劇場公開日 2009年10月24日

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パイレーツ・ロック : 特集

2009年10月13日更新

日本を代表するDJの赤坂泰彦が、「パイレーツ・ロック」へ寄せる思いを語った。その独占コメントを紹介する。

DJ・赤坂泰彦が語る「パイレーツ・ロック」
「もしこんな船が今あったら、絶対に乗り込んでいただろうな!」

この映画の中に登場するのは、正にラジオの真髄、ラジオの王道の姿です。

DJ魂が熱く揺さぶられる!
DJ魂が熱く揺さぶられる!

60年代の音楽というのは、混沌としたエネルギーに満ち溢れていました。伝えたい気持ちを自分の表現で演奏に込める、いわゆる自作自演のミュージシャンたちがたくさん誕生したんです。そんなサウンドを作り続けた人たちがいたからこそ、DJたちも自分の言葉で曲に気持ちを込めてオンエアし続けたのでしょう。

姿の見えないラジオDJにとって、リスナーからの言葉は最大のエネルギーです。大切なのは数ではなく、気持ちが伝わったと感じられる一言があるかどうか。その一言をもらえたら、それだけでDJは生きていけてしまいます。「パイレーツ・ロック」は、そんなリスナーとの絆を、聴いている人たちが目に見える形で描き出してくれた。

DJは番組を自分の力にするものですから、番組をやっている限りは、体制とだって戦えると思いこんでしまう。でもみんな、いつか終わりが来ることも本当は知っているんです。いつか番組には最終回が来る。この映画を観て、そんなことも思い出しました。

でも、今こんな船が今あったら絶対に乗り込んでいたと思います。DJ同士の友情と、強烈なライバル心を持って! 「あいつの番組でかけた曲は、絶対に使わない」とかね(笑)。

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