「実話って感動的~」インビクタス 負けざる者たち bluekittenさんの映画レビュー(感想・評価)
実話って感動的~
試写会だったので期待しないで観たけれど、
非常に考えさせられる内容で、素晴らしい映画だった。
当時の南アでは人種間の問題もさることながら、
アパルトヘイト廃止後の混乱期には色々と問題も多かったのだろう。
ラグビーとどう関わってくるのかは最初は不明だったけれど、
ワールドカップが南アで開催されている時の話だった。
スポーツは人種間を超えて熱狂できるから、
南アが地元開催する事は素晴らしいきっかけだったに違いない。
マンデラが開催国大統領として、スタジアムに登場することも象徴的だ。
しかし、セリフの中で気になる事が。
「次の相手のNZオールブラックスは強いのかい?」
「ええ、昔日本と試合して145対17際試合の記録を作りました」
(間違ったスコアを詳しい方に指摘されてしまいました、訂正後の数字)
そーいえば、そんな事もあったね・・・。
だからって映画で蒸し返さなくたって!
また、マンデラの座右の銘とも言うべき言葉は私たちにも必要だろう。
To be the master of your fate.という感じのセリフだった。
簡単に言えば、自分の運命の主人になれ、
とか、自分の人生は自分で、と色々訳せる。
この言葉に対する訳を自分なりに考察したりした事を含め、
忘れられない映画になった。
人種間の問題は今も根強く残っているとされているが、
今度のサッカーのワールドカップでまた発展して欲しい。
はじめまして。楽しく読ませてもらいました。
その中でひとつ、訂正をお願いしたい点が…。
それはラグビーワールドカップ南ア大会予選リーグでの日本代表とオールブラックスの対戦結果です。
正しいスコアは 145-17 でしたよ!
確かにこの大会で日本はオールブラックスに大敗しました。
私はテレビで見ましたが、悲しいかな実際大人と子供以上の力の差で、ほとんど試合になっていませんでした。
この対日本戦も含めて、この大会でのオールブラックスは決勝戦まで危なげなく勝ち進みました。
そのチームに勝つことがいかに困難なことであるかを具体的に表す例としてインパクトがある数字だったので、敢えてそういう会話が入ってきたのかもしれませんね。
確かに日本にとっては不名誉な記録には違いありません。
ラグビーはこのように力の差がもろに点差に現れるスポーツなので、それだけ格下が勝つ番狂わせが起きにくいのです。
だからより一層、劣勢を跳ね返して優勝した当時の南アフリカ代表の戦いぶりはものすごいことだったのです。