「ゴーストプロトコルとは」ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル 覆面A子さんの映画レビュー(感想・評価)
ゴーストプロトコルとは
言わずと知れた
『M:i』(ミッション:インポッシブル)シリーズの第4作めですね。
このシリーズは大好きなので公開日に見て来ました!
どうしてもあの音楽聞くとウズウズして駄目です。
感想!
IMAXすげぇぇぇぇぇ~(←Σ(~∀~||;)そこ?)
この映画はIMAXで撮ってるから絶対IMAXっ!
って思ったけど、あの映像のクリアさと音響!
お金を余分に払っても(値引かない定価で2000円)
ここは断然IMAXです!
3D以外でIMAX使うのは初めてでしたが
やっぱ2Dにおいても臨場感が全然違うと思います!
さて、
ゴースト・プロトコルってどんな意味だ?
気になって調べると12/15時点では「見えない指令=空任務」って出て来ます。
ま、それはそれで、そうなんだろうけど
今回の映画において、それだけでは、なんとなく物足りなくって
深く考えてみました。
すると、
give up the ghost
=物理的な生きている・動いている状態がなくなり、
存在維持に必要な全ての属性と機能を失う
という言葉を見つけて、
「何にも属さず、機能・存在していない(ことにする)協定」
って意味合いを気持ちの中に付け加えてみました。
勝手な解釈で間違っているかもだけど、
ゴーストカンパニー、ゴーストライターみたいに
「実態のない」「存在し得ない」という
アングラ的ネガティブ・ワードに使われる、「Ghost」という言葉。
今回、主人公のイーサンはクレムリンを爆破した
爆破テロの容疑者としてロシアの諜報機関に追われることになり、
国家的トラブルを恐れる意味でアメリカも
彼…ひいてはIMFそのものの属性や任務を切り離してしまうから
なんとなくそんな意味合いがふさわしい様に感じます。
「大統領はゴースト・プロトコルを発令した」
大統領:いいか?IMFは存在しない。
イーサン・ハントほかIMFのメンバーは国家機関とは何のかかわりもない。
そしてイーサン・ハントがソ連にテロリストとして捕まった場合はもちろん、彼はアメリカ国家とは全くかかわりの無いってことにするからね。
みんな(内部)そのつもりで記録と記憶を抹消するように!
…という戒厳令を国家機密関係者一同に通達する指令。
つまり「なかったことにしちゃうもんね協定」
うん、こんなところではないでしょうか?
ということで、クレムリン爆破の濡れ衣を着せられロシアから追われ、
アメリカからも「なかったことにしちゃうもんね協定」で
知らんぷりを決め込まれて、背を向けられ、
信じられるのは仲間の3人のエージェントだけ。。
…超インポッシブルなミッションをどうやってポッシブルにしていくのか。
手に汗握るハラハラさで最後までスピーディーに
それはもう…息つく余裕ないくらい、
ぐいぐい魅せられ、ストーリーに引っ張られていきます。
舞台もロシアからはじまり、ドバイやインドなど、グルーバルに世界をまたいでいきますが
なんでドバイ?っていったら、
おそらくそこに世界一高いビル「ブルジュ・カリファ」があるからで
トム、よっぽど上りたかったんだなと思いました(*^ー^)ノウンウン、ワカルワカル。
でも真剣な話、ドバイの「砂嵐」とかもストーリーをドラマチックに演出していて、とても良かったです。
最後ちょっとだけネタバレ…
映画で途中に出てきましたが、すっごい車がたくさん壊れる中、
コイツだけがかすり傷ひとつなく無傷でした!
↓↓↓↓
BMW4 i8 EV
ビジョン・エフィシエント・ダイナミクス 様(憶測数千万円以上)
100m垂直落下して大破する車もビーエムでしたが。。
「これだけは絶対傷つけちゃ駄目!」みたいなメーカー側の主張みたいなのが聞こえましたよ。
荒々しく滑走する中、魔法でもかけられてるみたいに何にもぶつかりません。
ガンガンぶつけまくったら、いっそ格好よかったのに。。。。(他人事)
ちょっとオトナの事情とか垣間見てしまって現実世界に引き戻されちゃいますね。。
えっ?ネタバレってそこ?ヽ(`Д´)ノフザケンナ
本当にネタバレ話を入れますね。
今回登場する重要キャラ(わりと)「分析官」が、ずっと後悔してやまない
「守れなかった"ある夫婦"の奥さんの話」には注目。
これが彼の心に深く影を落としているのですが最後の最後で思わずホロリ。
出演者リストに表だって出てこない「あの人」の友情出演(?)で、ちょっとした切なさが残る後味になります。
シリーズ見てなくても全然楽しめますが
前もって3を見ておいた方が楽しめるかもしれません。
前作からの【彼】の出世の経緯とか分かったり?(笑)
ちなみにシーリーズ全作品を通じて出演しているのは
イーサン・マシュー・ハント=トム・クルーズと
ルーサー・スティッケル=ヴィング・レイムスだけです。
今回ルーサーはちょこっと役ですので知らなくても大筋に全く影響はありませんが
つながりを詳しく知りたい方は1話からどうぞ。。
ちなみにSTORYの矛盾を指摘する方がいます。
私もいくつか感じましたが、(アタッシュケースとっとと壊せば良かったのにとか…)
このシリーズにおいては野暮ですww
ツッコミドコロはたくさんあっても純粋にスピーディー感を楽しむのが本話の楽しみ方ではなかろうかと。
最後にお話を見た片、締めくくりでイーサンは、ルーサーと待ち合わせていますが
ルーサーが待ち合わせ場所を決めて「アレ」を仕組んだ?…って私は想像したんですがいかがでしょうか?考えすぎ?
ルーサーの粋なはからいでイーサンが期せず出くわしたもの。
な~んて妄想すると
…見事にタイトルghost protocolに落ちます。
ご覧になった方、いかがでしょう?
あ、私は、あの場所に隠したのはイーサンとルーサーの計らいで、あの場所で以前から眼差しだけでデートしていたんだと思っていました。だからこそ「〇を守るのは僕の仕事だ」とブラントに語る言葉が切なくて…。
だから『フォールアウト』での顛末に戸惑いつつ、幸せなら、ま、いいかと思っています。
また、見直さなきゃ。
失礼しました。