ソラニンのレビュー・感想・評価
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キャスト、音楽、テイスト、ギャグも含めて、バランス最高のめちゃ良き...
キャスト、音楽、テイスト、ギャグも含めて、バランス最高のめちゃ良き作品だった。ここに来て三木監督の凄さを再認識した。
宮崎あおいの魅力に初めて気づいた
泣きの演技なら清原かや、笑顔なら宮崎あおい、そう聞いていたのですが実感ありませんでしたが、この映画で再認識しました。
とにかくラストの宮崎あおい歌はあいみょんよりはるかに良かった。
それだけでも観る価値あり。
途中のエピソードは私的には退屈でした。
若者の漠然とした不安を描いた作品
まだ自分にはやり残したことがあるんじゃないか、好きなことで生きていけるんじゃないか、幸せってなんだろうって考えてしまう若者を描いた作品です。
不幸せではないけど、幸せでもない生活がだらっと続くことに疑問を覚えることなどが共感でき、なんだか安心させられる作品です。
バンド系の映画で1番好き
予告を全く見ずにこの作品を観たためこんなに感動する映画だと思わなかった
最初はヒモ男とダメ女の恋愛ものかと思ったけど、物語が進むにつれて夢を一生懸命追いかける物語に変わっていく。
終盤のライブのところは感動。でも回想シーンはいらなかった気がする。
登場人物の将来が気になりすぎる
いつか、書く
好きな映画なので、また観たら、書く。
憧れる、音楽の世界という響き。
メモ
今まで何度か、種田の死は事故なのか自殺なのかと人から聞かれたことがあって、そのたびに自分はどっちともつかない煮え切らない答えをしていた。実のところ描いた当の僕も種田の行動の理由はあまり考えないようにしていた。というよりも考えたくなった。だって絶対にくだらない理由だから。
でもあえて今、その理由を説明するならば、種田の死因は「願かけ」だったんだと思う。「あの信号を渡り切れたら、きっといろいろうまくいく」という類の。
最後の最後に運任せだなんて本当に情けない。本当に馬鹿だ。自力で出した結果が己の全てなのに、それを受け入れなきゃ前に進めないんだよ。
今後も僕は種田を好きになれないと思う。だってもう死んでるから。
出典 : 浅野いにお『ソラニン 新装版』
引用
https://www.shizen-books.link/solanine-taneda/
ノスタルジックモラトリアム
昔感じた郷愁が迫ってくる感じ。
今の自分は戻れない想い出の中の淡い純情。
多分10代20代には響くであろう。
自分もその年頃であれば、この作品は劇薬かもしれない。
悲しいかなおじさんな自分には、わがままな若者の話でしかない。
それでも同情を禁じ得ないのは、まだまだ未熟な自分が中にいるから。
カエルに手紙を入れようとするおじいさん。
呆けてる割に応答ハッキリしてる、あのテキトーなやりとりの中で、
残された人は亡くなった人を、忘れないでいようとするが、
亡くなった人は残してきた人を、はたして覚えているのだろうか。
天才・宮崎あおいの序章。
自分が年を重ねるほど、胸が深く抉られる。
浅野いにお先生のファン。
先生の作品の中で実写化されたのは、今のところソラニンだけだ。
現実的に実写化不可能なものも多々あるからか。
ソラニンは大人になればなるほど、観た時に胸を抉られる作品だ。
夢と現実の狭間に悩まされ、諦めるか否かの壁にぶち当たるのは、多くの場合青年期〜成人になってからだ。
そのため挫折を味わったことのある大人たちは、多かれ少なかれ種田に自分を重ねられる部分があるのではないか。
このなんとも言えない葛藤を、モヤモヤを、とても繊細かつリアルにうまく表現している数少ない作品がソラニンである。
初めてソラニンを漫画で読んだ頃、いにお先生は種田の「あの」行動の意図についてはまだ言及されておらず、さまざまな意見が飛び交っていた。
しかし当時何故かスッと、種田の行動の意図が自分の中で腑に落ちてしまったことを覚えている。
全く同じような発想をする人がたしかにいると思えたこと。
漫画の中の人物だが素直に親近感が湧いた。
そんな危険でバカみたいな、他人には理解されないような発想が、ふとした瞬間に頭の中を過ぎる人間なんて、自分以外にいないと思っていたから。
「あー、なんかわかるよ。わかっちゃうよ種田」
そう思えたことで、すごくほっとした。
この作品は「モラトリアム、若者向け作品」と言われることがどうも多いらしいが、果たしてモラトリアムの意味を本当に理解して、その言葉を使っているのか疑問である。
種田は十分大人だ。フリーターだが社会的にも自立はしており、青年から大人になるまでの猶予を設けているわけでも、ましてや自分探しをしているわけでもない。
種田にとって自分とは、アイデンティティとはすでに見つかっている。
それでも、大人になってもなお、「どうしても諦めることができなかった夢」を本作は描いているのだ。
ソラニンを、種田を、そんな生温い言葉で締めくくらないであげてほしいと切実に感じる。
過去の若き頃の自分と重ねて、「これで本当によかったのか?」と、一度大切な夢を諦めた大人にこそ観てほしい作品だ。そしてぜひとも悶々としてほしい。
主題歌「ソラニン」は、音楽が消費物となった今でも飽きることなく時折聴いてしまう。
ソラニンの歌詞が、自分の中の教訓みたいになっているのかもしれない。
そして聴くたびに心臓がギュッと熱くなる。
アジカンのどこか気だるげな歌い出しも大好きだが、
劇中の宮崎あおいの力強い全力の歌い方も大好きだ。
大好き
2回目の鑑賞です。
自分自身の過去の後悔、今の悩み、将来の不安など色々重ねながら観て、まだまだこの先も繰り返し観たくなる映画だと思います。
あおいちゃんはひたすら可愛いことはもちろん、演技も歌も引き込まれます。
後半の、サンボマスターのベースさんと桐谷健太さん伊藤歩さんの演技が素晴らしくて好きです。
こういう刹那的20代の映画
一般社会に適用出来ないジレンマ。
自分のやりたい事を貫けないもどかしさ。
うまく描いた映画なんじゃないでしょうか。
でも世の中そんな事に悩んでも、
思い通りに生きてはいけない。
確かにこういう人達もいるんだろうが、
この生き方や選択には共感出来ない。
悩む者たち、そこに覚悟があるのか!?
無いからどっちつかずになるんだろ。
三木孝浩監督のデビュー作として観たくて
観ました。
三木監督の映画化のステキなところが
既に出来上がってて、今後それぞれの
作品に発展してきてる一発目ですね。
そういう見方では観ておいて良かったと。
苦しくて辛くてあたたかい
ずーっと見たいと思っていてようやく見ることができました。
すごく良かった。
8年前だというのに、全く色褪せていないように感じました。
ストーリーは原作と比較的忠実に進んでいきます。
どのように展開していくか分かっていても飽きることなく感動して、泣いてしまうくらい素敵な映画でした。
好きな人たちと過ごすゆるい幸せがずーっと続いて欲しいと思いつつも、そんなゆるい幸せに満足するダサい大人にはなりたくないともがく。大人になりきれない若者の衝動や気持ちが、苦しさや辛さを感じるほどよく表現されいてると感じました。
さらに、高良健吾さんの種田感と宮崎あおいさんの可愛さ。その2人が醸し出すゆるーい空気感。そして歌詞とメロディーが最高なソラニン。
苦しさや辛さもありながら、何気ない日常を切り取ったような、温かみのある作品でした。
余談ですが、人生は一度きりだから、好きな人と、ゆるーい幸せがだらーっと続いて欲しいものですね。ゆるい幸せを続けることがまず難しいと思う私にとって、種田や芽衣子を見ていると、好きな人を大切にしなければいけないなぁと強く思わさせられました。
この作品に出会って見ることができて本当に良かったなと思います。
アイドルムービー
宮崎あおいがひたすら際立った映画。
リアルな社会を意図的に描いていない様に感じる。漫画ならそれは効果的だと思うが、実写の映画だと、夢想的なフワついた印象を受ける。
彼氏に共感できない。
彼氏の行動や思考に常に疑問を抱きながらの鑑賞だったため、この映画の一番重要な主題を受け止められなかった。
「怒り」の様な作品に繋がる宮崎あおい伝説の始まりを感じさせる作品だった。
原作漫画のほうが映画よりも映画らしい。漫画をはじめて読んだ時にこの...
原作漫画のほうが映画よりも映画らしい。漫画をはじめて読んだ時にこの作品スゴイまるで映画だなと思って何度も読み返してしまったが。
前半が長すぎる。あと演技のせいじゃなけどセリフの内容に会話の不自然がある。
サンボマスターの近藤洋一さんはとても良かった。
1曲で押し通せる奇跡
OL2年目の芽衣子と半ヒモ状態のフリーターでバンドマンの種田の2人が先の見えない未来やなんとなく不安な毎日に怯えながらも2人で、そして1人で生きて行く決意をする姿を、リアルな若者の心情や不条理な社会、そして感情的ながらも切ないライブシーンとともに描いた2010年代最初の青春映画。
俳優陣と原作キャラクターとのマッチ感、浅野いにお原作のアンニュイながらもリアルな風景描写をうまい具合に実写に落とし込んだ世界観、何よりも浅野いにお作詞、後藤正文作曲のASIAN KUNG-FU GENERATIONによる「ソラニン」の奇跡的な完成度などなど個人的にはいろんな意味で奇跡的なバランスで成り立っている印象の今作。
当時まったく知らなかったアジカンを今や年2くらいで観に行くようになったきっかけを自分に与えてくれた作品でもある(ミーハー上等)
雰囲気の説明をするのは野暮な作品だから、主にキャスト陣の感想になるが、とにかく宮崎あおいが最高に可愛い(全作で言ってる)
当時25歳?でリアル社会人2〜3年目くらいの仕事に慣れ始めたものの、代わり映えのない毎日や先の見えない将来に不安と退屈さを抱えるどこにでもいる女性を絶妙な長さのミディアムヘアーで演じる(結局外見)
冒頭の種田の言葉に感動し抱きつくシーンを3回程見直し10分くらいニヤニヤしてた笑
いいなああああああああああああああ。
そして世の女性陣のメガネ男子に対する基準を飛躍的に跳ね上げさせた大戦犯、種田こと高良健吾(多分に偏見入ってます笑)
マンガからそのまま種田が出てきたかのような忠実な再現度で、情けなくて逃げ腰ながらも、芽衣子の為に自分の為に、バンドマンとしてもがく青年を熱演。
ラストのバイク疾走シーンでの自問自答する姿にはグッときたし、冒頭のバンド練のパンクナンバー、ウォンビンウォンビンウォンビンビンにもグッときた笑。
その2人の友人たちのビリーに桐谷健太、加藤に近藤洋一、その彼女のアイに伊藤歩と普通に友達になりたい魅力的な面々笑。
そんで何より我らがサンボマスターのベース担当にして役者初挑戦の近藤洋一が上手い笑。
彼も種田と同じくらい加藤のキャラクターにすっぽりハマっていたが、普通に演技が上手い笑。
漫画で1番グッとくるセリフの
「信号無視してまで向こう側行こうとしたやつ目の当たりにして何もせずにはいらんねーよ」
をごく自然に発する。
めっちゃ役者が板についている気がする笑。ぜひ本格的な役者活動お願いします笑。
そしてクライマックスのライブシーンが圧巻モノ。
正直言うと最後の「ソラニン」のテイクのドラムに関してはライブバージョンな上に本家よりもアップテンポな為、好み的な話で言えば音源の伊地知潔氏のドラムより好きだ笑。それくらい桐谷健太のドラムのテンポとスピード感が良い。
そんで宮崎あおいの声がとても良く通る声で切なくも力強いこの曲との相性がバッチリ。
それをフル尺でノーカットで送るラストシーンは素晴らしいの一言。
この半年後に公開されたB●ECKにも見習って欲しい程の役者魂でラストを締めくくる(佐藤●は決して悪くない)
ホントは「ソラニン」前に「ささやかな」という曲も演奏していたようなのだが残念ながらライブシーンは無し。DVDの映像特典にでもないもんだろうか。。
ちなみにこの曲の原曲は単独武道館公演を控えるSUPER BEAVERのモノ。原曲もすごく良い。
ちなみに今作の関連商品「ソラニン songbook」なるコンピレーションアルバムも最高に良い。アジカン、フジファブ、チャット、YUKI、カエラと今作の雰囲気に合う曲が全17曲。ぜひお買い求めを笑(誰)
今作と大傑作「モテキ」のせいで10年以降の自分の人生は少し狂った笑。
自分に大きな影響を与えてくれた大好きな作品。
バンドでやることになったので、観てみるかと思い。 普通は、あんまり...
バンドでやることになったので、観てみるかと思い。
普通は、あんまり好きなタイプの映画じゃないんだろうけど、歳とったせいか変にじーんときた。
歌詞はなるほどそういうことなのねという感じ。
どとらかというと「おもしろくない」部類。 宮崎あおいのバンド役は全...
どとらかというと「おもしろくない」部類。
宮崎あおいのバンド役は全然あってなかった。
薬局の前のカエルの置物がでてきたところは笑えた。
ソラニンのサビの部分ではウルってくる
試写会 つまらなくはなかったが、特別おもしろくもなかった。(作品には関係ないけど、試写会会場が作りがイマイチで、前の席の頭が邪魔で閉口だった)
再鑑賞:良い。最後にソラニンのサビの部分ではウルってくる
全91件中、21~40件目を表示