「精神的に追い込むという復讐劇」告白(2010) 山崎 真也さんの映画レビュー(感想・評価)
精神的に追い込むという復讐劇
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7〜8年前に一度観て、湊かなえさんの小説も読んだ作品。
衝撃的な作品だったのは覚えていたが、改めて鑑賞。
以前見た時には子供がいなかったが、今は3歳の息子がいる自分。
以前とは違い、もし自分の息子が13歳以下の子供に殺されたら…と考えてしまう。
恐らく自分なら松たか子さん演じる森口先生のように冷静に精神的に追い詰めていく復讐ではなく、感情のまま手を上げてしまうだろう。
犯人Aのように全然反省せずに日常を過ごし、犯罪を重ねていくような犯人に対してはどうだろう。
すごく悔しく、絶望感と許せない感情で毎日過ごすしかないのだろうか。
そんな犯人Aに対して、教育的指導?を思わせる精神的追い込む復讐は狂気を感じるが、どこかやってやったな!と思ってしまった。
それぞれの告白で進む流れも斬新だが、中島監督の映像も演出も凄い。
演技についても松たか子さんの演技もすごいが犯人Bの親バカ母親役の木村佳乃さんの演技がまた素晴らしい。
現在有名になった俳優さんも沢山。
数年後にまた観ます。
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