9 ナイン 9番目の奇妙な人形のレビュー・感想・評価
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想像を促される作品。
ビジュアルは良くない。編みぐるみ風のデザインや動き、表情が素敵ではない。しかし、それも意図的であろう。というのも、今作の内容は未来を描いているように見せかけていて、真実の人類の歴史をあらわしている。
巨人族間で起こった戦の後、小型の人類を先住民である巨人が製造し今に至るという話を直接ではなく、このような作品にしたというわけだ。
飛躍しすぎていると思うかもしれないが、こういった難解な設定には真実が隠されているものだ。
ぜひ、想像力をフル活用して世界観を考察して欲しい。
そのようなメッセージを感じたので、勝手に想像してみました。
ストップモーションアニメのような雰囲気のCGアニメ
ティム・バートンが好きそうなダーク・ワールド。世界観としては『ターミネーター』の設定そのまま、人間とマシンによる戦争が終結したところから始まる。小さな人形ではあるが、科学技術の粋を集めたAI小型ロボットだ。麻布の皮膚にジッパー、背中に“9”の番号。やがて他の番号の人形たちに出会うのだが、つい好奇心で世界を破滅に導いた“THE MACHINE”にソウルを注入してしまい、暗黒世界が復活してしまう。
科学技術もある領域を超えてはならないといった、よくあるテーマなのだが、人形というキャラが斬新・・・そこだけ。AIとはいえ、それぞれに個性があり、特に女戦士の“7”は突出していた。また、巨漢で乱暴者のようだが仲間を守ることに優れた“8”も好きだなぁ。
ストーリーは大したことないけど、途中アナログレコード盤で「虹の彼方に」が流れるところがとてもいい。不安な世界と戦後の復興、どこかに素敵な世界がきっとある!という希望の持てる歌がそのまま残された人形たちの未来を予言しているかのようでした。
【2010年5月映画館にて】
ティム.バートンの世界感は凄い。
凄い。 引き込まれる~~ぅ。よくできている。
こんなスリリングな3Dアニメーションは初めて。
映像も音楽も素晴らしい!
9体もの人形がビースト、エイリアンみたいなマシンと闘う。アドベンチャー感が凄い。
人形の表情が人間の様。人の感情を持った人形9体。マシンを作ったのも博士。人形を作ったのも博士だった。
人間が作った科学技術を追及をする余りに人類の破滅を早める。メッセージ性の強い映画でした。
9体の人形にはそれぞれの個性がありマシンと闘っていく。
最後は切なくて。(涙)
でも、生きている限り残った人形4体が戦い続けていく。
かなり良かった。9体もいるのに戦闘能力あるのはジェニファーコネリー...
かなり良かった。9体もいるのに戦闘能力あるのはジェニファーコネリー声のセブンだけ。パワー系のデブキャラもいるけど、戦うと強くはない。
全体的に暗い雰囲気と主人公の人形も少し怖かった。なんか急な展開が多...
全体的に暗い雰囲気と主人公の人形も少し怖かった。なんか急な展開が多くて無駄に仲間もいなくなってどうなのかなって思った。映像はとても綺麗だった。
ダークファンタジー
こういうミステリアスな雰囲気が好きで
人形とかファンタジーが好きな人ならおすすめ。
映画としてはストーリー性は
はっきりしていたと思うし
設定もおもしろかったけど
イマイチな感じで終わってしまったな〜。
人工知能がついた人形が
友情を信頼してはぐくむのがメインだけど
人形な時点で感情移入ができなくて
物足りなさがあったのかも。
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自宅(地上波TV放送)にて鑑賞。'05年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校でのワークショップの課題で作られた約10分間のショート・フィルムを、T.バートンが気に入り(共同)製作したフルCGアニメ。壊滅した人類の置き土産として登場するキャラクター達はいびつ乍らどこか愛嬌があり、敵対する“ビースト”達のデザインも魅力的である。世界観や設定はサイバーパンク系で『マトリックス』シリーズ('99・'03)辺りを想起する。ラストを含め、全篇に影を落とすダークなテイストさえ受け入れられれば良作と云える。60/100点。
・舞台となる廃墟街に在る教会の時計は9時9分で停まっている。製作陣(特にマーケティング部門従事者)は、公開を'09年9月9日になるよう調整し、エストニア、キプロス、カナダ、韓国、米国の五箇国でこれを実現した。
・“9”に声を当てたE.ウッドは、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作('01・'02・'03)において、“フロド・バギンズ”を演じる際、他のホビット族の演者達と共に右上腕二頭筋の裏側にタトゥーを入れたが、その絵柄には偶然「9」を意味するエルフ語が刻まれている。
・“科学者”に声を当てたA.オッペンハイマーは、マンハッタン計画を主導し、俗に“原爆の父”と呼ばれたJ.R.オッペンハイマーの従弟にあたる。
・鑑賞日:2017年12月30日(土)
非力で絶望的な戦い!!
体が麻でできているので刃物がジャキンジャキンして一層怖く感じられ、非力で絶望的な戦いだという事を良く表していると思います。新しいゲームを買った時のようなワクワク感がありますが、戦う意味を知ってからは割とあっさり(麻なだけに)と終わってしまうので、極力何も分からず、誰が作ったのかは想像させる方が最後までダークなイメージを保つ事ができて良かったと思います。
人形の意味を教えて
回数:2回目
推薦:全員に
感想:人形のフォルムデザインにいまだに新しさを感じてしまう。久し振りに見返したが、綺麗な映像であった。アクションアニメーションとしてぼーっと見るのに吉。人形の意味というか設定は今ひとつ理解しきれてないので誰か教えて欲しい。
奇妙なのは敵のほう…?
ハッピーハッピーなアニメーションより、こういった暗くて希望が見えにくい作品のほうがやっぱ見応えがある。
ストーリーは、全体的に一難去ってまた一難といった感じ。安堵の暇はほとんどなかった気がします。また、敵のデザインがなかなか不気味で…それだけでも作品に引き込まれてしまいました。
中途半端
ラストまではなかなか良かった。
独特の雰囲気と世界観で暗いストーリーの中楽しめたが、さまざまな謎を残したまま終わりました。
機械との戦闘シーンが思ったりも多かったので、それを減らして世界の説明するようなシーンがもう少しあればよかったと思います。
ちょっと残念。
サイボーグ009とカブル?!
ナンバー1から9。
どうもサイボーグ009と比べてしまう。
それはおいといて、この作品はもともとティム・バートンの短編から生まれた作品らしい。
随所にその世界観を実感するところがあった。
この世界観こそが、この映画の肝であろう。ただ、どこかで観たことある感は否めない。
アニメーションは非常に良くできている。
動きも実に滑らかである。
しかし、昨今のゲームのオープニングムービー等に慣れてしまい、残念ながら声をあげてうめくほどの衝撃とまではいかなかった。
しかし、それらを差っぴいても見せ方は上手い。
冒頭に母と子供の死体を写すことで暗に「お子様お断り感」を出すあたりは見事。
人物描写でも1と9の考えの対立は味がある。
この辺はサイボーグ009とはまったく違うところだね。
誰に感情移入するかは客にゆだねられているが、やり過ぎない程度のラストへのもって行き方で観てる方も疲れずにすんだ。
大人のアニメって感じです。
コロッケみたいでかわいい
友達からずっと借りていたdvdたちの中にあったので観てみました。
主人公達が少し恐く感じてしまって。
なかなか手をつけていませんでした。やっと。
「みんなで悪者に立ち向かっていく」というジャンルの映画なのでしょ、
と思っていたら、そうなんだけれど、少し違う気がしました。
見終わった後にはじめてスタッフやキャストを見て、
豪華で驚きました。
ダークなのにきれいな世界観
ティム・バートンの世界が全面に押し出されている作品で、ダークで怖く、荒れ果てた世界での話なのに、陰と陽の使い方が非常に上手く、きれいで、芸術性を感じました。
ただ、少しストーリーが浅かったように思い、設定が深いだけに、もっと素晴らしい作品になったのではと少し残念でした。
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