「罪と罰を考える凄絶な授業」告白(2010) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
罪と罰を考える凄絶な授業
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DVDで鑑賞。
原作は既読。
生徒に娘を殺害された女教師の仕掛ける、凄絶な復讐劇。誠に教師らしい方法で増長したクソガキどもをコテンパンに…
偉そぶって周りを見下していても所詮は子供。周到に見えて浅はかこの上無いのでまんまと地獄へ突き落とされました。
痛快さを伴いつつ、なんとも後味の悪い結末でした。
中島哲也監督はスパルタ演出で有名だそうですが、その甲斐あってか、松たか子などの大人の俳優たちも、橋本愛をはじめとする若手俳優たちも、ポテンシャルを限界突破した迫真の演技を披露しており、迫力に圧倒されました。特に木村佳乃演じる母親がえげつない狂気。その末路も衝撃的でした。
観終わって決していい気分になる作品ではありませんが、この後味の悪さが何故かクセになる。不思議とまた観たくなってしまう。とてつもない中毒性を持った作品だと思いました。
※修正(2024/04/26)
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