月に囚われた男のレビュー・感想・評価
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良作
低予算作品ながら脚本がものすごくよくSF映画好きにはすごくおすすめの作品です。
監督がデヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズということでだいぶ前から作品自体は知っていたのですがやっと見ることができました。
サム・ロックウェルは今まで『アイアンマン2』でのジャスティン・ハマーというちょっとコメディ寄りのヴィラン役しか知らなかったので、こんなシリアスな作品にも出てるのだなぁと。
出てくるAIのガーディー役も『アメリカン・ビューティー』のケヴィン・スペイシーだったということを最後にエンドロールで知ってびっくりしました。
宇宙での居住スペースのデザインがいかにもSF映画!って感じのデザインで、それが好きな人にはたまらないのだと思いますが、もう少し独自性があったらそれはそれで見て見たかったかもなぁと思いました。
兎に角にも次の展開に気になる、画面に引き込まれるという点で本当に中だるみのないよくできた脚本だと思いました。
脚本と俳優の価値
帰りたい!
家族と別れ3年間の期限つきで月で孤独に働く男。自己とその秘密と対峙...
意志を持つって、目的を遂行するために 最も大切で、動物や機械には出来ないこと。
すごく好き。
雰囲気は、2001年宇宙の旅っぽいかな、
宇宙空間の閉鎖的雰囲気とか、HALそっくりのロボット出てくるとことか。
内容もすごく面白い。
以下ネタばれ含むけど、
最後は、泣いてた。
クローンを創るなら、なんで感情までもを創ったんだろう、ってすごく思った。
気持ちを持たない、機械みたいな人間を創ればよかったんじゃないのかなって。
けど、感情もコピーすることによって、地球に帰りたいっていう気持ちが強くなるほど、人は効率的に働こうと思うのかな。
意志を持つって、目的を遂行するために
最も大切で、動物や機械には出来ないこと。
だから、人間そのままをクローンとして創りだしたんだろうな。
主人公は叶うと信じて疑わない夢のために、働く。
なのにその夢が叶わないと知った時の絶望感。
スクリーンを通してその絶望感を共に感じた時に、涙が出ていた。
最後の最後はやっつけな感じがして微妙だったけど、
それまでが本当に面白かった。久しぶりにこんなに面白い映画を観た。
恵比寿でしか上映してないのが、非常にもったいない。
あと、主人公がたまに谷山雅計さんに見えたのも、
感情移入を即行出来た大事な原因。
4/25@恵比寿
イギリス映画
監督:ダンカン・ジョーンズ
主演:サム・ロックウェル
製作費:$5,000,000
公開日: 2009年7月17日(英)
2010年4月10日(日)
監督への期待が下がりつつある
美しい、悲しい
さすが
こりゃ~良いよ。
シンプルかつストレート
いやいやすっかり見いってしまいました。
正直、この映画の事を全く知りませんでした。
何気なく見ただけなのですが…思わぬ傑作の発掘に心が踊ってしまいました。
発見の喜びとは裏腹に、見所は何と言っても切ない物語です。
もう胸が締めつけられる思いで、苦しくて苦しくて…
私、すっかり主人公に同調してしまいました。
この作品、中盤早々にオチを明かしてしまいます。
後半どうするのかと思ったら、苦悩と葛藤を持って来ます。
そこが「そうきたか〜」よりも「そうだよねぇ」と、共感出来ました。
予想を覆すどんでん返しを期待しないで見れば、憂い満足する事と思います。
個人的にはSFって、派手な闘争劇よりも、科学の進歩でも変えられない人間性を描いている物語のほうが、面白い作品が多いと考えています。
これからご覧になる方は、ぜひ情報を仕入れずに鑑賞していただきたいですね。
音感も秀逸ですから、心の琴線をビンビン弾いてくれます。
いや〜切ない…
日々頑張っているサラリーマンの方にオススメです。
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