劇場公開日 2011年4月23日

「結局完全な解答は無しか」GANTZ PERFECT ANSWER Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0結局完全な解答は無しか

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合:55点
ストーリー: 40
キャスト: 55
演出: 50
ビジュアル: 70
音楽: 70

 前作に引き続いて相変わらず戦闘場面が緩い。狭い列車の中で軽機関銃を連射しまくっているのに当たらないとか、犠牲になる一般乗客がいても数がすごく少なくて血も流さず死体も綺麗とか、撃てる状況でちっとも撃たないとか、現実的な迫力が感じられない。非現実的な漫画原作の映画だとしてもこれでは及第点は与えられない。この作品は剣術とかは悪くないのに、銃撃戦になったとたんに極端に質が低下する。
 そして物語は結局ガンツや星人とは何か、何故戦うのかといった多くの謎を残したままに「PERFECT ANSWER」とやらが終わってしまった。物語としてはこんな中途半端でいいのか、原作は別物としても映画なりの解答を示せよと思う。そして一方的に戦いを挑まれ仲間を殺され復讐に燃える敵役の千手観音側のほうが、ガンツに操られ自分の都合で会ったこともなく恨みもない見知らぬ目標の殺しをする主人公側よりも正しく見えるという設定も如何なものか。思わず黒服千手観音頑張れ、生命を弄ぶガンツなんか破壊しろと応援したくなった。

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Cape God