劇場公開日 2010年5月8日

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9 ナイン 9番目の奇妙な人形のレビュー・感想・評価

全31件中、21~31件目を表示

4.0ダークなのにきれいな世界観

2010年12月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

ティム・バートンの世界が全面に押し出されている作品で、ダークで怖く、荒れ果てた世界での話なのに、陰と陽の使い方が非常に上手く、きれいで、芸術性を感じました。

ただ、少しストーリーが浅かったように思い、設定が深いだけに、もっと素晴らしい作品になったのではと少し残念でした。

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凡打

4.0☆奥行感ある映像☆

2010年11月7日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

映像の細かさと奥行感と、物語のダークで切なくなる世界観に魅了されました。

麻袋の人形達の細かい布の織り目とか凄い(@д@)最近ますますCGが発達して奥行きや光の使い方とか上手いよな〜。

ティム・バートン
ってハサミとか好きなのかな?今までの作品を思い出すと凶器の描き方や音などが 見る物にドキドキさせ恐怖心を与える。

短編アニメーションのほうも見たいな♪

内容もキャラクター一人ひとりしっかりしてて 良かった☆彡イライジャ・ウッドの声ってやっぱりカッコイイな❤

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リンダ

3.0「やりたいこと」と「娯楽」が繋がってない印象はあれど。

2010年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

難しい

以下twitter(@skydog_gang)への投稿よりコピぺ――

物語は多分に観念的で「青い」感じがするものの、プロダクションデザインの趣味は完成されておりそれだけでも一見の価値あり。ストライプ柄のキャラや目の無い人形にティム・バートンとティムール・ベクマンベトフへのオマージュを見てニヤリ。

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cross yuki

4.5悲しいお話でした。

2010年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

ティムバートン監督が絶賛していただけあって独特の世界観がありました。絵もとても緻密で凝っています。吹き替えをしている俳優も顔ぶれが豪華。
登場するキャラクターそれぞれに個性があり、物語としても完成度が高いと感じました。
上映時間が少し短いのが勿体ないくらい、楽しめた映画でした。

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KOROまる

3.0フィギュアがほしい

2010年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ずいぶん前にオリジナルの短編をチラッと見て、その世界観に惚れ惚れしたが、やっぱりその短編の衝撃は超えられず。たしか短編のほうはセリフのない作品だったと思い、だからこそキャラクターの動きや表情、世界観だけで想像をかきたてられて良かったのだけど、長編化してセリフもあると、そのあたりの魅力が減ってしまって残念。長編といっても80分程度でそんなに長くはないのだけど、それでもオチにはちょっと疑問符。話を広げるのが苦しかったのか?

とはいえ、キャラクターの造形は好きで、フィギュアとかほしいなと思わせる出来栄え。ストップモーションアニメとかでも見てみたいキャラクターたちです。

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α

4.0かわいすぎる人形たち

2010年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

麻袋で作られていて、ゴーグルをしているかのような可愛いお目々。
この人形たちは、一体何なの?
世界はどうなってしまっているの?

相変わらず、事前情報なしで、ナイン(9)が可愛いので、見に行きました。

人間(人形)VS機械というストーリーに、新鮮味はないけれど、人形たちが、とても可愛い。
目を大きくさせたり、三角にしたり、目だけでも気持ちは伝わるね。
「7」は、もののけ姫そっくりで、笑っちゃった。

「ターミネーター」「AI」「WALL/E」を合わせて、3で割って、ティム・バートン色を混ぜたような作品。

人形だけど、アクションシーンは見ごたえあり。
「over the rainbow」が流れるシーンは、いいなあ。

ダニー・エルフマンの音楽は、本作にぴったり。
ハラハラドキドキなんだけど、壮大で素晴らしい。
もう、私は、ダニーに惚れているね。きっと。

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りりー

4.0ダークで独特な世界観がいい。CGアニメの出来もよかった。

2010年5月23日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

レンズのような目玉、胸にはジッパー、背中に〈9〉と書かれた薄汚れた麻布作りの人形が、廃墟の研究所で目覚めて、外に出ると、そこは空が深い雲に覆われ、地上は錆びた鉄屑とコンクリートの瓦礫が広がる荒涼とした世界だった。

街をさまよう中で、同じような人形と出会うも、金属のパーツで形作られた大きいネコのような機械獸に襲われる。
この世界では、主人公と同じ人形たちが、機械獸たちに怯えて隠れ暮らしていた。

主人公〈9〉は、連れ去られた仲間を助けるために、機械獸たちのアジトに向かう…。

ダークで独特な世界観がいい。CGアニメとしての出来もよかった。

材料も身近にあるもので作られた小さな人形たちは、パンフを見ると頭から足まで神経質なくらい細かい設定がされてる。
なんでこんな造形にしたのか?と思ったら、元々はストップモーション・アニメで作ろうとしていたかららしい…。

人形の中でも、紅一点の〈7〉。
鳥頭の骨を被り、刀剣を巧みに操る、過激で一匹狼的な女戦士がよかった。
走力・跳躍力に優れ、巨大な機械獸に勇敢に立ち向かうその姿は、どこか『もののけ姫』のサンのキャラと似てるかなとも思った。

シェーン・アッカー監督は、りんたろう監督との対談で日本のアニメが好きで影響を受けてると話していたけど…。

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aotokage

4.0“9”が持つランプは、地球の新しい灯火のようだ

2010年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

つい「サイボーグ009」を思い起こす。キャラクター設定など、似通った部分もあるが、よく独特の世界観を醸し出している。また、2Dでも3Dのような奥行きのある絵作りは奇妙な臨場感がある。
ピクサーやドリーム・ワークスのアニメに比べたらダークだが、決して陰気臭ささはない。それは、人形達が前向きに生きているからだ。
世の中、便利になればなった分だけ、人と人との接点が希薄になる。コミュニケーションがとれている間柄の争いはたかがしれている。科学力を人のために役立てるには、人として大事なものを見失ってはならない。それは“思いやりと勇気”であり、人形達に込められたメッセージでもある。“9”が持つランプは、地球の新しい灯火のようだ。
80分という長さは、短いようだが、すっきりまとまった感があり、新人監督としては上出来だ。これが2時間を持て余さないようだったら、スピルバーグも真っ青だろう。
初めから最後まで、グリーン(緑色)が印象的な作品だ。

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マスター@だんだん

4.5人間味溢れる個性を持つ9体の人形は素晴らしく魅力的。切なさと希望の化身なのかもしれません。

2010年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 登場する人形たちは奇妙かつダーク、それでいて愛らしくもあるキャラクターは、ティム・バートンのアニメ作品にも通じる独特の魅力を放ちます。
 ティムを唸らせた、そのダークでファンタジックなディティールと、ハリウッド大作をも凌ぐアクションシークエンスを併せ持つ、かつてないファンタジー映画を誕生しました。『アリスワンダーランド』よりもこちらの方が面白かったです。

 背景となる荒廃した未来はスチーム・パンク(産業革命の原動力となった蒸気機関が発達し、現実とは異なる方向に発達した社会を前提として描くSFジャンル)と呼ばれる世界観に基づくもの。
 破壊された街並みや、瓦礫の一つひとつにまで古きヨーロッパの懐かしい雰囲気が込められています。ティムが驚嘆する「感情に響くディティールと、記憶に焼きつく美しい世界観」が展開されていました。
 物語の基本線は、「機械によって滅ぼされた人間文明」を背景に、「自分探しの冒険」というよくある話なんです。でも舞台となる世界の姿、そして「9」から「1」まで、人間味溢れる個性を持つ9体の人形は素晴らしく魅力的です。ヤン・シュヴァンクマイエルやクエイ兄弟の人形アニメにも影響を受けたというアッカー監督は、人形の質感と重量感をCGで見事に表現して、いのちを吹き込んでいました。

 廃虚と化した未来の世界の古びた研究室の片隅で、奇妙な人形が目を覚ましました。麻の布地をつぎはぎした体に、あり合わせの道具を再利用したとおぼしき目や手足。腹部には大きなジッパー、その背中には数字の“9”が描かれていました。
 その人形は、一見無機質です。でも動き出すのを見た瞬間から肩入れしたくなることでしょう。柔らかな何かを内包した無防備で重たい体が、自分たち人間の肉体を連想させ、思わず感情移入してしまいました。

 「9」は誕生後、恐る恐る外を見ます。荒れ果てた外の世界。そこは見渡す限りの廃墟が広がっていました。「9」には自分が誰なのか、ここがどこなのか、何のために存在するのか、わかりません。かえって余計な説明がない謎めいた冒頭に、グイグイと作品の世界に引き込まれていきました。

 茫然とするものの、外に出て彷徨っていた「9」の前に現れたのは、背中に“2”と描かれたボロ人形でした。「2」は壊れていた「9」の発声装置をなおし、自分たちは仲間だと語りかけてきます。自分が独りではない事を知り、ホッとする「9」。その時突如現れた巨大な機械獣の襲撃に2人は逃げまどいますが、「2」は「9」をかばって連れ去られてしまったのです。
 気を失っていた「9」を助けたのは他のナンバーをつけた人形たちでした。リーダーの“1”、人のいい職人の“5”、風変わりな芸術家“6”、そして腕力自慢の“8”。彼らは機械獣の脅威に怯えながらも、その小さなコミュニティで慎ましく暮らしていたのです。 「9」は彼らに2を救出に行こうともちかけますが、慎重で保守的な「1」に阻止されます。気持ちを抑えきれない「9」は「5」を誘って機械獣たちの棲み家へと向かうことになります。

 人類はなぜ滅びたのか?9体の人形は何のために作られたのか?戦いの中で次第に明らかになってゆく謎。80分という短めの上映時間のなかで、その謎が手短に上手く明かされる展開が、秀逸です。映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の冒頭シーンを彷彿させてくれました。自らのいのちと引き替えに、「9」たちを誕生させるところでは、開発者の深い愛情を感じさせてくれました。

 やがて、「9」は人類滅亡後の世界に自分たちがいる理由を知ることになります。そして、荒涼とした世界で、危険を冒しても生を全うしようとします。戦いの中で、いのちを奪われた仲間たちの魂を、解放するラストシーンが、とても感動的でした。

 「9」は、人間の魂から作られました。だからわたしたち人間の短所と長所を色濃く持っています。そんな彼は、現実の世界で生きる観客にとって、切なさと希望の化身なのかもしれません。

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流山の小地蔵

2.5世界観

2010年5月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ティム・バートンが全面バックアップということで期待を膨らませて劇場に足を運んできました☺

やはり世界観は圧倒的で、映画が始まると「ナイン」独特のダークな世界に入りこむことが出来ました。映像の迫力もあり、細かい所までよく出来ていたと思います。
しかしこの映画、キャラクターと世界観作りはみごとなものですが、それに対してストーリーが追いついていけてないように感じます。見ている側をもっと引きつける要素として、ストーリー構想にもう少し工夫が欲しいところです。正直勿体ないなぁというのが本音です。イイ所もたくさんある作品なので、この作品を手掛けた新人監督(シェーン・アッカー)にはこれから期待していきたいです。

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kisamasaki

4.0友情と犠牲と希望

2010年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

幸せ

人間は全く出てこないけれど、

アニメーションだったのがむしろしっくりときた。

機械に対抗して、生き残った人形達が立ち向かっていくなんて、

人間の映画だったら使い古されたテーマだけど。

アニメの不思議な人形達が繰り広げる、人間と同じようなやりとり。

一人一人のキャラが違うし、それぞれの個性が強調されている。

ダークな機械音が結構耳障りではあったのだが・・・。

クライマックスでは涙を拭っている人もいたが、

それには少々驚いた。

ティムバートン監督らしく、全体に映像がダーク。

ちょっと大人向けのアニメーションという所か。

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bluekitten