劇場公開日 2010年2月5日

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「感涙をしつつ、突っ込んでいる自分もいた」インビクタス 負けざる者たち septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感涙をしつつ、突っ込んでいる自分もいた

2010年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

あの短い予告編だけで
感涙していましたので
泣く気満々で行ってきました。

『シムソンズ』(女子カーリング)
『スクールウォーズ』(高校ラグビー)
『私たちの生涯最高の瞬間』(女子ハンドボール)
『キングコングを持ち上げる』(女子重量挙げ)

小生、スポーツ実話作品は大好きで、どれも感涙。
右手にハンカチを握りしめて上映開始を待ったのでした。

☆彡     ☆彡

いやぁ泣けました
いやぁ感動しました
いやぁ震えちゃいました

ネルソン・マンデラを演じたモーガン・フリーマンが
クリント・イーストウッド監督に脚本を持ち込んだのが製作のキッカケ。

モーガン・フリーマンは
ネルソン・マンデラと友人と言えるほどの
面識があり、彼を演ずるのが永年の夢だったそうです。

南アフリカの夢だけでなく、
そんな役者の夢も叶えさせた作品

そんな映画、なかなかあるもんじゃないと思います(笑顔)

◇   ◇

 門がどんなに狭くても
 どれだけの懲罰が巻物に溢れていようと
 我が運命の主人は我にあり
 我が魂の主は我にあり
             ウィリアム・ヘンリー著「invictus(無敵・不屈)」

単なる成功モノでなく、
明るい部分と暗い部分が、事細かに描かれていました。

国威発揚

国に勇気を与えた。
オリンピックなど世界大会で
一時期この言葉をよく耳にしました。

国をまとめるため、
ただ演説で民衆を沸かせるのではなく
したたかな戦略を立てた上で舵をとる。

ラグビーワールドカップ優勝の裏に隠れた
泥臭くも見える人間&政治ドラマを観ているようでした。

赦し
長きの投獄から大統領へ

この地で今年サッカーワールドカップ開催。
ラグビー同様のサプライズは起きるのでしょうか。

☆彡     ☆彡

2019年日本で
ラグビーワールドカップが開催されます。
サッカー、野球などに押され競技人口は衰退しています。

松尾率いる新日鉄釜石と
平尾、大八木擁する同志社大学が
しのぎを削りあった頃の熱気が嘘のようです。

今作をキッカケに
日本でもラグビー人気が
復活してくれないか、そんな期待も抱いてしまいました。

2019年日本で南アフリカと同じ
奇跡が起こるのを願っています!!

septaka