劇場公開日 2010年2月27日

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渇きのレビュー・感想・評価

全27件中、21~27件目を表示

3.5意外とコメディ?

2010年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

知的

予備知識のないまま観ました。もう少しシリアスな内容かと思ってたんだけど
展開や演出・脚色がコメディっぽく感じたのは私だけでしょうかw
それでもソン・ガンホのシリアスな演技と
キム・オクビンの、童顔だけど妖艶な表情が、このストーリーを
底上げしていたように思います。

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pekouran

3.5やはりパク・チャヌクは普通じゃない

2010年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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α

4.5この映画は恋人同士で見に行くことをお勧めします。

2010年4月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

見ごたえあります。こんなにおもしろい映画なのに、観客は3人しかいませんでした。もったいない。残酷なのになぜか笑えるし、エロチックなシーンもある。結末も二転三転してあきません。この映画は恋人同士で見に行くことをお勧めします。
親孝行が大事で人間関係が濃厚、カトリック信者が多いという韓国社会の描写がエキゾチックな雰囲気を出してます。吸血鬼をモチーフにした官能映画かと思ってました。それもありますが、加えて吸血鬼映画そのものでもあります。ソン・ガンホ演じる神父は、信仰深く生真面目ですが、人間的弱さを押さえられない。またキム・オクビンは、ネコの目のように変わる女心を持ち一筋縄では捉えきれない人妻役を、体を張って妖艶に演じてます。韓国映画らしく、最後まで母親を大事にしてました。

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aotokage

5.0this movie is amazing

2010年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

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悪魔の遣い

4.5パク・チャヌクがヴァンパイアを描くとこうなる。

2010年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

悲しい

興奮



 これは傑作!!と言えないところが、
 万人には薦められないところがパク・チャヌク作品でありましょうか。

 グロいし、エロいし、ソン・ガンホは出しちゃってて、
 当然のようにR指定ですしね。

 でも、僕には傑作。

 ヴァンパイア作品は色々とこれまでにも作られてきた。
 ヴァンパイアで普通に想像するとホラーやファンタジーとか、
 恋に恋する乙女のラブストーリーとか。

 もちろん、ホラー的な要素もある。でも、笑わせる。色々と笑わせる。
 もちろん、ラブストーリーでもある。でも、スイーツではない。

 だって、自らを律する神父がヴァンパイア。
 だって、ヒロインは夫に姑に不満が溜まりまくりの人妻。

 その抑圧された生活を続けようと努力する神父を演じるために
 しっかりと役作りしたソン・ガンホも流石だと思うが、
 半分死んでたような人妻が解き放たれ変貌して行く様を演じる
 キム・オクビンも素晴らしい。

 最初のセックスシーンのヘンテコさや、
 血を求めるヴァンパイアを現実的に描く滑稽さや、
 何度か登場するマージャンのシーンでの語らないで語らせる面白さ。

 ここで終わってもいいかなと、蛇足になるんじゃないかと思ったら、
 ここまで描いてこそだなと思わせるパク・チャヌクの
 一筋縄ではいかない愛の描き方に、あんたスゲェよと。

 上映後に後ろの席のおば様たちの困惑気味の感想が聞こえてきましたので、
 やっぱり万人にはお薦め出来ないのかと思いましたが、
 僕は最高に面白かった。

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いきいき

4.0切ないまでに愛しい人間の性

2010年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

知的

意表をつくキャスティング。
ソン・ガンホから、神父も吸血鬼も想像できなかった。
しかしスクリーンに登場したのは、まぎれもなく神父。
感情を押し殺した表情が見事。
吸血鬼になってからも見せるこの表情が、
今までのバンパイア映画とは全く異なった雰囲気を深めている。

エロティックなバンパイア映画という宣伝はしないで欲しい。

人間の業や性と表現される部分を
切ないまでに愛情深く描かれている。

ユーモアいっぱいで笑いを誘いながら
身近ではないはずのバンパイアに感情移入させ
エンディングのギリギリまで笑わせておいて
一気に尊厳ある終焉。

荒唐無稽と思われがちな内容が、切ない愛の物語に完成されている。

キム・オクビンは、この映画の中で、どんどん輝きを増し
本当に可愛らしいあどけない笑顔を振りまく。
そこがまた、女は恐ろしいと思わせる一因です。
今後の活躍がとても期待される注目の女優です。

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☆くっきー

4.5唇カサカサに渇き、喉カラカラに渇く

2009年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

第10回東京フィルメックス
クロージング作品として上映

会場は満席。
観客賞、グランプリ発表など、
授賞式のあとに上映をされました。

『息もできない』(08)
観客賞・グランプリW受賞、
来年日本公開決定済み。ヤン・イクチュン監督、
W受賞を喜ぶ変態ダンスがスクリーン一杯に大きく映し出され、場内大爆笑。

劇場があたためきられた中、
今作パク・チャヌク監督の
簡単な作品説明ののち上映はスタートしました。

☆彡     ☆彡

いやぁ、よくここまで盛り込んだなぁ
それなのに、なにこのまとまりようと見終わった後の高揚感は・・・

いや、そこで終わったほうがいいよ、危険だよ、って
ところで終わらず、話を続け、驚きのクライマックスを用意
なんて韓国作品に、最近よく出会います。今作もまさにそれでした。

「ヴァンパイア映画と肩肘張らず
 笑いたいところは笑ってください」パク・チャヌク監督上映前談

この説明が事前にあってよかったです。
そうしなければ、ヴァンパイア映画=怖い作品、
というモードにチャンネルを切り換えてしまうところでしたから。

と、改めて書くくらいです。
ヴァンパイア映画なのに、かなり笑えます(苦笑)
感動シーンでホロッと涙した直後に笑える場面もあり、
おもわず、涙を浮かべながら笑ってしまいました(笑顔)

◇   ◇

ソン・ガンホさんが吸血鬼役。
一体、どんな吸血鬼になるんだろ?
これにも興味がありました。あのおじさまが、夜中に、
女性の首筋に牙を立てて生血を吸う姿がまったく想像できなかったんです。

そして答え。
まさかそうくるとは・・・。
まさかこんなに笑えるようにするとは想像もしませんでした。
これは、観てのお楽しみ、ということでとっておきましょう(苦笑)

キム・オクヴィンさん。
ソン・ガンホさんの恋人役。
この女優さんを初めて見ましたが、
彼女の体を張った熱演・怪演なしに、この作品は成立しません(断言)

『愛のむきだし』(08)
ソン・ガンホさんが司祭役、
キリスト教が出てきたからかもしれませんが、
鑑賞をしながら、この作品と似ている部分を感じたのです。

そうです!
キム・オクヴィンさんの演技から、
満島ひかりさんの、あの熱演に匹敵する
強い力を感じさせられたのです。この女優さん要注目です!!

今作の素晴らしさは、
笑いをとるだけでなく、
心象描写も、キッチリと描かれた点にあると思います。

人のエゴとか醜さとかにも触れています。
人の愛しかた、愛されかた、不貞行為にも触れています。

観客を笑わしつつも考えさせる部分も挿入する。
“盛り込みすぎじゃないかと思えるけどまとまっている”
冒頭に記した感想へと結びつくわけです。

特に終盤なんて、
そこまで笑わすだけ笑わせているのに、
一瞬にして深慮させられるシーンに転換しちゃいますからね。
それでも、ちょいちょい笑える部分を入れている、それなのに
話の軸を乱さず、しっかと一本筋を通しきっているのが、さすがです。

ラスト
好きです、あの終わりかた。
あれも、立派な愛の表現のヒトツでしょうから。

☆彡     ☆彡

上映終了後には大きな拍手が
しばらく鳴り止みませんでした。
わたしも立ち上がらんばかりに拍手をしてしまいました。

渇き
気がつくと唇カサカサ、喉カラカラ。
ペットボトルをグイと、ひと飲み。喉の渇きを潤しました。

笑えて泣けてジーンとする。
芳醇な132分をありがとうございました。

◆   ◆

【 補記 ~韓国メディアが騒いだこと~ 】

 上映後のQAで監督の口から語られて
 やっぱりそうだよね、見間違いじゃないよね、
 とポンと手を叩いたのですが、、、、、

 今作、
 ソン・ガンホさんの局部が
 ぼかしなしで映るシーンがあります。

 作品の中で重要な意味を持っていますので、
 ソン・ガンホさんにも説明し撮影したそうです。

 韓国ではマスコミのかたが、
 このシーンにさしかかると、
 上映中にもかかわらず、一斉に
 「今、ソン・ガンホの局部が映りました」と
 大騒ぎされてしまったそうです。

 いい映画ですので、
 そこだけに注目せず、作品全体を見てあげてください(笑顔)

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septaka