ラッシュライフのレビュー・感想・評価
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ざんねんな◯◯事典 どうしてそうなった⁉️
外出自粛の期間、好きな作家の新刊を楽しむ一方で、小中学生などにも話題の本を読んでみました。
『ざんねんな いきもの事典』
おもしろい!進化のふしぎ
どうしてそうなった⁉️
(サブタイトルというか表紙の惹句です)
たとえば、ニュージーランドの森林に生息する〝カカポ〟という鳥。
100万年ものあいだ、天敵となる生物がいなかったため、全長60センチ、体重4キロにもなるほど巨大化したのですが、逃げなくていいので、筋肉は退化し、脂肪がたくさんついてしまったそうです。人間が持ち込んだネコやオコジョにも対抗できず、絶滅の危機にある、というからなんとも気の毒な話です。
※オコジョって、私は知らなかったのですが、ネコ目イタチ科のとても愛くるしい動物でした。
以上、映画の内容とはまったく関係ありません。
ただ、『ざんねんな映画事典』というのがあったら、この作品も載っていておかしくないな、と思っただけです。
伏線を回収すると期待しただけにショックがでかい
大きく4つのパートに分かれ、それぞれの人間の人生を描いていた。
犬や河原崎、黒澤など少しずつ繋がってそうなところはあったが、伏線回収とは言い難い気がする。
全体の物語を映画見た後に調べて読んでみたが、映画では描かれていないところ、あるいは描かれているけど読み取るのは困難すぎるところがたくさんで、伏線のない物語を4つ見た感がすごい。
フィッシュストーリー的なものを期待していたので、比べるとショックがでかい。
原作至上主義では無いけれど…
原作伊坂幸太郎。
原作を読んだのは3〜4年前か。初めて読んだ伊坂作品だった。
かなり面白く読んだのだが、至る所に偶然性と、かなり強引に辻褄を併せるところにはびっくりしたものだった。
映画に関する供述も在って、原作者が青年時代にシネアストだったのだろう…と思える箇所も在ったと記憶している。
今回、学生達が実際に映画を製作・宣伝・配給するとゆう初の試みがなされているのですが…。
完成品を観た原作者は果たしてどんな感想を持った事だろう?
私は原作至上主義では無いが、その中身の“改悪”振りにはただ唖然!
いや!概ね原作に沿った作り方だったとは思うのだが、登場人物達1人1人の物語が、1つに纏まる時のカタルシスが全く無いのは致命的と言えるのでは?
1人1人の物語を、それぞれ脚本・監督を別々な人物に担当させた弊害がもろに露見している気がしてならない。
〜餅は餅屋〜…って事でしょう。
(2009年6月26日新宿バルト9/スクリーン3)
原作は、相変わらず好き
原作は短編集。イカした空き巣泥棒、新興宗教に堕ちる若者、欲にまみれたカウンセラー、全てを奪われた画商、リストラされたサラリーマン。これらの話がそれぞれ薄く繋がって、金持ち画商のエピソードに結びついていくわけです。こういう薄いハッピーエンドっていいですね。人生、このくらい、重くないハッピーエンドの連続なんじゃないかなって思います。それは、原作の妙であり、原作が好きな私の補正かもしれませんが。
映画としては、いまいちでした。
俳優陣は豪華なのに、上滑りしているというか。小説で味わえる理不尽さやそれに対する怒り、逡巡や感動が、本来カットや演技で見せられるはずなんですが、深いところにもっていきすぎましたかね。河原崎の歩くシーンとか。それぞれの物語の関連性も、あっさりしすぎててわかりにくいし。きっと、メリハリがないんだと思います。特に私の好きな宝くじのくだりは、あんなにあっさりではなく、もっともっとためて大げさにしてもいい。
って、作れる腕も時間もないですが、勝手な観客の戯言として。
猫に小判
ゴールデンスランバーでの伊坂、堺のコンビが面白かったので期待して鑑賞。
だが見始めてすぐに感じた、、これは酷い。
と思ったら東京芸術大学の学生が全面的に製作関与。
ある意味で納得。
ここで疑問に思ったのはなぜ伊坂の作品を学生で映像化させてしまったのか。
東京芸術大学だろうがなんだろうが学生は学生であってプロではない。
こういう事になることは想像できたはず。伊坂ファンや映画ファンを完全に失望させた。
学生は黙って学内で完全自主製作映画を作っていればよい。
スポンサーもなぜGOサインをだしたのか甚だ疑問。そして俳優陣も経験のある人間が多い中
なぜ学生映画にそろって出演をOKしたのか。
東京芸術大学は映画界にそれほど強い「コネ」を持っているのか。
外に出していいレベルではない。
久しぶりに強い憤りを感じた。
伊坂の原作という事で1.5。でなければ0。
手ぶれ防止装置をONにして!
原作伊坂幸太郎映画の中では、一番つまらないですね。
別につながっててもつながってなくても全然関係ないし
(これは原作の問題かな)
わくわくしたり、びっくりしたり、とか、物語を感じない
いくら、堺雅人+伊坂幸太郎でも、これじゃ~Cランクですよね
最初ストーリー、わざと手ぶれさせるのやめなさい
クローバーフィールドじゃないんだから、悪酔いしちゃうよ
これは酷かった。。。
正直、学生とプロの違いをまざまざに感じさせられた作品です。
東京芸大の学生が伊坂幸太郎の同盟小説を映画化したわけですが・・・
とにかくつまらない。
まともに観れたのは、堺さん演じる「黒澤編」だけでした。
何を伝えたいのか目的も分からないし・・・
エンターテイメントとしても面白くないし・・・
観る側に何かを感じさせてくれるわけでもないし・・・
辛口になりましたが、学生ってこの程度なの??とがっかりしました。
期待していただけに・・・
前売りを購入して楽しみにしてた作品でしたが、
とても残念な内容でした。
堺雅人さん演じる、黒澤の話は
堺さんの演技や原作の作中でも比較的、明るめのストーリーの為か楽しめましたが・・・
他のストーリー部分は眠かったです。
話の繋がりも分かりにくくて全体的に暗い雰囲気が続きます。
DVDであってもあまり、おすすめはできません。
退屈
伊坂幸太郎ファンで観に行きました。
僕にはあまり合いませんでした。
原作を読んだのは1年半くらい前なので内容はウル憶え状態で、原作のことの印象が強く映画は駄目だとかそういうことではありません。
原作ものの映画は基本的に原作と映画とは別物と捉えていつも観ています。
映画が始まってからあまり惹き付けられる要素が無く、観ているうちに退屈になっていきました。
境雅人が画面に映った瞬間にこの映画の雰囲気は変わり、引き締まります。
流石の存在感でした。私的に見所はそんな境さんの存在だけでした。
学生映画ということで荒削りな面もありますが、そこは武器であると思います。
しかしそれをなぜわざわざ伊坂幸太郎作品でやろうとしたかは解りかねます。
職業映画監督が金にはしり作るより、学生の情熱で料理して欲しかったということでしょうか。
隣のカップルは良かった〜と言っていましたが、
僕には合いませんでした。
原作が好きなら小説でとどめておいてもいいかもしれません。
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