「面白かった。でも苦しかった」告白(2010) talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった。でも苦しかった
怨念というか誤解というか、内にこもって考え方を変えられない感じが怖かった。日本だと思った。
日本の集団は手を繋いで団結して協調して色んな意見も合わせて市民として前進する、のではない。日本の集団は互いに見張って異なる考えや価値観を下に見たり排除する。
この映画見てからだいぶたっているので上に書いたことは映画と殆ど関係ないです。ごめんなさい。ただ、学校が舞台で生徒と教員と親がからむ、という映画はなんでも苦しいです。なぜ授業中に日本の生徒や学生は静かなんでしょう?それは先生が授業中は静かにしなさい、と言うからです。なぜ静かにしなければならないのだろう?それが身体に染み込むから、日本人は授業中静かで、意見、感想、反論何を求められても話すのがとても苦手で、なおかつなんであれ目立ちたくない人達になってしまう。それが残念でならない。若い人達も誰でももっと生意気になって言いたいことを自分の顔だして言って欲しい。自分にも言い聞かせながら、そう思います。
映画と関係なくてすみません。
> 学校は楽しいことも多かった
自分もです。俺は別に嫌なことは多くなかった。それは俺が大勢に倣うことに抵抗がなかったから。でも、「さまざまな人がいる中で、全ての人に強制しなきゃいけない点は学校の必要悪。それが許されるのはおそらく生死がかかる軍隊だけ」ということを、せめて忘れずにいよう、という自分への戒めです。
映画は、「きついけど、観ておけ」って映画ですよね。映画たくさん観るようになったきっかけは、そう言ってくれた先輩の一言だったので、その面でも印象的な映画です。
「学校は必要なものだけれど、どちらかと言えば "必要悪" なので、少しでもよくする方向に常に考え続けなければいけない」と思っています。