「単純なストーリーなんだけど良かった。」ソラニン みっちゃん777さんの映画レビュー(感想・評価)
単純なストーリーなんだけど良かった。
3/19、主人と一緒に試写会で見てきました。
ストーリーの全てに共感したわけじゃぁないんだけど、
あー、そうそう、20代ってうんうん、そうだったなぁ、
と、忘れてた「何か」を思い起こさせてくれました。
私の20代の頃は体力が有り余っていて、徹夜したりバカ騒ぎしたり、
楽しむにも毎日が100%以上に一生懸命なんだけど、
それ以上にマジメに真剣になる時も全力で一生懸命だったな、と。
楽しいだけじゃない生活の中で「人生の岐路」ってものを突き付けられて、
見えない人生の歩み方や、自分の人生の先行きに不安になって、
いっぱいもがいて、あがいて苦しんでいました。
ひとは誰もが通る苦しい道が青春ってものだったのかな・・・いまになって気付きました。
この映画の主人公たち、熱中してるバンドで上手いこと生活の生業になればと願う一方、
人生の岐路に悩んで苦しむ、なーんて、よくありがちな青春ストーリー。
このよくありがちなストーリーを、私にも共感するように仕向けてくれたのが、
宮崎あおいちゃんの演技の上手いところなんです。
彼女のピュアさ、幼さ、はかなそうで気の強いところ、真っすぐストレートな感じが合っていました。
これが、長澤まさみや佐々木希とかじゃダメだったろう、と思いました。
サンボマスターのひと、良い味出してて演技がよかったです。
伊藤歩さん、以前見た映画にも出てたけどスゴク良いなぁ、彼女。
主人公をやった種田くんの顔は覚えにくい、というか、特徴が有りそうで無い俳優さんなので、そういった意味でも配役も良かったんじゃないでしょうか。
CMでの宮崎あおいちゃんはヘタクソだけど、映画のあおいちゃんは歌がとっても上手かったです。
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