インセプションのレビュー・感想・評価
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この場は現実なのか夢なのか
ノーラン作品で今のところ一番好きかも。
夢の中の夢の世界を誰しも(?)想像はするけれど、それを映画として巧みに表現できるのはノーランにしかできないのかもしれない。あ、今敏や鈴木清順がいましたわ。
「親子の別れ」がトラウマになっているのは、『インターステラー』と同じだし共通の主題系があるのは面白い。後はホテル/の部屋やエレベーター、車内、病室、ミニチュアハウス、金庫など囲われた存在物や空間が頻出するからそれもノーランの好きなものかと推測する。
夢や無意識、トラウマなどを扱っているから精神分析から学術的に考察する余地はあるし、現に誰かがやっているとは思う。けれどそれらの主題系が映像表現のギミックとなり、エンタメ化に傾倒し過ぎな気もするから、学術的に正面からアプローチされることはないんだろうな…それは少し悲しいが、娯楽作品として十分に面白いから満足です。
ノーランにとって「ホーム(≒故郷)に帰れない」とはどういうことかもう少し考えたい。だがこの思考している場は現実なのか夢なのか?私もトーテムをつくる必要がありそうです。
「夢の世界」の表現が素晴らしい。
◯作品全体
夢の中のルールやインセプション成功までの過程は物語が進めば進むほど複雑になっていくが、構成自体はシンプルで理解しやすい。夢の中へ潜る力が冒頭で示され、潜るためのノウハウや基本をアリアドネに教える形で映す。「子供と安全に再会する」という報酬のもと、コブがミッション達成を目指して躍動する。設定とミッション達成条件が明確だからコブとモルの関係性が付け加えられても、物語の終点がどこなのか混乱することなく楽しめた。
「時間」を使ったストーリーや演出に定評のあるノーラン作品。正直、世界観やその世界のルールについて行けてないときもあるんだけど、今回モチーフにしている「夢の中」はすごく身近にある題材。時間の過ぎる速度や夢か現実かわからなくなる状況は、肌感覚で理解できるのが良かった。
個人的に一番面白かったのは、夢の中の夢が深くなれば深くなるほど一つ前の夢では時間がゆっくり流れるというルール。夢の中の時間が凝縮されていることは誰しも体感したことがある感覚だ。フィクションであれば変幻自在にデザインできる夢の中に、自分たちも経験したことがある夢の中のルールがあることで、画面内で起こる「異常」に説得力が感じられた。
モルの亡霊が付きまとう真相の描き方は思わず膝を打った。インセプションは本作の達成目標として設定されているため、具体的にどれほどの影響を及ぼすのか物語から実感することは難しい。だが、コブがモルへ「これは現実ではない」というインセプションを行い、その結果モルが自殺してしまったというエピソードはインセプションの重大さを示す真相として十分だ。「心の傷が夢に出てくる」という、こちらも誰もが体験したことがある要素で表現しているから、コブの心情を理解しやすかったのも世界観の巧さが光る。
「夢オチ」という言葉がある。物語が夢の中の話で、実際にはなにも起こらなかったという薄っぺらさとオチの安っぽさを批判する時に使われがちだ。本作も登場人物たちが夢の中で切った張ったのアクションを繰り広げるあたりは「夢オチ」と同じような気もする。しかし薄っぺらさや安っぽさを感じないのは、本作の夢の世界が我々の見る夢の延長線上に置かれ、その「夢オチ」は人の価値観と人生を大きく変えるものとして特殊な説得力を持っているからだと感じた。
〇カメラワークとか
・序盤の街がめくり上がるところとか鏡を使って道を作る描写はおおっとなるけど、終盤の夢の世界は地に足付いたアクションシーンで「アカデミー賞視覚効果賞作品」としては少し右肩下がり。設計士・アリアドネをもうちょっと上手く活かしてほしかったような。
〇その他
・無事にミッションを成し遂げた機内のシーンは必要以上に芝居せず、短い時間にしているところに「去り際の美学」が感じられて良かった。「夢オチ」特有のあっけなさ、みたいなのを巧く活かしているようにも見えた。
・急造チームにしては出来過ぎな連携に見えなくもなかった。地味に大活躍してるイームスとか、バックボーンがもう少し見たかった。ノーラン作品って主要キャラ以外の描写は結構バッサリ行く気がする。
天地創造をする感動
映画が好きになったキッカケの映画です。
大ファン過ぎてレビューが書けずにいましたが、今回久しぶりに劇場で観てきた勢いでレビューします。
2010年、2018年(ピカデリー10周年リクエスト上映)、2020年mx4dで観ました。
はじめて劇場で観たとき、夢の中の街作り(設計)に魅了されました。
空にビルを創り車を走らせ「天地創造だわ」というセリフに何度観てもワクワクします。
モルとコブの愛の深さやすれ違い、夢と現実が分からなくなって、夢を真実と信じ込む危うい感じも。コブとサイトーが戻れるのかどうかという盛り上がりからの目覚めシーンの場面転換はまさに「緊張の糸がプツっと切られた」ような感覚、そしてラストどちらなんだという余韻。すべてが完璧!!
深い眠りに入って深く、さらに深く潜っていくさまは、隠し事が出来ないような裸にされるような感覚です。わたしは簡単にエクストラクトされるでしょうね。そして、いくら他者を、愛を求めても、人は孤独だと感じます。物哀しく、だけどそれが美しい。
そして鑑賞後の感想は、
現実世界で正しいことをして、自分に嘘をつかないように真摯に、明るくたのしく生きていこうと思う。
でも、暗い。暗いよ。
コブとモルの哀しいストーリーも、ロバートがインセプションによって父に対して心を癒やされること、夢の世界に潜る設定、夢を創造する設定、アクションの魅せ方(エクストラクトに対する訓練(潜在意識の武装化)、時間の経過のちがい)などなど…
10年前観た時は、全てを理解は出来なかったけど、見事な設定・構成・演出にしびれて、作品を創造することの凄さ素晴らしさ、映画の可能性に感動をしました。
8年後に観た時は、ただただ哀しかった。
10年後(今回観た)の感想は、厨2感。暗っっ。「死にたい」とか「生きててもたのしいと思えない」と言う病んでる人間が浮かびました。
う~ん、批判じゃないのだけど、違った見方?感じ方になりました。
自分がコブの立場だったら、コブのようにあんなに強くなれるかな
【劇場鑑賞1時間後】
絶望感に浸ってます(笑)
夢の中に行きたい、居たいと思ってます。
上に書いた「明るくいたい(明るくたのしく生きていこう)」と思うのは本音だし目標だけど、そうやっていかなきゃつまらないし自分が壊れてしまうから。
でも、ちょっと溺れる風に浸るくらいなら気持ちいいw
「インセプション」やっぱすごいです
ところでアイデアは盗んだの?
ダークナイトは寝た
メメントはDVD途中で返した
パチーノのやつはロビンウィリアムズの変態役に複雑な思いをしたぐらい
でインセプション。
もう始めから乗れてない。夢なんだからはちゃめちゃじゃダメなの?
整合性にこだわってもいいけど、動機がつまんなすぎるので、
何やってんの、この人ら?とふっと思えちゃうんだよね。
「次は食品売り場になります。ここではポイントが2倍になります」
って絶えず説明しているし、映像もどきどきしませんね。
ラスト含め全部コブの夢落ちでいいんじゃん?
Dream like Reality
Over the years I've had unsure attitudes to Inception. Ten years later, it stands well in the test of time. The business conglomerate heist is not very interesting at its core, but I had been overlooking Cobb's personal motivations for taking on the job, intricately woven throughout the entire plot. I hope a Waking Life-style animated version of this film can perfect the dreamlike qualities.
IMAXの没入感で、夢→夢→夢の3層構造のドリームアクションを堪能
劇場公開時に見て以来、IMAXで再見。10年前の映画とは思えないぐらい、フレッシュな感覚で見ることができました。「ダークナイト」「ダンケルク」のようなフルサイズ(画面比率1.43:1)にはなりませんが、IMAXの音響効果が絶大で、約2時間半の上映時間が気にならないぐらいの没入感がありました。
3層構造の夢を舞台にしたアクションドラマを、エンタメとして可能なかぎり分かりやすくビジュアル化しているのが素晴らしく、派手なCGに頼らないオーソドックスな手法でそれを表現しているのが凄いとあらためて思いました。カフェで夢の世界が正体をあらわすシーンや、回転するホテル内でのアクション、印象的なラストシーンなど、10年ぶりに見ても鮮烈に覚えている場面がいくつもありました。
解説書を読みたくなるゲーム、みたいな作品
物語は、大きく2つに分けられていて、
全編150分のうち、最初の60分は、
主人公たちが普段行っているお仕事のお話。
すなわち、夢の中に侵入し、アイデアを盗むお話。
加えて、夢の中に入るという、
特殊な才能や世界観の説明、ならびに、
主人公たちの背景の説明時間帯になっている。
一方、残りの90分は、
この作品の本筋部分にあたり、夢の中に侵入し、
アイデアを植え付ける、お仕事のお話になっている。
で、この作品が難解だと言われる原因は、
前半60分のストーリーが、理解しづらい点にある。
そして、前半60分は、
泥棒のターゲットだった渡辺謙が、
後輩90分では仕事を依頼するクライアントや、
行動を共にする仲間に変化し、別のターゲットに、
植え付けのお仕事に転換されている点だ。
そうなったのは、前半で主人公達が仕事に失敗したからである。
この本筋までのストーリーが急展開である事と、
夢の中に入り込むという特殊な設定、
さらに、夢のまた夢の中に入る、
という複雑な多層構造の構成。
これを何の知識や予習無しに、
60分で理解することが、かなり難しいのだ。
テレビゲームでいうと、世界観を作り込んだRPGのシリーズモノを、
初めてプレイする時に似ている。
解説書を読みたくなるような、RPGゲームなのだ。
実際、私もこの映画、
映画館で鑑賞したら、睡魔に襲われるか、
離脱するしかなかっただろう。
サブスク配信で鑑賞し、訳が分からなすぎて、
一時停止させ、ネットで「解説書」をカンニングしたから、
なんとか全て、観ることができた。
ちなみに、後輩90分はアクションもストーリーもかなり面白い。
そして、緻密に作り上げられた、
脚本や世界観の構築に、驚嘆するはず。
前代未聞で、とんでもない映画である事を、
徐々に理解せざるを得ない。
加えて、主人公と妻とのトラウマ的な、関係性や影響も、
話の中で随所に、横入り的に加わってくるので、
話を複雑にする要因になっている。
M1グランプリでたとえると、和牛の傑作ネタみたいな映画だ。
和牛の漫才は、掴みの最初の笑いまで、
時間がかかるネタが多いのだが、
終わってみれば、見事な伏線回収の傑作揃い。
インセプションも、見事な構造の作品なのだが、
掴みまで長く、かつ、難解なので、
そこをどう受け止めるかで、
観客側の感想も変わってくるだろう。
とんでもないものを観てしまったと、驚嘆と賛辞で褒め称える人もいれば、
掴みの部分の難解さで、
鑑賞脱落したり、好みではないと判断する人がいるに違いない。
ちなみに和牛の場合は、あれだけ傑作ネタを揃えても、優勝できなかった。
私も、知れば知るほど、インセプションは凄い作品だと思うが、
解説書を、カンニングしたという部分に、
どうしても、罪悪感と、勿体なさが残る感想になる。
ただ、一つだけはっきりと言えるのは、
1度目よりも、2度目に観たほうが、
良いと思えるだろう。
心地良い緊張感の絶え間ない楽しさ
オリジナル脚本としてノーラン監督が生み出した空間・時間・深層心理などを頭の中で分解構築し、脚本に落とし込んだものを映画としてビジュアル化した今作は非常に楽しかった。
渡辺謙さんも思った以上に重要な役回りで、超難関ミッションに立ち向かう者同士の利害の一致、そんな中でもチームにハプニングが起きても裏切りや暴走をせずプロフェッショナルに遂行しようとする様に感嘆した。
特にアーサーが1つ前の夢で車諸とも海に落下する衝撃をいなすため、一人賢明に計算し冷静に動きつつ敵を排除する姿が格好良かった(ほぼ重力がない状態で)
VFXや劇伴もエンタメ性豊かでした。
アカデミー常連になった視覚効果のポール・フランクリンや音楽を手がけたハンス・ジマーがノーラン監督の期待に応えた結果、誰にも作れないインセプションの世界が更にレベルUPしたのだろうと思う。
テネットをみてからノーラン作品に興味を持ち、2作目にこれ。 テネッ...
超常空間でのアクションが目玉
最近観たTENETと何か似ているなと思ったら、同じ監督さんの作品なんですね。
超常空間での激しく、そして巧妙なアクションシーンが見せ所である点が共通していると思いました。
この作品の超常空間とは、
現実→夢→夢の中の夢→夢の中の夢の中の夢、と
多層構造になっている空間に主人公達チームが乗り込んでいき、
それぞれの層で同時に攻略がなされていくという点です。
順番にではなく、パラレルワールドのように場面が随時切り替わっていきます。
夢の空間の中には敵となる武装勢力がいて、銃撃戦や、時には重力の法則が歪んだ場での格闘戦があります。
ストーリーは細部までは練られていないSFのようなものだったので、
物語や、全ての設定に繋がりや意味や根拠を求めていると破綻してしまいますが、
見どころは飽くまでアクションシーンであると割り切れば気軽に楽しめるのではないかと思いました。
今日、徐々に広まってきたバーチャル空間やメタバース等の仮想現実で生活を続けることで、
どちらがリアルなのか区別がつかなくなってしまう事への警鐘も鳴らしています。
少し前の映画ですが、今になって観ることも大いに意味があると思います。
金かけすぎ
夢だけでこんなに壮大なSFになるとは
壮大で練られたSFだったが刺さるほどではなかった
というのも一回しか観ておらず理解してないせいだと思いますが
「夢の中だから何でもできる」言うほどなんでもできない
「夢の中で夢をみさせる」装置は再現できても薬の再現とか、いやそもそもそんな装置を再現できるならもっといろいろ再現できたような気が。
夢の中で夢ってのも設定だからと割り切ればいいんですけど、それは上下移動じゃなくて横移動なのではとも思いました。
何百何千と深くダイブしているならまだしも数回潜っただけなら回数くらい覚えとけよとも感じた。
サトウさんそこまで覚悟とパワーがあればそんな姑息なことしなくても潰せたんじゃないのではとチラチラ思ってしまいました。
夢を現実と思っている
過去に、レンタルで観ました💿
クリストファー・ノーラン監督ならではの映像表現が冴え渡ってましたね🙂
何が何だか分からない部分もありましたが、豪華キャストでこのクオリティの映画を作る手腕には脱帽します。
ドムを演じたディカプリオ始め、サイトーには渡辺謙、チームの副リーダー的な感じのアーサーにはジョセフ・ゴードン=レヴィット、ドムの妻モルにはマリオン・コティヤール、アリアドネにはエリオット・ペイジ、イームスにはトム・ハーディ、ターゲットのロバートにはキリアン・マーフィ🖐️
それぞれ見せ場があり、どのキャラクターも立っています。
イームスはかなり強かったですしね💪
コマが回り続ければ夢、途中で止まれば現実という掟の中、あのラストシーンが議論の的になるのは当然といえるでしょう🙂
私は…現実派です🤔
ノーラン監督が好きな方は是非🖐️
60点
映画評価:60点
何度か寝落ちして、
何度も見返して、
何日もかけて、
ようやく見終わりました。
寝落ちしたのは、
決して詰まらなかったからではなく、
いきなり専門的な話しばかりだったので、
理解する前にどんどん進んでいく
そして、銃撃戦。
内容理解してないのに、
アクションを見させられると
銃撃音が子守唄になって寝落ちしちゃうんですよね………。
そうして、ようやく見終わりました。
とても興味深い内容でした。
夢の中の、夢の中の、夢の中の、夢の中。
段々深く潜るにつれ、
壊れやすく、バレやすくなっていく。
その深層心理に呼びかける事で、
ターゲットに新しい意識を芽生えさせる。
わかりやすく言えば、
そういうストーリーでした。
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ここからはネタバレとか含めて
私なりの考察を書きます。
読みたい方だけ読んで下さい。
ラストのトークンが回っていたシーン。
これは間違いなく夢の中を意図しています。
そのワンシーンを残したのは、
監督なりの意味があったんだと思います。
私がこの作品に
あのラストシーンを残すなら、
こういった背景を用意します。
コブは意識不明(もしくは植物状態)
この状態を救う(回復させる)べく、
モルを中心に仲間たちが送り込まれる。
ただ夢の中は浅ければ浅いほど、
夢の中だとは気が付き辛く、壊れにくい。
そのため、あの手この手でコブを救おうとするも
いつも救いきれなかった。
それはコブ自身に呪縛(インセプション)がなされているから。
"ここで死んだら二度と目を覚ます事がない"
コブはその認識に逆らえない。
そう認識してしまっているから。
だからモルが飛び降りるシーン。
とても疑問でした。
「一緒に来て、私を信じて一緒に飛んで」
こんなセリフを現実のモルが言うでしょうか?
この世界から解き放ちたいモルの虚言ではないでしょうか?
コブは一度虚無に落ちている。
これが今も続いているのだとしたら?
可能性は無限大あります。
正解は作者しか知りません。
こういう考察楽しいですよね。
【2024.8.7観賞】
夢の中だったら
夢は3秒くらいがちょうどいいです
確か「リアリズムの宿」のテーマで、くるりの曲に『3秒間だけの旅も、、、』とあったと思い出しました。
今さら有名作を観させてもらいましたが、長い!
もう途中でストーリーとか理屈とかを考えるのを止めました。こんなの観た方はちゃんと理解して、ヒットしたんでしょうか。夢はもっとシンプルに描いて欲しいです。
レオ様もまだ若いし痩せている。逆にマイケル・ケインとかまだ現役だったのかと驚きました。
わたしは、洋画はアカデミーとか話題作とかヒット作とかを全く追いかけてません。それで、コロナの時「コンテイジョン」という作品をまあ時節に合わせて観て、なんか観たことある女優がいるなと調べたのがマリオン・コティヤールでした。そうだよ「Taxi」だよと、で、その後アカデミー女優にまでなったと知ってめちゃくちゃ驚いたのを覚えてます。あの役からどうやったらアカデミー女優にまで出世できるんだと。才能と努力でしょうか。
タイトルなし(ネタバレ)
クリストファー・ノーラン監督の作品の中でも僕の中では最高傑作です!
人の潜在意識の中に入り、アイデアを盗むというこの発想がまず凄いのと想像を超える迫力ある映像に感動しました。
一番好きなシーンは、トラックが橋から落ちるシーンで、一瞬かもしれませんがあの中にこの映画の醍醐味が詰まっています。
何度も観たくなる映画です。
超高度なクロスワードパズルというかテトリスというか・・
再視聴となるが、前回よりはもしかしたら理解は深まったのかもしれないが、それでも完全には合点できなかったといわざるを得ない。
これはもうノーラン作品全体に対する負け惜しみとなるけれど、何れの作品も「完璧な予定調和」すぎて、それを解する人間には知的好奇心が満たされるのだろうけれど、何となくの曖昧な理解のまま見進めた人間には何ら得られるものはなく、高度なギミック以外の「人間ドラマ」に関しては総じて希薄でインパクトが弱いものだから、エモーションの満足さえ得られないまま「くすぶり」しか残してくれない作品群という位置づけになってしまう。悲しいことに・・・
まっ理解できず、合わない映画はどうしようもないので、ノーラン作品の再視聴はもうやめにしたい。新作が出たら見るけどね笑。
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