インセプションのレビュー・感想・評価
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多分何度観ても面白いはず
10年前の作品だが、こういう設定のアクション映画は初めてなのでとても新鮮だった。同じことを別の作品でやろうとしても相当に困難だろうから、おそらく唯一無二の作品なのだろう。
出だしからして難解だ。歳を取った渡辺謙?、いやデカプリオは若いけど?、若い頃の渡辺謙?、デカプリオはあまり変わらないような?などと思いつつ、前知識ゼロだったので何のことかさっぱりだったが、映画はそのへんの説明を後回しにして問答無用の戦闘に突入する。
エレン・ペイジ演じる女子大生アリアドネのリクルートに絡ませて夢と現実の行き来と夢のコントロール、それにクスリの働きを説明する構成はとてもよく出来ている。理論にはやや無理があるので完全な理解は不可能だが、要するにそういう設定なのだということは理解できる。
意識:無意識の割合は1:数万と言われているから、人間の脳の働きの殆どは無意識である。夢は大部分が無意識で、殆ど目が覚めたら忘れてしまっているが、中には印象的な夢もあって、家族に話したりすることがある。それは夢の中に意識が入り込むことがあるからだ。そもそも意識と無意識の境界線は曖昧で、同じ脳の働きだから日常的にオーバーラップが起きている。夢は意識の領域とも無意識の領域とも言い難いのだ。
しかしそんなことを考えているうちにストーリーはどんどん進んで、理由も疑わしい目的のためにプランを立て、仲間を集めていざ実行となる。エビデンスよりもアクションということで、ヒエラルキーのように上から下へ影響を及ぼす複数の世界でそれぞれがそれぞれの役割を果たす。登場人物の役柄が立っているからちゃんと区別しながら鑑賞できるところもよく考えられている。
世界観や善悪などを考えないで、この不思議な作品のアクションを単純に楽しむのがいいと思う。ハラハラ感もドキドキ感もワクワク感も十分にある。多分何度観ても面白いはずだ。
見てみろ、とぶぞ
あーあ、面白かった。序盤の説明が長くて難しくて気持ち離れかけたけど計画実行からの展開がもうただ面白くて、、没入しました。夢の階層を行ったり来たり、重力ぐわんぐわん、あれ?大麻吸ったっけ?てなりました。あとエレン・ペイジがベリベリキュート。
一番好きな映画という問いにいつも思い出す作品
そんなに何度も見直してはいない。
長いし壮大だし、のめり込みすぎて疲れるから。笑
でも本当によくこの壮大な構想をまとめて映像にしてくれたな、と感嘆しか生まれない
現実から入り込む裏側世界という私の好きな設定、これを見るまではマルコヴィッチの穴を例に挙げていたがこれには叶わない。
さっぱり理解できなかったのに面白かったと思ったのは初めて
IMAXで鑑賞したけれど、予備知識はゼロ。最初から最後までストーリーがさっぱり理解できず。なぜ一人ずつだけ以前の夢の中に残っているの?そこでの役割は何?死んだら一つ前の夢に戻れるのだから助けずほっておけばいいんじゃないの?先の夢に進んだ他の人たちは何がしたいの?で、これは一体誰の夢?なんでコブの夢じゃないのにモルが登場してくるの?等。でも、とても面白い。ストーリーが全く理解できてないのに面白いという経験は初めて、というか今後もありそうにない。
ところで、渡辺謙ってハリウッドでもすごかったのね。エンドロールでもデカプリオの次にクレジットされているやん。あと、アリアドネ役のエレン・ペイジという女優さん、どこかで見たことが有る、どの映画だったのか、ずっと映画館からの帰り道に考えていたけどわからず。帰ってウィキペディアで出演映画を調べてみても見たことのない映画だけ。非常にもやもやしていたけど、突然判明。卓球の伊藤美誠選手と勘違いしてた。結局出演者で知っていたのは、デカプリオと渡辺謙だけでしたというオチ。
コマ(トーテム)は止まるのか?
何層にも重なったドラマを見事にまとめた大作と言っていい。
あんなにとっ散らかった荒唐無稽な設定を演じる方も大変だと思うが、やっぱり監督の才能なんだろう。
最後の独楽の動き、途中でエンドロール。タルコフスキーのソラリスを思い出したが巧い終わり方。後味がSFぽくていい。
長く真っ当に見ていなかったことが悔やまれた。
TVで見たことは有るが頭に入ってなかった。たぶん集中度が違うのだろう。
ノーラン作品の中ではそこまで不可解では無いかなー
2010年の公開当時、映画館で観たときには難解で理解に時間がかかった記憶ばかりが残り、ストーリーの記憶なんてほとんどなかった。(我らがケン・ワタナベ演じるサイトーがこんなに終始出っ放しだったという記憶も無かった💦)
10年ぶりに改めて観てみたら抱いていた難解なイメージは払拭されて、意外とすんなりわかり易い感じで良かった🍀
とにかくアーサーとイームスの大活躍を讃える映画でしょ、これは。面白かった✨メメントも久しぶりに観たいな❤ ❤ ❤
入れ子構造、メタ認知
INCEPTION
インセプション
潜在意識は、人間の無意識な行動選択・行動決定に深く関わっているという。
「潜在意識への介入と、それを操作する試み」といえば、映画もまた、人間の眠る意識を呼び覚まし、ガイドする。
映画作家は、自分が抱く「イメージ」を映像として固定する。
映像が、視聴者の「イメージ」を深く呼び起こすほど、映画と視聴者とのあいだに発生した共振・共鳴は大きい。
より"moving"な作品を製作することは、映画作家にとって1つの目標である。
映画作家が"moving"な作品の設計に取り組むように、本作の主人公は「個人を動かす夢」を体験させようとする。
"INCEPTION"は、「人間の行動に変革をもたらす夢」を見せる主人公の姿を通じ、観客の心を動かす取り組みだ。
この入れ子構造に気がつく時、私たちは「映画を観ている」自分自身を俯瞰する。(メタ認知)
そして、映画には登場しないはずの映像作家の姿が浮かび上がってくる。
他人の夢に侵入してみたい。
他人の夢に侵入して記憶を盗んだり植えつけたり、夢の世界を設計できたりという設定が斬新で面白いです。
夢の世界の構造やルールや展開は複雑でしっかりと観ていないと置いていかれるかもしれません。しかしそれらを理解できたら面白いと思います。
最後のコマのシーンの世界は現実と信じたい。
ノーランが描いた壮大な騙し絵
予習なく鑑賞に臨めば撃沈必至
かといって予習し過ぎると、映画というドキドキ感を味わう醍醐味が削がれてしまう。作中にタネ、仕掛けが張り巡らせてあり全部回収するには2度観、3度観が必要だと思います。
また、ラストシーンは夢なのか現実なのかいろいろご意見があるようですが、それは重要なことでしょうか?
人間はいつも夢をみていたい生き物なんですよ、心が満たされていれば、コマが回ろうが止まろうがは重要なことじゃないと思いますがね。
3層構造の夢と現実
見終わった後、夢から醒めたような気持ちになった。
もちろん、夢とわかっている夢なのだが。
エレン・ペイジはなんかここでは、ハマらない役?に感じた。
ディカプリオはこういう役良いです。
渡辺謙は不思議な雰囲気出ていたが、ちょっと迫力不足。
アクションシーンや夢の中の何でもあり感がすごい。
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