告白(2010)のレビュー・感想・評価
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子ども出来てからみる凄まじい重さ
告白
面白いという表現がふさわしいのかは分からないが、ともかく凄い映画をみた。
とてつもなく重い映画で引き込まれる。
湊かなえはいくつか読んでいて、告白も発売当初に読んだ。
この映画も映画館でちゃんとみた。
今回は二度目。
当時と大きく違うのは、自分に子どもができているということ。
必然、自分の子どもに重ね合わせるわけだが、これがまた酷く暗い気持ちにさせる。
自分のクラスの生徒に、自分の子どもをこんなことされて、まともな精神でいられるだろうか。
松たか子のような行動力は発揮できないものの、似たようなことをする衝動にかられるのではないだろうか。
原作がしっかりしてるだけに、内容はとても濃い。
最初は松たか子演じる担任の先生の告白から始まるけど、そのあとは登場人物それぞれの視点での告白が続く。
そうすると、松たか子目線で感じた印象と、実は本人が思ってたことは、案外違っていたことが分かる。
ミステリーとしてよくできてる。
それにしても、松たか子怖い
【”血。 そして、因果応報の極北の罪と罰” 】
■劇場で鑑賞した際、余りの衝撃故に、暫く席を立てなかった作品。
原作は読了していたのであるが、中島監督の前作までのテイストを拭い払った、激烈な復讐劇の映像に戦慄した。
数多のホラー映画が、裸足で逃げ出す程の恐ろしさと、鑑賞後の嫌な感覚が、未だに忘れられない作品である。
・その感覚を醸し出す「レディオヘッド」の”ラスト・フラワーズ”の美しいメロディが凄惨な映像の背後で、抑制したトーンで流される様。
- トム・ヨークのあの透明で、リリカルな声は、近作で言えばリメイクされた「サスペリア」の背景で流された数々の楽曲が印象的であるが、ルカ・グァダニーノ監督は、今作から彼の楽曲の起用を思いついたのでは、と勝手に思っているほど、抒情的ホラー・テイストの作品に合っている。 -
・内容は、原作も含め巷間に流布しているので、言及しないが、彼の原作のダークな世界観を映像化した中島監督の手腕には、脱帽である。
・演者も、松たか子を始めとして、素晴らしい。(年齢的に、当時今作を観れなかった少年A.Bは今作を見て、どう思ったのであろうか・・。
特に印象的なのは、少年Aの唯一の理解者だった美月を演じた橋本愛である。
一般的には、彼女の女優としての名を高めたのは、「桐島、部活辞めるってよ」であるが、私は今作も「桐島・・・」に並んでいると思う。
<このような事を書くのは、稀であるが、もし今作を未鑑賞の方はお時間があれば鑑賞されることをお勧めしたい作品である。
但し、精神的に安定した状態である事が望ましい・・、と思います。>
絶望の音
この映画が中島監督の最高傑作なのかもしれない
告白
これは観るべき
反時計回り時計
前々から気になっていた映画だが、先週見たこの作品と同じ監督の"渇き。"で衝撃を受けたので、興味がより一層湧いたため鑑賞。
待って、待って、ヤバすぎるやん。
ヤバすぎるやん!!!!!!!
久々にこんなに面白い映画見ました。最近、あまり自分に合わなかった作品ばかりでしたけどこれはどハマり。今見たばかりだけど、何度もみたい。そんな作品
中学校教師の森口(松たか子)は、職員会議の間に娘がプールから転落死してしまったという悲報を耳にする。しかし、死亡原因は転落死では無くクラスメイトの仕業だと気づいた森口は...。
ネタバレ大厳禁。しかし、この映画の魅力を多くの人に伝えたい。。。触れないようにしながら、3つのエグすぎる点にまとめてレビューしていきますね。
まず、演者がエグすぎる。
心の底からの声の張り、顔で訴えかける想い、自然すぎる動き。震えが止まらない演技で目が離せない。子役たちもほんっとにすごいですな。橋本愛もキレイな目してること
そいで、脚本がエグすぎる。
至る所に伏線を散りばめて、意味深にしながら最後にはきれいさっぱり回収する。物も言葉も何もかも
んで、編集がエグすぎる。
時系列をバッラバラにするのは中島流だろう。間に別のシーンを挟んだり、スローや逆再生を上手いこと使っている。渇きと告白でこの監督が大好きになった。ビビるほど自分の感性にハマる。
この世に反時計回りの時計があれば、重い命は救われる。しかし、そんなものはこの世に無い
過去は振り返れても過去に戻ることは出来ない。
でも、反時計回りの時計があれば全てが解決できるのだろうか。過去によって救われる命も少なからずあるだろう
超面白い映画だった。
原作は小説みたいなので、ネットで注文して読んでみよっかな。映画もまだまだ見たい
〈追記 2022年11月24日〉
何年か前ですが、この映画を鑑賞してから直ぐに小説も読みました。めちゃくちゃ面白いです。原作を読むとより分かる、この作品の秀逸さ。中島哲也監督の表現力に脱帽。もう、今思い出しただけでも鳥肌止まんない。
湊かなえ特有のおぞましい作風を映像化出来る監督は、中島哲也しかいないと思う。「母性」を見て、よりそう思った。告白→4年後→渇き。→4年後→来る ですから、このペースで行けば2022年には監督の新作が出ると思っていたのですが...笑 中島監督の映画を映画館で見たことがないものですから、体験してみたい。新作、お願いします。
もし、この作品を見たことがないのであれば、
・体調万全であること
・あと寝るだけであること
・牛乳をしばらく飲まなくていい状況であること
の3つの条件が揃った上で、ご覧下さい。
オススメ出来ませんが、超オススメです。鑑賞は自己責任で。
中学生のガキにも容赦しない罰を
おうち-257
ざわ・・・ざわ・・・。
絶望の味を知りた、、、くはなかったんですが、知ってしまいました。
この映画で心が許されるのは、「あ、やしろ優時代の芦田愛菜ちゃんだぁ」だけです。
そこらのホラーより怖いし、叩きのめされるから。
なぜか夜中に見始めたら、止まらず鑑賞。
鑑賞後は、もれなくカイジに。
内容に触れようとすると全部ネタバレしたくなっちゃうタイプの映画なので、もはや書きませんが(え)、
こんな邦画があったんだ!と驚き。
松たか子さんと木村佳乃さんの演技、特に声の演技が素晴らしく、そして怖い。
私は本が苦手人間ですが、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』なら時間を忘れて読んでしまうように、この原作も続きが気になり読みふけってしまいそう。
その「ページをめくる手が止まらない」を映画でちゃんと表現されていることも素晴らしいな、と思います。
この映画ではチャプターごとに視点が代わり、そのキャラクターがナレーションをつとめる構成ですが、その際キャラクターの名前がテロップで出る演出です。
これ、本なら、チャプターの最初のページにはきっと名前だけが書いてあるんだけど、そのページをすぐめくって、次のページを読みふけっちゃうやつでしょ(ぶってみる)。
告白…それは狂気
狂気ある雰囲気がよい
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