クヒオ大佐のレビュー・感想・評価
全14件を表示
わざとらしい演技最高w
堺雅人さんの映画はほとんど見ましたが、コメディーでもシリアスな感じでもどちらでも対応できる、俳優だと感じる。でも、それって俳優としては当たり前なのかな…
クヒオ大佐は面白おかしいところもあるが、最後は何故かかわいそう…もう少し騙させてあげたかったと、思ってしまうところがある。
【黑電影】結婚詐欺師。
我還是當農耕民族就好。
才多久時間而已,庫西歐就從中校變成上校了。
追捕庫西歐這個傢伙其實不是這次的主要任務,只是都撞見了,說什麼也不能讓這個騙子繼續遊戲人間、玩弄感情,警方早就掌握他的騙術,說來真是可悲,明明一眼望去很容易就識破他的面容與謊言,為什麼還那麼多女人接二連三受騙上當?因為鼻子去整了形,就可以框說他是夏威夷人嗎?這種爛謊話怎麼有人相信?
偏偏,騙術不但常常有人相信,甚至有人深信不疑。
永野忍實在沒懷疑過,沉穩又正直的庫西歐上校參與了波灣戰爭而出任務到日本來,其實日本在這場戰役有哪些貢獻她毫不知情,但庫西歐上校說得振振有詞,這個從小在便當店成長與工作的永野自然而然就相信了,而且,他們即將結婚,永野知道這可能是一條不歸路,畢竟,決心愛上隨時都會要飛出去執行任務的飛官本來就不是容易的事。
為了支持骯骰,多大的苦難與為難都要咬牙撐下去,這種女人真偉大,錢也真的很好拐。
比起傻傻跟著走的永野,淺岡春顯然機靈多了,她對突然出現的庫西歐上校產生了好奇,也覺得這人應該真有些不可告人的機密,但就沒想過對方到底是什麼來歷,淺岡想的很簡單,她就是個剛剛恢復單身的博物館研究員,要錢沒有、要命一條,她不認為自己不是有錢人這一點別人看不出來,更別說是戰功彪炳的庫西歐上校。
既然不用擔心被騙錢,要是真的被拐了肉體或感情,應該還在可以接受的損失範圍內吧?
比起淺岡的不察與單純,木下理香機警多了,她有發現這個驟然冒出來的上校似乎藏著什麼詭異,問是問不出來的,即使感情上她與淺岡有些衝突,畢竟還是同事也是朋友,該警告的她也說了,只是淺岡就那麼死腦筋,木下知道自己的警告可能造成反效果,又能怎樣呢?
真的要說,還是須藤未知子的手腕高招太多太多,畢竟是銀座酒店的頭號紅牌,什麼男人沒有見過、什麼招式沒有瞧過?就憑庫西歐上校那麼彆腳的謊話怎麼可能騙得過紅牌?
女人容易被外貌所示的假象遮去雙眼,同為男人,永野達也一眼就看出庫西歐上校從頭到腳的破綻,都什麼年代了,居然還真有騙人感情的「結婚詐欺師」(クヒオ大佐)亂竄?不給他一點教訓真是氣不過,姊姊辛苦經營便當店賺來的錢被騙走就算了,騙到幾乎要賣老本的地步就不是弟弟可以隱忍的了。
還好,庫西歐上校即使騙人,終究是個單純的騙子,怕死。
狩獵民族的本性是勇猛善戰的,庫西歐上校每每對外這麼宣稱,說著說著自己彷彿真成了那種人,他的狐假虎威讓女人輕易地被騙了,即使有所懷疑好像也挑不出到底哪裡有錯,畢竟,世界確實那樣動盪著,維護世界和平跟送幾個便當確實同等重要,永野是這樣信了、淺岡就這麼服了,其他差點被拐但最後清醒的女人則漸漸看破手腳,慶幸自己沒有陷入騙局之餘,或許還有那麼一點點遺憾,為什麼那種情況不是真的?
當個農耕民族沒什麼不好,但若能升等為掌控他人的狩獵者,豈不是更好?
堺雅人從以前就是個靠表情演戲的演員,不知為何,我對他的演技一直不太能夠融入,「結婚詐欺師」並不算是他近期作品,卻從這部電影裡看出他以後諸多知名作品的成功緣由,或許他沒有什麼演技,在表情傳達方面確實很有獨到性,獨特得讓人不得不仔細收納他的情緒,嚴肅或搞笑都可以從幾乎瞇成一條線的眼裡體會到。
不過,為什麼我看到新井浩文的演出感覺更開心呢?
「結婚詐欺師」或許不是吉田大八導演最滿意的作品,遇到不開心的事就看看天空,這句話卻直入我心,我想我會因為這句話而成為導演的粉絲吧?
何況,真正的結婚詐欺師至今仍橫行日本,騙人、被關、放出又騙人的循環不斷重複,都幾歲人了、真正的庫西歐上校,到底何時會升級成少將呢?
最後もう一つ騙されたかと思って焦った。
でもやっぱり夢でした。 満島ひかりっていっつもジーンズシャツ着てる気がする。あと映画に出てくるバスに座ってるシーンて場所あそこ多いよね。前から見て左側の後ろから2.3番目あたり。
最後騙し続けてたクヒオ大佐が騙された形(毒きのこ)になって死ぬのかと思った。
いい加減あきらめなよ
2014年、しょっぱなが「クヒオ大佐」になるとは。
しかもTVで見てしましました。
クヒオ大佐ほどじゃないけど、ああいう男性っていますよね。
いろいろこじらせている人。
あと、クヒオ大佐の女たちも、実際にあそこまでじゃないけどいてる。
そう言う意味では、よくできているのかも。
松雪泰子の最後のああいう行動っていいなって思います。
あこがれ。
私は女だけど、ああいう女の人ってキレイだなって思います。
クヒオ大佐もお金だけじゃなくて、男性経験のあまりないしっかりもの女性の淋しげな綺麗さとか、小さな職場で同僚と元カレ上司のはだけた姿をみて自暴自棄になっちゃう女の子の瞳とか、そういうのを一番愛おしいって思えたらよかったかも。
個人的には、松雪泰子の弟役の新井浩文さんのなんだかんだ姉想いな感じがよかったです。
究極のネタ男の調理法は…
【アメリカ人になりすました結婚詐欺師のコメディ映画】
わーおもしろそう!…えっ!実話!?!?いやいやホントに実話!?(知らなかった)というのが観る前の印象w
こんなありえないお話が実話と知ってどんなS級のおバカさんかすごく楽しみになりました。同時にこんな変な手口で1億円も女性から騙し取ったということは頭が切れる…というより先天的にそういう(母性本能をくすぐる系のw)天然の魅力がある人なのかも、そうじゃなきゃねぇ、、なんて考えてわくわくしながら見始めました。
クヒオ大佐はS級のおバカには間違いありませんが予想に反してなかなか小賢しい男でしたw
もちろん小賢しいだけなのですぐ剥がれるメッキなわけですが。
[弟]も小悪党なんだけど完全にクヒオ大佐が劣勢な会話は笑えるしスカっとしましたw (「なんで($札に)両替すんの?全部バレてるのに(真顔)」とか)というかアメリカ人を名乗るのに最低限の英会話もできないとか保険かけてなさすぎるw
実際のエピソードとどれくらい違うのかにもよるけど、この“小賢しい男”を映画化するならもっともっとドタバタコメディ風なものが観たかったなあ。もうあんなクオリティーの高い付け鼻じゃなくバラエティーで見るようなので全然OKw 肩の力抜くというか不真面目に「これが前代未聞のアホですよ」くらいのテイストで良かった気がする。『腑抜けども-』の監督らしくない生真面目な感じがしました。
クヒオ大佐のキャラクターからまったり系になるのはわかるけど、がっつり笑えたのは上記の[弟]との絡みくらいで設定(といっても実話なんだけどw)から想像したようなパンチはなかったのが残念。
あとあくまでも“滑稽な人”として描くべきだと思うからなんで金髪にしなかったのか不思議。本人はそうやって偽ってたんですよね?
堺さんのクヒオ大佐っぷりが素晴らしかった(あの役は彼にしかできない)から違和感というか…似合わなければ似合わないほどいいと思うのに。
滑稽な人と言いましたが、彼はイタいだけじゃなく“詐欺師”なので映画化するなら同情したくなるような作りにはしちゃいけないと思うのです。
辛い過去から妄想に生きていた本人に詐欺師という自覚はなかったかもしれないし、また“恋は盲目”にもなれない“彼”に惹かれた女性には別に真偽は重要じゃなくて、お互いが望んだ恋愛で後悔しないなら騙したり騙されたりも勝手にやればいいと思うけど、
他の人の生活(お弁当屋の店員さんたちとか)まで巻き込むとそれは“悪”だとおもうから(逆を言えば彼がフォローが徹底した小賢しくないプレイボーイならそれを“詐欺”と呼ぶか迷う)、柔らかい空気やバックボーンやそれを売りにしない人柄だけじゃ色々説得力に欠ける。
確かに超映画にしたいネタ男だけどw、こういう実在の人物をこういう風に映画にすると“悪名でも武勇伝”的な印象が残るし(武勇伝と呼ぶには色々とダサいしw、もちろんクヒオ大佐にも色々事情はあるだろうけど)、終始ネタ映画に徹してほしかったかなー。
あんなことができるくらいの本人は、色んな意味で“すっごい恥ずかしいこと”というのは分かってるんでしょうかw まああそこまで突き詰めたのは凄いっちゃ凄いんだけどw 今はどうしてるのかなあ。
思ってたのとは違ってなーんだと言う感じは否めないんですが、役者さんの演技だったりニガクリタケが伏線になってたり、最後数分は「???」状態が続いた後「なるほどw」とスッキリできる演出は良かったです。
にしても松雪さんまたお弁当屋さん!?w 綺麗だし可愛かったけど久しぶりに『デトロイト-』みたいなパンクな役もみたいな〜 今回コメディ映画ということなので期待しちゃってましたw
夢に敬礼
パンフレットによると、
吉田大八監督は、
「クヒオ大佐の滑稽でどこかチャーミングな詐欺師のテクニックを独自のテンポ感で演出し、
オフビートな笑いと感動をひきだした」
.
「クヒオ大佐と女たちのやりとりをそれぞれのラブストーリーとして見せ、
さらにLAでロケをした心おどるアクションシーンや、
クヒオの内面のドラマを挿入して、
さまざなトーンをちりばめたエンタテインメント作品にしあげた」
のだそうだ
つまらないコピーをつけられていて、
不愉快きわまりない…
表面上のことばにまどわされる若者が多いということなのだろう
.
.
「つらいときは空をみるんだ!」
.
ほんとうは軍人じゃないクヒオが、
ひ弱さが知れてしまうこともおそれずに、子どもを虐待している父親につかみかかる
「 空を !」
だけど子どもは、
虐待の父親のもとにもどるしかない
そんなことはクヒオだって知っている
.
子どものころ、
クヒオの無邪気な逃避方法は、
たしかに「空をみること」だった
つよい
つよい
戦闘機がひたむきに横切る空
でも、
そんなことですくわれやしないことも、
彼はだれよりしっていただろう
たすけられなかった母親
たすけてもらえなかった自分
かなわなかった子どものころの理想
.
彼は、
女の想いをかなえられるような男になりたかった
自分の滑稽さなどかえりみないほどに
.
おんなたちは、
自分の想いがかなうと思いたかった
自分の滑稽さなどかえりみもせずに
.
だけどなにひとつ、
想いはかなってはいない
でもそんなこと彼らはわかりたくない
だれも彼らに真実などしらせなくてよい
.
しのぶからのクヒオへの敬礼
軍人でもなんでもないクヒオへの敬礼
まだ夢からさめようなんて思ってない
これ以上ないくらいの愛の行為
.
おろかな夢としりつつも、
夢をみつづけることをえらんだのだ
.
.
女子も(?)、制服が、オ好き?…
コレが、(細部は、違うにしても)現実に有った事件だ、ってんだから、驚かされるし…可笑しくも、悲しくもなる話…
ああいう犯人(?というか、一部詐欺師的性格の人物)は、自身が創りあげた物語を自分も信じきるというけれど、「そうなのかもなぁ…」と思わせられた…
知識や情報が、少なかったり、無かったりすると、簡単に騙されてしまうけど、
ヤッパリ(?)、「少しばかり、知っている」というのが、「一番ヤバいんだろうなぁ〜、本物を知っとかなきゃあ…」…みたいな教訓めいたものまで、感じさせられた。
案の定(?)、"モノホン"を知っているらしきクラブ嬢(?)に、事実が、バレたあたりから、歯車の狂いだすクヒオ大佐役の
「堺雅人」さんが、ウンナンのウッチャンこと「内村」さんがコントをやっているみたい(…実際、「似てる!?」って、思った人も多かったかも?…)
に、思えてきて、
「もっと、ドタバタにならんかなぁ?…」と熱望したけど、そこは、実在の事件だから、しょうがないにしても、…あのギリギリの"可笑しさ"は、本物の事件の方の"奇妙さ"をも強調していて適役だったかも?とも思えてきたものの、
関係無い(?)、学芸員役の
「満島ひかり」さんまで(?)、「田中麗奈」さんのパチモン(←失礼!)に見えてきてしまいました。(←きっと、思い込みでしょう…)
公開から、だいぶ経っての、このレビューも、「コピー商品の話」の流れで、フッと、作品を思い出したからなのでした。
本物の事件での被害者(?)の女性達って、(こんな事を言ったらアレだけど…)ある意味、犯人(?詐欺師?)と同じ夢を見た(見ようとした?)"共犯者"だったんじゃ、なかろうか?
あるいは、現実(から)逃避(したかった?)者で、現実(から)逃避(するしかなかった?)者達だったのかもしれない…などと思えてきてしまいました。とサ
意外と深い映画
他の映画レビューでも同じ投稿をしているのですが、
この映画の良さが伝わっていないような気がして残念です。
この映画は、政治的メッセージが含まれていると思うのです。
湾岸戦争でアメリカに言われるがまま、お金を出した日本。
当時の日米関係になぞらえて、
クヒオとクヒオに騙される女達の関係を
コミカルに描いている作品です。
テンポ良い笑いと終盤に向けての切なさ
が上手く交じり合いっている。
最近の映画では抜群に面白いと思う。
映画よりも実話のほうが…
うーーーん、、、
なにぶん、これは実話のインパクトが強すぎるせいで、
“ヘンなもの期待値”が高すぎたのかもしれません。
意外とあっさり良い話にまとまっていて、
「実話のほうがもっとヘンだよーーーー」とちょっと肩透かしでした。
だって、
「エリザベス女王の親戚で、カメハメハ大王の血を引く、
アメリカ空軍パイロットのジョナサン・エリザベス・クヒオ」
なんて、普通、信じますか??
しかも、米空軍のIDカード(?)は、カタカナ書きでパウチされたシロモノ。
こんな“ありえねー”状況なのに、
女たちはあっさり騙されちゃったんですよね、、、
そして、かくゆうワタシも、
「ちょっと騙されてみたーーーい」と思ってしまったかもしれません。
実際に騙された女の人たちはどう思ってたかわかりませんが、
ここまでバカバカしくなると、もう、「夢を買う」とゆう宝くじレベルのお話。
だったら「いっぺんくらい騙されたいわ」と思うのが人情じゃあありませんか
(ってワタシだけ???)
とゆうわけで、実話のほうが百倍は面白いはずなので、
この映画の原作になった「結婚詐欺師 クヒオ大佐」を読んでみたいと思いまーす。
ちなみに、この映画をつまらなくしてる大きな原因の1つは、
松雪さん演じる弁当屋の女社長が綺麗でおしゃれすぎるトコでしょう。
もっと、イタい感じにしてほしかった、、、
同じく吉田八大監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の永作博美さんぐらい
思い切りよくやってほしかったです。。。
動けば動くほど。。
…もちろん、期待していた作品。
なんなんだ、こいつ~^^;
冒頭の第一声からしてそう思ってしまう。
バカらしくて情けなくて、それでも本人は懸命に
誇らしげに闊歩していく。あの制服姿…。爆笑。
騙される女たちが悪いのか。いやいや。
このヒトどう見ても日本人だし、英語ヘタクソだし、
おそらく普通の女性なら見抜けたはず…。
あ、あと同業者系か?(中村優子、新井浩文etc)
自分の悲しい過去をひた隠し、アメリカ軍人に
なることで、なにか途轍もない夢への一歩を実現
…していたんだろうか。このクヒオさんは。
いや~自分に置き換えると、怖い話なんだけど
これが実話というのだから(詐欺の意味では)凄い。
なにかこう…心に隙がある、穴があるというか、
そのポッカリ感をイスラエルの上空から狙うのか?
しかし、あのラジカセには大笑い^m^
あらゆる小道具、シチュエーション、のすべてが
「できていない」感、まる出しなのだ。
それなのに…どうも憎めないのは、この大佐を
演じた堺雅人の愛らしさ?なんだろうか…。
彼が懸命に騙そうとすればするほど、ボロが出て、
どツボに嵌っていくのに、まだめげない。まだ次。
制服を変えて、両腕を肩からあげてフリフリ、
堂々と闊歩する彼の後姿は毒キノコより逞しい!!
騙された女性たちが可哀相とか、
そんな風に微塵も思えないところもなんか笑える。
私はヒロインの弟とのやりとりにいちばん笑えたが、
笑うに笑えない切なさがその悲哀度を増している。
鑑賞後に某サイトで御本人の写真を拝見。
え?このジジイが^^;と思ったらさらに切なくなった。
(ところで松雪泰子は弁当屋専門女優になったの?)
夢中になってる人の愛くるしさ
僕は実際のクヒオという詐欺師は知らなかったし実在してしかも被害者がいたのが信じられない。この映画は冒頭の一悶着からその理由をアメリカへの憧れとしたんだと思っていた。
しかし観た感想では違うように思った。詐欺師は憧れを持っていたようだが被害者はそういうある意味役に没頭している彼に好意をもったからという切り口にしているとお見受けしました。だからこの映画はコミカルな恋愛映画としてとらえられると思う。
しかしそうなると冒頭にあった「日本人は負けたことに気づいていない」という部分が見えてこないかったのが個人的には残念でした。もっと日本人が知らず知らずにもっているアメリカへの憧れを示すエピソードや町の様子などを見せて欲しかったです。
ただ対米の関係をキャバ嬢との関係にみたてたとこや、詐欺師がアメリカへの憧れを持つようになった過程は興味深かったしウルッときました。
監督が言っていたようにこの映画を観てクヒオ大佐のことを好きになればいいと思います。松雪泰子、満島ひかりや小嶋の演技に注目です。あとちょっと対米関係について考えて貰えれば!!
堺さんの表情最高!
堺さんのくるくるかわる表情に釘付けになりました!映画自体は何路線なのか、よくわからなかったような気がしました。とても不思議な映画です。
3人の女性がでてきますが、2人ぐらいにしぼって、もっとクヒオ大佐の心情を吐露する部分や幼いころのことを深めてみてもよかったのでは?監督が何をねらっていたのかがよくわかりませんでした。でも、堺さんの演技力としのぶの弟役を演じた新井さんがよくて、楽しめました。おすすめです。
詐欺は大罪 クヒオ大佐
すべてを笑い飛ばす勢いのある映画ではない
実話が元ネタの詐欺話なので
だまされる立場にたつと、ツライ
詐欺話は、詐欺の華麗な内容に舌を巻いて
『これならだまされても当然だ』と
誰もが感服するところに面白さがあると思うが
この作品は、そこのところは逆のアプローチ
『こんな幼稚な方法なのに騙されるなんて』
『笑っちゃう』べきなのだが
騙されるほうが、あまりにまじめで
一般庶民なので笑い飛ばせない。
取るに足らない政治家や、悪い人間を騙すのであれば
多少スッキリするだろうけど、
それじゃ普通だから面白くないんだろうなあ。
騙されて、詐欺だと分かったとしても
それでもなお詐欺師を好きでいられたのなら救いはあるかも
現実の話でもそうであってほしい。
いやいや、それは騙されつづけているだけ?
どう転んでも救いはないの?
全14件を表示