
しかも冒頭に殺される工作員ハナウェイが、ジェレミー・レナーに似ていた役者で混乱してしまう
ブラントの正体を観客はいつまでも怪しんでしまうのだ
もちろんミスリードを狙ったものなのだろうが、活かせてない
それきりになってしまっている
だから暗殺者のサビーヌ・モローとのドバイシークエンスが今ひとつ冴えないものになってしまった
もっとサスペンスが欲しかった
レジーは本作で名前をあげて、翌年の2012年競合アクション映画シリーズの「ボーン・レガシー」の主演に引き抜かれてしまう
そちらは1作だけに終わり、またこのシリーズに帰ってはくるのだが・・・
アクションも砂嵐が襲来する遠景の大迫力の割に、ただ単に視界が悪い中のカーアクションではガッカリした
想像していたのとは違う
超高層階で潜入用に無理やり開けた窓の開口部に、大風と共に大量の砂嵐が吹き込んで大混乱に陥る中でのアクションを観客は予期した筈だ
それを裏切るなら、その予想以上のことを展開してくれなればガッカリするだけだ
つまり脚本が練り上げ不足なのだ
しかしその責任は脚本家の腕ではないと思う
前作から5年も間隔をおいたのだから、時間不足の話でもない
原案から脚本に落とし込むプロット段階の問題であるのだから、J・J・エイブラムスの責任だろう
また強烈な印象を残したブルジュ・ハリーファ・ビル外壁での超高層アクションも観せ方が単調だ
確かに仰天する映像なのだが、どこかCGとか特撮合成に見えてしまう
本当に実際の映像であるという観せ方があったように思う
もったいないことだ
これも、その脚本自体に問題があるのだから、撮影構想にまで影響は当然及ぶ
監督や、撮影監督、編集の責任でも無いと思う
監督は、特に立体駐車場での縦横無尽な動き、ジュラルミンのトランクケースが滑り回るのは、流石にアニメ出身の監督らしさがあり、動きの観せ方は上手かった
しかし全体を俯瞰して観客に状況を理解させるとか、登場人物の感情の動きを観せるとか、となるとどうも力不足は否めない
それでも面白い映画だ、楽しめるのは保証できる
素晴らしいアクション映画で、是非観るべきとオススメする
しかし名作かというと口ごもってしまうのだ
コバルトの妹はウラン?
前作『M:i:III』でイーサンの妻だったジェーンがクロアチアで殺され、復讐のためにセルビア人を6人殺した罪でモスクワの刑務所にいた・・・という設定が次第にわかる。彼ら夫妻の護衛にあたっていたのが分析官ブラント(レナー)。奥さんを死なせてしまい、イーサンに対して複雑な思いで行動していたのだ。もちろん彼には内緒で・・・
今回のミッションは世界終焉を目論むヘンドリクス(ミカエル・ニクヴィスト)から核爆発させるコードを奪回すること。“コバルト”と呼ばれる人物の情報を入手するためクレムリンに侵入したイーサンたちだったが、ヘンドリクスの策略によりコードは奪われ、クレムリンの建物の一部を爆破されてしまう。事件がアメリカの謀略だとロシア側に思わされ、それが引き金となって核戦争を起こそうという恐ろしい計画だったのだ。おかげでIMFは政府から“ゴースト・プロトコル”が発令され、事実上IMFは機能停止。イーサンたちは援助なしでミッションを行う羽目となった。
殺し屋サビーヌ・モロー(レア・セドゥー)がなかなかの美人で、彼女が奪ったコードとダイヤモンドと取引されるドバイの高層ホテルで阻止しようとするが、それがまた急きょ本物を掴ませることとなり、ムンバイにまで足を運ぶ面々。ダクトの中で空中に浮かせられることになったブラントも可哀そう。1作目でトムちんが演じたシーンを思い出す。
高層ビルでのアクションがクライマックスであるかのようで、その後の二部屋で繰り広げられる成りすまし取引も面白い。おかげでムンバイでのやりとりはトーンダウン気味。このインドではBMWのハイテクスポーツカーが気に入った。フロントガラスにカーナビを映し出す技術は開発中だろうし、まさしく未来を感じさせる瞬間。その未来を奪おうとするヘンドリクスの世紀末思想というか、人類は300万年毎に滅亡させるという思想にどきりとさせられる。しかも自殺してるんだし、頭の構造がよくわかんねぇ・・・
爆破シーン、カーチェイス、砂塵の追跡劇など、CG満載。しかもクレムリンではCGによって警備員を誤魔化すというシーンもあり、やはりハイテクが売り物の映画なんだな。イーサンの心情も察することができず、新たに仲間となったジェーン・カーター(ポーラ・パットン)とベンジー・ダン(サイモン・ベッグ)のキャラの面白さだけが伝わってきた。そして、心を読ませないイーサン。最後には妻は死んでない!というオチも披露してくれた。
娯楽の王道ですね
大晦日に、観てきました。
とりたてて新奇なアイディアは一つもない映画だけど、大金を掛けて撮影した娯楽映画の王道という感じで、予告編の時間も含めれば3時間も着席していたわけだけど、飽きませんでした。
各地の風景が楽しめた。
お馴染み、トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」シリーズ。
最初の作品しか観てないけど、今回は何か観たい!とトレーラー観て感じたので観てきた。
うん。結構楽しめました。
ハンガリーのブタペストから始まり、ロシア、ドバイ、インドとかなり色んな場所を飛び回っている。しかし、トレーラーでも出てけど、ドバイのあのビルはスゴイな。。砂嵐も凄かったし。まぁ、CGなんだろうけど。
しかも、これは監督の性格かもしれないけど、随所にお笑い要素が入ってた。ストーリーはかなり真面目なんだけど。
普通に楽しめます。
レイトショー金額だったら十分元取れますね。
シリーズ最高傑作
3作目が微妙だったのですが、今作で盛り返しましたね。派手なアクションのみならず、頭脳戦でハラハラする駆け引きが行われたので楽しくみれました。変装してクレムリンに潜入するシーンや高層ビルの壁を登るシーンが特に好きです。6作全部試聴しましたが、今作が一番面白かったです。
ドバイのスリリングさが堪らない
今回はバラエティ要素がいくつか含まれているような作品だったので、今までのものより少し雰囲気が違っていたが、ドバイの高層ビルでのアクションなど、手に汗握る展開は相変わらず楽しめる作品。
3は暗い部分も多かったが、全体的に明るい印象に変わった。
様々なハイテク機器がうまく使えないことなど、今までのハイテクを駆使したスパイ活動と違い、行き当たりばったり感がこれも楽しめる。
そこら辺の人が作った感じ…
孤立無援(ゴーストプロトコル)のIMFチーム。阻止するミッションは核爆弾!
規模はデカい!デカ過ぎる!
シリーズ随一!のハズなんです…
M:I Ⅲで結婚したジュリア はどうやら殺されたらしい…。
そのせいか、我らがイーサンハントは凄腕だけど魂抜けてる感じ。
「これがやりたかったのよ」感ありありのドバイタワー。
アイデアだけのクライマックスの立体駐車場。
魅せますよ。ただ、
アクションありきのプロットって感じで、ノレないんですよねぇ…。
ベンジーの技術も使えねーし、ルーサー呼べよ!って思ってたら、最後に参加出来なかった言い訳的に登場…。
結局ジュリアも生きてたけど、後付け感ありありで、完全にシリーズの足枷になってますよねぇ…
監督もデパルマ、ジョンウー、エイブラムズと、有名どころ、流行りもの、新進気鋭ときて、今作。…誰?
前作までは各監督の作風やイーサンハントのキャラ変を楽しめたんです、でも…。
もちろん製作サイド、脚本ありきだとは思いますが、ヒットコンテンツをここまで印象に残らない凡庸な作品に仕上げるとは、今作の監督に幸あれ!……です。
ハントは高いところがお好き
今回はモスクワで罠にはめられ、クレムリン爆破の犯人にされてしまう。
次はドバイの高層ビルと砂嵐で騙しと追っかけが楽しく、クライマックス状態。
その結果、ムンバイは付け足しみたいになってしまった。
女殺し屋役のレア・セドゥーはその後、ボンドの恋人に。
トム・クルーズの映画作成の心意気を深く感じた作品
高層ビルを特殊器具を使って這い上がるシーンは忘れ難い。
<2012年1月9日 劇場にて鑑賞>
この5年後、NHKBSシネマにて再鑑賞したが、細部は忘れており、大変面白かった。つまりは再鑑賞に耐えうる作品ということである。
MIシリーズで一番!
いやー、何度見てもおもしろい。笑わせてくれるコミカルなシーン、白熱のアクションシーン、ハラハラの緊迫なシーン、いろんな展開が織り交ぜられていて、ずっと前のめりで見てしまう作品で、ミッション・インポッシブルシリーズで一番好きな作品です。1作に回帰したというかスパイの仕事を十分に楽しめた作品でした。
最大の魅力は、このチームですね。いつも貧乏くじ引かされるリーダー ・イーサン、頼りになる女性エージェント・カーター、現場もこなせる分析官・ブラント、もはやシリーズの顔になった天然の技術屋・ベンジー。クレムリン、ブルジュ・ハリファ、インドのパーティと、こんなにも、トラブルが頻発して、作戦を失敗し続けるスパイチームも珍しいけど、最後はなんとか危機を防ぐ。最後に、イーサンが言ったようにいいチームでしたね。そして、今までにはない、コミカルな描写をたくさん盛り込んだのも良かったですね。
そして、なんといっても、トムのスタントなしのアクションシーン!!ブルジュ ・ハリファでの外壁登り&ダイブのアクションはシリーズの中でも屈指のスリリングなシーンでした。最後の立体駐車場での三次元アクションも落下、衝突のダメージがすごく伝わってくるような見事なアクションでした!これが、CGやスタントなしっていうのはもはや言葉にできない凄さがありますね。そして、個人的にトムの走り方が好きです。決してスマートじゃない、全力で走ってる感があっていいです(笑)
それに加えて、見ていてワクワクするようなハイテク系のスパイツールがいろいろ出てきて楽しかった。逆にフルマスクは一度も出番がなかったですね 笑
キャストの中では、007で2作ボンドガールを任されたレア・セドゥや、24のハッサン大統領役のアニル・カプールが出演しているのが印象的でした。
最後にジュリアとの遠目からの逢瀬のシーンがありましたが、やっぱりMIシリーズは、色恋の要素がない(少ない)方がおもしろい!
より人間臭くなった我らがヒーロー(ほめてます)。
ブラントのやりたくなけどやらにゃあならん時の準備体操真似してます(*^^)v。
ドバイでのアクションが売りになっている映画なのだけれども、
何年も経って、心に残っているのは、ドラマパート。
ブラントへの探り合い。
ブラントの、イーサンへの心の距離感の詰めあい方。
ベンジー、初エージェント勤務の”一人前”感覚。
緊張感あふれる場面なのに、あんなにお腹抱えて笑ってしまうなんて!
クレムリンでの大写しでも、ドバイの「RedはDead」とかのたもうた時も。
それを聞いた時のイーサンの嫌~な顔。ルーサーならイーサンを心配し、無条件に頼っていられた。心配なのはルーサーがやるかやらないかだけ。なのに、イーサンをスーパーマン視しているベンジーは「できるでしょ」って感じで言ってくる。しかも不完全。
この二氏を入れただけで、緊張感倍増。
急ごしらえで、いろいろ事情アリのチームなのに、なんだかんだあって、このチームだからこそのガッツポーズをとってしまうようなコンプリートもありと、飽きさせない。
まあ、チームワークなんてそんなもんだ。初めからばっちり信頼できる仲間と組めるなんてそうそうない。相手もプロだと信じて、人知尽くして天命待つなんだろうな、何事も。
イーサンの格好良さを見に来たはずなのに、
スパイ映画としてハイテク機器を使いながらクールに任務を追行する姿を見に来たはずなのに。
あれ?手に汗握る人力。とてもつない人間臭さ。
でも、それがやみつきになる。
さすが「Mr.インクレディブル」の監督。
シリーズ3で家族を持ったイーサン。
なのに、なぜ?ここにいるか?と度肝を抜かれるオープニング。
そして、徐々に明らかになる、3~今作までのイーサンの生活。
そして、シリーズ3で教え子を失くしたイーサン。
だからなのか、シリーズ最初~3までのような、周りの意見を聞かずに、周りを巻き込んでぐいぐい責めるイーサンはいない。
世界の人々を危険にさらさないためのミッションを、自分の命・体の危険を顧みず、やらなければいけないことをこなしていく姿勢は変わらねど、”インポッシブル”を際立たせるだけの演出ではなく、仲間の個性が際立つような演出に変わった。
「妻を守るのは僕の役目だ」
失敗が心のしこりになっていたのに、それを許されるどころか、信頼されるって嬉しいし、幾回りも心の器が大きくなったイーサンに、何度も惚れ直してしまう。
そんなところも何度も見直したくなる肝。
そんな風に、”味方”のドラマは丁寧に描かれている。
反面、”敵”キャラは、1のマックスを越える人物がいないのが寂しい。
悪役を演じられたニクヴィスト氏は勿体なあと思う。
3でも、マーサン氏やホフマン氏がもったいなかったけれど、最近は”世界悪”の書き方って難しい。
そんな中でも、女殺し屋として登場したセドゥさん。
わずかなシーンながら、目を引く。その後、日本でも彼女の主演作がたくさん公開された。相変わらず、トム様の映画に出た後ブレイクする女優・俳優が枚挙にいとまない。俳優としてだけではなく、目利きとしても優れていらっしゃるんだなと感服。
そして、やはりこのシリーズを他にはないものにしているのは、トム様のアクション。
ドバイのスタントはびっくりしたけど、一番心臓に悪かったのは、振り子で部屋に戻る時、イーサンが窓枠におでこ?(顔?)ぶつけて落ちそうになる場面。あわてて3人で押さえて部屋に引き入れますが、心臓止まりそうになりました。後で考えるとあの場面はセットで、背景CGだと思いますが、多分トム様は本気で顔ぶつけていると思う。目じゃなくて良かった(ほっ)。
このシリーズで毎回書いてしまうけれど、お体だけは気を付けて。
もうどれをとっても最高です★★★★★。
ブルジュ・ハリーファ
"ミッション:インポッシブル" シリーズ第4作。
"プレミアムシネマ" で3回目の鑑賞(字幕)。
冒頭から緊迫感たっぷり。矢継ぎ早の展開でクレムリンが崩壊し、組織の後ろ盾を失ったイーサンらの激闘が始まる…!
核戦争回避のため、前作から引き続きチームワークを武器に不可能レベルMAXな任務に挑む様に手に汗握りっぱなし。
シリーズ恒例、トム・クルーズの命懸けスタントはやっぱり鳥肌モノの迫力。ブルジュ・ハリーファの窓ガラスをよじ登って行くシーンは手に汗握り、思わず呼吸を止めてしまうほどにスリリングでした。実際にやっているんだから恐れ入る。
最初からクライマックスまでハラハラ・ドキドキの展開がノンストップで繰り出され、冗談抜きで息つく暇が無い。
観終わった後には心地良い脱力感に襲われて、知らず知らずの内に肩に力が入っていたことに気づかされました(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2023/06/26:Amazon Prime Video(字幕)
※修正(2023/06/26)
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