劇場公開日 2010年3月13日

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時をかける少女 : インタビュー

2010年3月10日更新

仲里依紗&中尾明慶“時かけ”コンビが垣間見せた明るい未来

「仲里依紗、仲いいさー」by中尾明慶
「仲里依紗、仲いいさー」by中尾明慶

■EXILEみたいになりたい(中尾)

映画にドラマにと引っ張りだこの状態が続いている仲と中尾。今後、どのような役者になっていきたいのか聞くと、中尾は「EXILEみたいになりたいです」と即答。横でケラケラ笑う仲をよそに、「あの人たち、すごいじゃないですか。ひとつのチームで世の中を圧倒していて。僕も役者としてそうありたいんです」と説明する姿は大まじめだ。

さらに、「EXILEって、あの半端じゃないダンスが世の中に認められているからこそ、何をやっても格好いいわけで。その芯がしっかりしているから、芝居の世界に進出しても格好いい。僕も、今は自分にとっての芯となるものを鍛え上げている期間だと思っています。何年かけて作り上げられるかは分かりませんが、ずっとトレーニングに励みたいですね」

仲の良さが際立った2人
仲の良さが際立った2人

■自分を芸能人だとは思わない(仲)

仲の姿勢もひたすら真摯で、どこまでも自然体。「私、この仕事に対して仕事っていう感覚がなくて、いつも楽しんでやらせてもらっているので、その姿勢を壊さずに続けていけたらいいですね。お芝居をするうえでは、仲里依紗はどうでもいいんです。今回も、あかりちゃんが有名になってくれて、作品が多くの人々に影響を与えられたらな……って。私、自分のことを芸能人って思っていないので、ただそれだけです」

ふたりが「時をかける少女」に等身大の役どころで新鮮な息吹を与えた貢献度は高い。ただ、これから先、大きなスランプに陥る時期が来るかもしれない。そんなときでも、今と同じ殊勝な態度をぶれずに持ち続けることができていれば、日本映画界で独自の立ち位置を確保することができているに違いない。

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