「信念の外科医とそれに感化されナースとして目覚める看護師の物語」孤高のメス マッチャンさんの映画レビュー(感想・評価)
信念の外科医とそれに感化されナースとして目覚める看護師の物語
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「目の前の患者を救いたい」という外科医の信念が次第に周囲を変えていく。
信念ゆえの孤立はやがて信頼へと変わっていく。
そして新しい命は受け継がれる。引き継がれる。
いい映画でしたね。
感動にむせび泣くというよりは考えさせる映画でしょうか。
命の大切さを考える映画ですかね。
そして、医師という職業の在り方、病院の社会的使命とは何か。
救急患者の病院たらい回しには、おもわず憤り理不尽さを感じましたね。
手術室に送り出すのは、本来は病気を治すため。
それが、他人を生かすために脳死状態の息子を母親が手術室に送り出す。
「よろしくお願いいたします」と。
このシーンには、思わず涙がこぼれ出てしまいました。
手術が終わり、息子が死んで「ありがとうございます」。言えないですよね。
子供を持つ身としては泣けましたね。ボロボロと。
手術室の場面は臨場感あふれ、緊迫感が伝わってきました。
それと、手術室には演歌があう、これにはなぜか納得してしまいました。
堤さんは信念を持つ“孤高の医師”をうまく演じていました。
夏川さんも看護師役と母親役を魅力的に好演。
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