「嫌いじゃ無いです、こんなベタな話。」半分の月がのぼる空 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌いじゃ無いです、こんなベタな話。
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原作未読。しかも今回は、チラシのみの知識だけ。予告編すら知らずに観たから、殆どまっさらな状態での鑑賞だった。
いきなり難病物らしき展開に戸惑う。この手の作品では出来不出来が激しい印象が有るから。しかも、殆どが不出来なのがね…。
パタパタと風に翻るシーツ越しにヒロインが対峙する。「嗚呼!そうだ。この監督は、『60歳のラブレター』を撮ったんだっけ。」
あの作品に於ける、後半怒涛の超絶ベタベタな展開は、寧ろ心地良かったなぁ〜と思い出す。
初めの内は我が儘放題のヒロインで有ったが、徐々に草食系男子の様な主人公と心を通い合わせる。そして、父親との思い出の場所へ。
「嗚呼!これはまるで『ローマの休日』だなぁ〜」と。どこまで意識しているかは解らないのだが。
その間にも、やがて絡んで来るであろう大泉洋演じる心臓病医師のエピソードが入って来る。
やがて来た〜『60歳…』の時を越える、ウルトラスーパー超絶ベタベタな文化祭の場面(笑)
そうか〜。この時のセリフが題名と関連しているのか。とても高校生が考えるセリフとは思えないが…。
さあ、これにどう大泉洋が絡んで来るんだろう…。
O(><;)(;><)O畜生やられた。予想もしてなかった。悔しいわ!かなり年○差を始めとして無理矢理なんだけど…。
最後○○○が流す涙に、「そこまではどうなのかな〜」って思いは少し有りますが、とにかくちょっと悔しかったわ(苦笑)
本〜当。嫌いじゃないんだよな〜、こんなベタな映画(笑)
(2010年4月12日池袋テアトル・ダイヤ/スクリーン2)
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